大畑814m峰
概 要 朝来市生野町と神河町の境にある814.2m峰(点名:白口)へ登ります。 大畑地区に続く林道を終点まで進み、植林地の尾根を登って山頂に至ります。 山頂からは北東に延びる植林地の尾根を降って、作畑地区に続く林道の終点に出ます。
起 点 神河町 大畑地区
終 点 神河町 大畑地区
大畑地区…林道終点…尾根の肩…814.2m峰…林道終点…車道出合…大歳神社…大師堂…大畑地区
所要時間 3時間20分
歩いて... 山頂の周囲には樹木が茂っていて、残念ながら眺めは良くありません。 林道や植林地も含めて、ほとんど眺めの広がらないコースです。 植林地に明瞭な道は見掛けませんが、 伐採木が少し散乱する所があるものの下草などは生えておらず、歩くのに支障はありません。 しかし、気温が高い日ということもあって、傾斜が急な登り坂ではかなり汗を掻きました。
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コース紹介
大畑地区
朝来市生野町を通る国道429号にある猪野々口バス停の先に架かるを渡って、県道367号を東進していきます。 狭くなってくる道を登って、朝来市と神河町の市町境になるを越えていきます。 神河町の作畑地区へ入って狭い道を降っていき、 左右に通る道に出ると正面にがあります。 右折して県道367号を南下して大畑地区を進んでいくと、「大型車方向転換地」の看板が出る広い場所があります。 脇には大原荘が建っています。 駐車禁止の旨の看板は見掛けないので、方向転換の邪魔にならないよう端に寄せて車を止めさせて頂きました。
駐車地の道路向かいから始まるを登っていきます。 少し登っていくと、左側にが広がってきます。 になった舗装路を軽く登っていきます。 程なくして分岐があります。 駐車地から3分ほどの所になります。 舗装路は右へ折れ曲がって、奥に見える神河町水道のへ続いています。
地道に変わる正面のを進んでいきます。 この林道は地形図に実線で載っている道になるようです。 右へ曲がりながら軽く登っていくと、地形図に破線の道が載っているを回り込んでいきます。 右側にはがあります。 樹木が減ってくる道を登っていくと開けた所に出ます。 左側には、谷向かいのが見えます。
簡単なに沿って進んでいきます。 剥き出すの傍を過ぎていきます。 程なくして曲がっていきます。 少し進んだ所を更に曲がっていきます。 すぐ先に小広い所があります。 駐車地から20分ほどの所になります。 このときには車が二台止まっていました。
谷向かいのを右側に眺めながら進んでいきます。 削られた法面が見られるを曲がりながら登っていきます。 やがて道にが見られるようになりますが、 歩く妨げにはならないので助かります。 が続くようになった僅かな谷筋を回り込んでいきます。 更に進んでいくと、谷筋を大きく回り込んでいきます。 駐車地から38分ほどの所になります。 角には「水井谷」の標識が立っています。 左を覗いてみると、岩壁を流れ落ちるがあります。
林道終点
更に続くを軽く登っていきます。 近づいてくるに向かって進んでいきます。 少し曲がりながら進んでいくと、を回り込んでいきます。 左のは段差も低くて容易に登れそうですが、見送っていきます。 少し左へ曲がっていくと、林道は終点になります。 駐車地から45分ほどの所になります。 気温が高い日でかなり汗を掻いたので、リュックを降ろして水分補給しながら休憩していきます。
落ち着いたところで、正面の植林地に続くを進んでいきます。 植林地を進み始めると、すぐの所に「西長瀬」のが立っています。 袂には「地籍調査」や「境界」のがあります。 小径は正面へ降っていきますが、ここから左の植林地の尾根を登っていきます。 植林地にはで「財」「大生」と書かれた樹木や、 「地籍調査」や「境界」の短杭が点々と続いています。 短杭を辿りながら、左右に続く白ペンキの樹木の間を真っ直ぐ登っていきます。
「地積多角」の短杭も見られるを登っていきます。 植林地に明瞭な道は見掛けませんが、下草は茂っておらず、歩くのに支障はありません。 しかし傾斜がでは、気温が高い日ということもあって、汗が噴き出してきます。 桃色や黄色の「地籍調査」のが巻かれた樹木も見掛けます。 白ペンキの樹木や「地籍調査」「境界」「地積多角」の短杭は短い間隔で続いていて、迷うことなく登っていけます。
