山品山 散策:2021年11月19日(金)
散策情報 [cn494] 山品山
概 要 山品山は宍粟市波賀町にある標高945.8m(点名:山品)の山です。 引原ダム側からも登れるようですが、今回は西側を通る音水林道にある東屋の辺りから管理歩道に入り、 少し進んだ所から尾根に取り付いて主尾根に出て山頂へ向い、南西にある930m峰を経て音水林道へ降るルートを歩きます。
起 点 宍粟市波賀町 音水地区
終 点 宍粟市波賀町 音水地区
ルート図 音水地区…東屋…尾根取付…主尾根…山品山…小峰…930m峰…大岩…下山地…音水地区
所要時間 3時間40分
歩いて... 明瞭な登山道はなく標識類もありませんが、ルートを示していると思われるテープが所々に見られます。 藪漕ぎするような所はありませんが、登り尾根は急傾斜になっていて、四輪駆動での遅い登りとなりました。 山頂の回りには樹木が茂っていて眺めは良くありません。 降り尾根は伐採木が散乱して歩き難くなっています。
関連メモ 今のところ、関連メモはありません。
コース紹介 マップ類】 【スライドショー
音水地区
養父市大屋町を通る県道48号で若杉峠を越えて国道29号に出て南下していきます。 水位がかなり下がった音水湖畔を進んでカラウコ橋まで来ると、目の前に引原ダムがあります。 チェーン着脱場のすぐ先にある音水口バス停まで来て、右へ戻るようにして分かれていく道に入っていきます。 ダム下流公園への道を右に分けて音水橋を渡り、音水公民館を過ぎていきます。 引原ダム取水口隧道敷を過ぎて地道になった音水林道を進んでいくと、 明神滝への入口の手前が広くなっています。 林道は更に続いていますが路面状況が分からないので、ここに車を止めて歩いて行くことにします。
音水林道を歩き始めると、すぐの所に明神滝への入口があります。 脇には「明神滝」の案内板があって、傍に「波佐利山登山口まで7km」の標識が立っています。 右・左と大きく曲がりながら続く林道を登っていきます。 路面はそれほど荒れておらず傾斜も急ではなく、最低地上高の高い小型車なら通っていけそうな様子です。 左下にある砂防ダムを過ぎていきます。 程なくして尖岩の脇を過ぎていきます。
明神滝
ひっそりと、静かな涼しい明神滝へは、ここから左へ歩いて下さい。
あなたの自然です。 いつまでも大切に。
ゴミは持ち帰りましょう。
波賀町・波賀町観光協会
切り立った岩壁が続く林道を進んでいきます。 左下を流れる音水川の心地良い水音を聞きながら進んでいきます。 明るい所まで来ると小祠があります。 少し先にある木製の砂防ダムを眺めながら進んでいきます。 「安全速度20」の道路標識を過ぎていきます。
自然を大切にしましょう
ゴミ・アキビン・アキ缶等持ち帰りましょう。 不法投棄は法令により罰せられます。
兵庫県国定公園環境整備連絡協議会(宍粟市)
岩盤が剥き出した音水川には小滝のよなものが多く見られます。 丸い石を積んでコンクリートで固めたような第一コンクリート谷止工の袂を過ぎていきます。 沢が合流している所を過ぎていくと、残土のようなものが積まれている所に出ます。 右の斜面には岩がなくて歩けそうな様子なので、 下山時にはこの辺りを目掛けて降りてくることにします。 少し進んでいくと、左を流れる音水川にが架かっていて、 右へ戻るように続く作業道も見られます。 ここは、正面に続く林道を更に進んでいきます。
東屋
僅かに水が流れる谷筋の前を過ぎていきます。 「巨樹・銘木 モミ」の小札が立つ大きな樹木の袂を過ぎていきます。 左に広い所が見えてくると東屋が建っています。 駐車地から38分ほどの所になります。 少し先に架かる橋の手前には「音水103林班管理歩道」の案内板が立っています。 案内図も載っていて管理歩道も描かれているようですが、剥げて分からなくなっています。
巨樹・銘木 モミ
しそう森林王国・兵庫森林管理署
音水103林班管理歩道
ようこそ森林へ!!
ここは国有林です。 この管理歩道は、かけがえのない天然林の保護育成を進めるためのものです。
森林はみんなの宝です。 みんなで大切にそだてましょう。
・ゴミは持ち帰ろう!
・草木石などは摂らないで!