尾根の肩
近づいてくる稜線へ向かって、植林地のを汗を拭き拭き登っていきます。 やがて、右から登ってくるに出ます。 中ほどには「地積多角」や「地籍調査」「境界」のがあります。 左へ曲がっていくと、すぐに緩やかになった尾根の肩のような所に着きます。 林道終点から19分ほどで登って来られました。 かなり汗を掻いて疲れてもきたので、ここでもリュックを降ろして水分補給しながら休憩していきます。
落ち着いたところで、気を取り直して、僅かにを進んでいきます。 すぐに登り坂になる尾根を進んでいくとになります。 少し左へ曲がっていくとになります。 引き続き、尾根には「地積調査」や「地積多角」の短杭や「地積調査」の桃テープが見られます。 白ペンキで文字が書かれた樹木も続いていますが、 「大生」の文字は見掛けなくなり、「財」または「財区」の文字だけになります。 少しが生える所を過ぎていきます。 傾斜が緩やかになると、少し右へ曲がっていきます。
横向きに書かれた「財区」のも見掛けます。 尾根が少し狭まってのようになった所を進んでいきます。 次第に傾斜が増してくるを登っていきます。 のようになった所を登っていきます。 息を弾ませながら登っていくと、石杭と「地籍調査」の短杭が並んでいます。
近づいてくるに向かって更に登っていきます。 引き続き続いている短杭や白ペンキの樹木を見ながら真っ直ぐ登って傾斜が緩んでくると、 またと地籍調査」の短杭が並んでいます。 傾斜が緩やかになると、左右に延びる稜線に出ます。 尾根の肩から17分ほどの所になります。 中ほどには「地籍調査」の短杭が並んでいます。 も歩けそうで気になります。 ここは傾斜が緩んだを進んでいきます。
814.2m峰
すぐにになる尾根を進んでいきます。 まだ続く「地積多角」や「地籍調査」の短杭を確認しながら登っていくと、が近づいてきます。 少し茂るアセビを過ぎていくと、樹木が伐採された山頂に着きます。 尾根の肩から21分ほど、駐車場から1時間38分ほどで登って来られました。 中ほどには「白口」があるので、地形図に載っている814.2m峰になるようです。 周囲には樹木が茂っていて、残念ながら眺めは広がりません。 お昼には少し早い時刻でしたが、具合が良さそうなに腰掛けて昼食タイムにしました。
お腹が満ちたところで、延びる尾根に入っていきます。 植林地に入ったすぐの所から分かれていく尾根を降っていきます。 うっかりすると通り過ぎてしまいそうですが、「0412 1 S 地籍調査」の短杭が目印になります。 いきなりになるので、脇の樹木に手を掛けながら降っていきます。 左の樹間に僅かにを眺めながら、植林地の尾根を降っていきます。 ズリ落ちないよう注意しながらしばらく降っていくと、緩やかな尾根になります。
が見られる所を進んでいきます。 この尾根にも、「地籍調査や「地積多角」のが点々と続いています。 降り傾斜が増してくると、次第にが目立つようになります。 少し歩き難いですが、跨いだり回り込んだりしながら降っていきます。 我慢しながらしばらく降って伐採木を見掛けなくなると、になります。 背丈の低いアセビが生える所まで来ると、尾根が二手に分かれています。 山頂から14分ほどの所になります。 白ペンキでマーキングされた樹木の間にある石杭と「地籍調査」の短杭の所から、右前方の尾根を降っていきます。
すぐにが増してくるので、また脇の樹木に手を掛けながら降っていきます。 ズリ落ちないよう注意しながら降っていくと、が少し緩んできます。 ホッとしながら降っていくと、またが増してきます。 脇の樹木に手を掛けながら慎重に降っていきますが、うっかり足を滑らせて2mほどズリ落ちてしまいました。 傾斜が少し緩んでくると、尾根の左右に谷筋が近づいてきます。
林道終点
やがて右側から降ってくる広めのに出ます。 広めの道はすぐに不明瞭になりますが、左右の谷筋の間に続くを真っ直ぐ降っていきます。 が茂る所の手前まで来て、左へ曲がっていきます。 少し水が流れるを渡っていきます。 生い茂るミツマタを掻き分けていくと、地形図に実線で載っている林道終点に出ます。 山頂から36分ほどで降りて来られました。