・タバコは投げ捨てないで!
※大雨時は危険ですので通行を禁止します。
近畿中国森林管理局・兵庫森林管理署
尾根取付
音水林道と分かれて、案内板の右に続く管理歩道を進んでいきます。 途切れながら続く横木の階段を曲がりながら登っていきます。 右・左と曲がりながら雑木林の斜面を登っていきます。 合わせて6回曲がりながら登って傾斜が緩やかになると、倒れた赤頭L字柱があります。 案内板から6分ほどの所になります。 管理歩道はこの少し先で降り坂になるので、緩やかに見える右の斜面を登っていきます。
登り始めると、緩やかに見えた斜面も思いのほか傾斜が急です。 その上、前日に雨が降ったのか少し地面が濡れていて滑りやすくなっているので、 木の根や幹など何にでも掴まりながら四輪駆動で登っていきます。 しばらく登っていくと桃テープが巻かれた樹木が見えてきます。 登山ルートとして使った人がいるようで、少し安心します。 間隔は長めですが、この先にかけて続いているので、前方にあるテープを探しながら登っていきます。 やがて傾斜が少し緩んだ尾根になります。 すぐに傾斜が増してくるので、脇の樹木に掴まりながら登っていきます。 枯れ始めた紅葉を眺めながら急斜面を登っていきます。
また桃テープが巻かれた樹木を見かけて、安心しながら登っていきます。 左の先に見える桃テープに向って、斜面を斜めに登っていきます。 桃テープを過ぎた先を、少し右へ曲がりながら登っていきます。 落ちている手頃な枝を杖代わり(*)に使いながら登ると、滑り難くなって楽に思えます。 大きな木が何本か生える所まで来ると緩斜面になります。 尾根取付から44分ほどの所になります。
*登山用のストックを使うのをお勧めしますが、 デジカメを片手に持って写しながら歩いているので、通常は邪魔になるストックは車の中に置いたままにしています。
また傾斜が増してくる斜面を登っていきます。 少し右へ曲がりながら登っていくと、また桃テープが巻かれています。 次第に傾斜が緩んできて、樹木などに掴まらなくても登れるようになります。 歩き易くなる斜面を登っていきます。
主尾根
見えてくる高みへ向って登っていきます。 緩やかになると、左右に延びる標高920mほどの主尾根に着きます。 尾根取付から1時間5分ほどで登って来られました。 正面には山並みが広がりますが、手前の樹木が邪魔をしています。 には歩き易そうな尾根が続いています。 ひと息入れてから、へ続く尾根を進んでいきます。
程なくして登り坂になりますが、これまでの急斜面に比べると楽勝です。 少し登っていくと、標高930mほどの高みに着きます。 主尾根に登り着いた所から4分ほどの所になります。 中ほどには石杭があって、傍には「地籍調査」の赤頭短杭や「国土調査」の青頭短杭があります。 東へ延びる左の尾根は見送って、南へ延びる正面の尾根を軽く降っていきます。
山品山 (標高945.8m)
程なくして、緩やかになった所から尾根を登り返していきます。 緩やかな所を過ぎると、また登り坂になります。 傾斜が緩やかになると、樹木が伐採された山品山の山頂に着きます。 主尾根に登り着いた所から7分ほど、尾根取付から1時間13分ほどで登って来られました。 中ほどには三等三角点「山品」があるので、地形図に載っている945.8m峰になるようです。 脇には「筆界基準」「地籍調査」の黄頭短杭があり、傍に「山品山947m(点名)山品」の標識もあります。 周囲には樹木が茂っていて、残念ながら眺めは良くありません。画像群
お昼には少し早い時刻でしたが、具合が良さそうな切り株に腰掛けて昼食タイムにしました。
お腹が満ちたところで、南西に延びる尾根を降っていきます。 少し左へ曲がりながら降って緩やかになると、「九八九」の番号がある石杭と「地籍調査」の赤頭短杭があります。 少し右へ曲がりながら進んでいくと、「図根点」の金属頭杭があります。 右前方の樹間に山並みを眺めながら降っていきます。 程なくして、標高910mほどの狭まくて緩やかな尾根になります。
小峰
軽く登っていくと緩やかな尾根になります。 再び登り坂になる尾根を進んでいくと、また緩やかな尾根になります。 また登り坂になると、根元が浮いて倒れそうな樹木を過ぎていきます。 傾斜が緩やかになると、標高940mほどの小峰に着きます。 山品山から12分ほどの所になります。 中ほどには大きな石杭と「地籍調査」の赤頭短杭があります。 石杭の上面には「Λ」のような記号が刻まれています。
930m峰
左の尾根も歩き易そうですが、西へ延びる右の尾根を降っていきます。 緩やかになった尾根を進んでいくと、少し左へ曲がって軽く降っていきます。 緩やかになった尾根を進んでいくと登り坂になります。 傾斜が緩やかになると、尾根が二股に分かれる高みに着きます。 山品山から18分ほどの所になります。 標識類は見かけませんが、ここが地形図に載っている930m峰になるようです。 樹木に邪魔されながらも、正面の樹間に僅かに山並みが見えます。
桃テープが巻かれている右の尾根を降っていきます。 脇の樹木に手を掛けながら、傾斜が急な尾根を降っていきます。 この尾根にも所々に桃テープが巻かれています。 傾斜が緩やかになると、広がった尾根の中ほどが窪んで浅い谷のようになります。 左右どちらの尾根も歩けそうですが、右の尾根を進んでいきます。 軽い登り坂になる尾根を進んでいきます。 傾斜が緩やかになると、標高890mほどの高みに着きます。 930m峰から8分ほどの所になります。
軽い降り坂になる尾根を進んでいきます。 次第に伐採木が目立ってきて歩き難くなります。 緩やかになった尾根を進んでいきます。 桃テープに混じって黄テープも見かけるようになります。 標高860m辺りまで来ると、尾根が分岐しています。 930m峰から14分ほどの所になります。 ここは黄テープが巻かれた樹木がある右の尾根を降っていきます。
植林地と雑木林を分ける尾根を降っていきます。 左の樹間に山並みを眺めながら降っていきます。 少しアセビが見られる尾根を降っていきます。 引き続き見られる伐採木を避けながら降っていきます。 所々に巻かれているテープを確認しながら降っていくと緩やかな尾根になります。
大岩
尾根を塞ぐ倒木の下をくぐっていきます。 アセビが見られるようになると降り坂になります。 少し右へ曲がりながら降っていきます。 傾斜が増してくる尾根を降っていきます。 標高750m辺りまで来ると、大岩が尾根を塞いでいます。 930m峰から30分ほどの所になります。
正面には降りて行けないので、桃テープが巻かれた樹木の所から左の斜面に降りていきます。 脇の樹木に手を掛けながら急斜面を降っていきます。 右へ曲がりながら大岩の袂を降っていきます。 足元に注意しながら降っていくと尾根の背に復帰します。 上側からでは岩の様子は良く分かりませんが、振り返って下側から眺めるとかなりの大きさです。
伐採木が減って歩き易くなった雑木林の尾根を降っていきます。 小岩の脇を過ぎていきます。 傾斜が増してくると、幾つか剥き出す岩の脇を降っていきます。 次第に降り傾斜が増してくると植林地へ入っていきます。
下山地
広い斜面になった植林地を、脇の樹木に手を掛けながら降っていきます。 右にある小岩へ向っていきます。 程なくして、残土のようなものが積まれた音水林道が見えてきます。 倒木がある所から音水林道へ降りていきます。 930m峰から48分ほどで降りて来られました。 振り返って降りてきた尾根を確認しますが、 来る時に想定していた場所でした。
元来た音水林道を引き返していきます。 道を横切る僅かな水の流れを過ぎていきます。 音水川の心地良い水音を聞きながら進んでいくと、丸い石を積んでコンクリートで固めたような第一コンクリート谷止工の袂を過ぎていきます。 岩壁の袂を進むようになると、向こう側を向いた「安全速度20」の道路標識を過ぎていきます。 見頃を過ぎた紅葉を眺めながら、緩やかな林道を進んでいきます。
右下にある木製の砂防ダムを過ぎていきます。 明るい所に出ると小祠があります。 すぐ先にある「山火事注意」の横断幕を過ぎていきます。 尖岩の脇を過ぎていきます。 オーバーハングした岩壁の袂を過ぎていきます。
音水地区
向こう側を向いた「落石注意」の標識を過ぎていくと植林地へ入っていきます。 少し降り傾斜が増してくると、ヘアピン状に右へ曲がっていきます。 左への曲がり角まで来ると、案内板が立つ明神滝への入口があります。 道なりに左へ曲がっていくと、車を止めておいた駐車地に着きます。 下山地から26分ほどで到着しました。