ミツマタが茂るを軽く降っていきます。 しばらく降っていくと、ミツマタが減ってになります。 程なくして、少し曲がっていきます。 へ向かって降っていきます。 太い土管が埋設された沢まで来ると、林道が分岐しています。 林道終点から5分ほどの所になります。 地形図に載っている実線の道が分岐している所になります。
右へ曲がって、が生える林道を降っていきます。 道の両側にミツマタが見られるようになると、道は曲がっていきます。 少し降っていくと、曲がっていきます。 地形図では真っ直ぐ描かれている林道ですが、実際は曲がったルートになっています。 沢が合流している所に出て、に降っていきます。 しばらく降っていくと、樹木が減って明るい所に出ます。 林道終点から13分ほどの所になります。 振り返ると、脇の樹木に「保安林」のが取り付けられています。 右側の樹間に山が見えますが、方角からすると川向かいにあるでしょうか。
保安林
森林を大切に
火気に注意
設置 平成26年度
兵庫県
明るい所を過ぎてへ入っていくと、 左側に「」の看板があります。 が見られる林道を進んでいきます。 右の沢にあるを眺めながら、林道を軽く降っていきます。 正面が明るくなって民家が見えてくると防護扉があります。 林道終点から16分ほどの所になります。 上下に設けられたコの字形の小さなレバーを回せば容易に開けられます。
水源かん養保安林
保安林内では、許可なく立木竹を損傷し、土石、樹木を採掘し、 土地形質を変更する等の行為をしてはなりません。
=山火事注意= 兵庫県
車道出合
防護扉を過ぎて民家まで来るとになります。 脇にはがあります。 次第に増えてくる民家を眺めながら、を降っていきます。 左へ分かれていく道とのを直進していきます。 民家の間を過ぎていくと県道367号に出ます。 林道終点から20分ほど、山頂から56分ほどで降りて来られました。 出た所には下村バス停があり、越知川に下村橋が架かっています。
大歳神社
右へ曲がって、を進んでいきます。 程なくして、地形図に実線で載っているを右に分けていきます。 こんもりとした杜まで来ると、右側にがあります。 車道出合から4分ほどの所になります。 「大歳神社」の扁額が掲げられた鳥居をくぐっていくと、一段高い所に社殿があります。 無事に下山できたことを報告していきます。 右側には稲荷神社が二つ並んでいます。 拝殿の左側からを眺めると、屋根には5本の鰹木が乗り外削ぎの千木が聳えています。 由緒書きなどは見掛けませんでしたが、祭神は大歳神と宇賀能霊命とのことです。
大師堂
往復5分ほどでまで引き返してきて南へ進み始めると、 「」と題した案内板があります。 コンクリート擁壁の手前まで来ると、「重箱石」のが立っていますが、 傍にある四角い岩が重箱石でしょうか。 道なりに右へ曲がっていくと、左側に大師堂があります。 車道出合から14分ほどの所になります。 中には赤い前掛けをして帽子を被ったが安置されています。 お堂の前にはベンチが設置され、傍には車2・3台分のもあります。 謂れなどを記したものは見掛けませんでした。
大畑地区
県道367号を更に進んでいくと、少し左へ曲がる所に「災害に強い森づくり」のが立っています。 右前方へ登っていくを分けていきます。 コンクリート擁壁の袂を進んでいくと、岩壁を刳り抜いて金網が開けられた所にがあります。 左を流れるを眺めながら進んでいきます。 越知川が左へ遠退いていくと、車を止めておいた駐車地があります。 車道出合から28分ほどで到着しました。
災害に強い森づくり(緊急防災林整備)〜県民緑税の活用〜
平成16年の台風災害を踏まえて、豊かな「緑」を次の世代に引き継いでいくため、 県民共通の財産である「緑」の保全・再生を社会全体で支え、 県民総参加で取り組む仕組みとしてへいせい18年度から「県民緑税」を導入し、 防災面での機能強化を目的とした「災害に強い森作り」を早期・確実に進めています。
整備内容
急傾斜地などのスギ・ヒノキ林を対象に、表面土砂の流出を防ぎ、林内の植生を早期に回復させるため、 現場の間伐木を利用した土留工の設置などの森林整備を進めています。
平成23年度 神河町