久美浜206m峰
概 要 京丹後市久美浜町の佐野地区にある206.8m峰(点名:佐野)に登ります。 国道312号の比治山トンネルの西側の出入口の西側にある谷筋から送電線の巡視路を登って206.8m峰へ至り、 稜線を通って、古道が尾根を越えていく比治山峠へ降るルートを周回します。 山頂や送電線の鉄塔の傍からは山並みを眺められます。
起 点 京丹後市久美浜町 佐野地区
終 点 京丹後市久美浜町 佐野地区
佐野地区…巡視路入口…206.8m峰…42番鉄塔…小峰A…小峰B…踊り場…小峰C…38番鉄塔…古道出合…比治山峠…旧国道出合…佐野地区
所要時間 2時間50分
歩いて... 206.8m峰へ至る巡視路は、入口は明瞭なもの、その先は山頂まで標識類を見掛けなかったので、 違ったルートを登ったのかも知れません。 稜線にはアセビや松の幼木などが茂ってプチ藪漕ぎする所もありますが、概ねは歩くのに問題ありません。 比治山峠から旧国道312号に降りる所は倒竹が散乱する竹林になっていて、煩わしい思いをしました。
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コース紹介
佐野地区
京丹後市の久美浜町から峰山町へ続く国道312号を東進していくと、 比治山トンネルの西側の出入口の手前から、旧国道312号が左へ分かれていきます。 その入口付近が広くなっているので、ここに車を止めさせて頂きました。
国道312号を引き返してくると、を過ぎていきます。 少し先から右へ分かれていくへ入っていきます。 山際に続く道を進んでいくと、広い空き地の先にがあります。 角には「ふるさとの川と水を美しく」の標識が立っています。 他に標識類は見掛けませんが、右側の道を進んでいきます。 すぐにある「」の標識が立つ所を過ぎていきます。 僅かな沢の上を過ぎていくと、耕作地跡のような広い所に出ます。 駐車地から9分ほどの所になります。 右側の森には(*)があります。
*獣捕獲檻の脇から谷筋に入って左の急斜面を登っていくと尾根の先端に出ます。 そこから206.8m峰までは歩き易い尾根が続いています。 地形図に送電線が描かれている辺りに「火の用心」の標識がありますが、付近に鉄塔はありません。 (ルート図に緑色で表示)
巡視路入口
次第に狭くなってくる谷筋に続く農道を進んでいくと、 少し左へ曲がった所にが架かっています。 ここから先は植林地になるので、実際はどうなのか確認していませんが、農道はここで終ってこの先は林道になるとしておきます。 小橋を渡ると林道は右へ曲がっていきますが、から細い道が左へ分かれていきます。 の入口には「火の用心」の標識が立っているので、送電線の巡視路のようです。 右へ曲がって林道を軽く登っていくと、道の左右に「火の用心」の標識が立っています。 駐車地から13分ほどの所になります。 ここから右の標識が指す送電線の巡視路に入っていきます。
杉林地になったへ軽く降っていきます。 右へ曲がっていくと、小沢にが架かっています。 手摺りも設置されてしっかりしているので、安心して渡っていけます。 橋を渡った所にも「火の用心」のが立っています。 は左を指していますが、マジックで「右へ」と書き込まれています。 踏み跡を辿って左へ登って右へ曲がると、すぐ先で不明瞭になります。 標識も何だかよく分からないので、途方に暮れながらも愚行した末、 かなり急な正面の尾根(*)を真っ直ぐ登っていくことにします。
*送電線の巡視路では、急傾斜の所には硬質プラスチック製の階段が設置されているものですが、 山頂に着くまでかなり傾斜が急ですが、そのような階段は見掛けないので、 これから登る正面の尾根は正規の巡視路のルートから外れているように思えます。
脇の樹木に手を掛けながら、を登っていきます。 尾根にはアセビや倒木が少し見られますが、行く手を阻むほどではありません。 根元付近が苔生してを過ぎていくと植林地へ入っていきます。 傾斜が増してくるを登っていきます。 息を弾ませながら登っていくと、開けた伐採地に出ます。 巡視路入口から8分ほどの所になります。
歩き易い所を選びながら登っていくと、左の植林地へ入っていくがありますが、方角が違うので見送っていきます。 先に見えてくる送電線の鉄塔を目指して急なを登っていきます。 この日は気温が高くて蒸し暑く、止め処もなく汗が噴き出してくるので、 何度も立ち止まって拭きながらゆっくり登っていきます。 少し右へ曲がって、アセビが見られるを登っていきます。 何度も振り返って、広がる山並みを眺めながら登っていきます。
206.8m峰
少し右へ曲がって、植林地になったへ向かっていきます。 これまでよりも歩き易いに出て、左へ登っていきます。 植林地の尾根を真っ直ぐ登っていくと、「火の用心」の標識が立つ高みに着きます。 巡視路入口から20分ほどで登って来られました。 中ほどには「佐野」があるので、地形図に載っている206.8m峰になるようです。 傍には「三一」のタイルが嵌め込まれた「公社」の石杭や「界」の赤プラ杭もあります。 振り返ると、先程から見えているが広がります。 奥の方にはと思われる山も見えます。 景色を眺めながら、ひと息入れていきます。
42番鉄塔
左側のすぐ下に立つへ向かって尾根を降っていきます。 左に広がるを眺めながら降っていきます。 程なくして、送電線の鉄塔「峰山海部線四二」の袂に降り立ちます。 右前方には、これから向かうが連なっています。 鉄塔の袂からは手前の樹木が邪魔をしていて、左側のはあまり良くありません。
小峰A
鉄塔の袂を過ぎて、北から南東へ続くを歩いていきます。 僅かに撓んだ尾根を進んで軽く登っていくと、 「三二」のタイルが嵌め込まれた「公社」の石杭があるに出ます。 左へ曲がって僅かに撓んだ所を過ぎていくと、植林地へ向かって軽いになります。 植林地に入って登っていくと、少しアセビなどが茂るピーク感のない標高200mほどの小峰Aに着きます。 42番鉄塔から2分ほどの所になります。 周りには樹木が茂っていて眺めは広がりません。
「界」の赤プラ杭が見られるを降っていきます。 少し降っていくとになります。 道を塞ぐを乗り越えていくと、傍に「」のタイルが嵌め込まれた「公社」の石杭があります。 が生える樹木を過ぎると登り坂になります。 アセビが少し茂る所を過ぎて登っていくと、「三三」のタイルが嵌め込まれた「公社」の石杭がある緩やかな尾根の肩に着きます。 42番鉄塔から6分ほどの所になります。
少し右へ曲がって、が見られる尾根を進んでいきます。 降り坂になる尾根を進んでいくと、「」のタイルが嵌め込まれた「公社」のがあります。 浅いを過ぎて、その先の尾根を登り返していきます。 「界」のが見られる植林地の尾根を登っていきます。 が茂る尾根を登っていきます。 アセビを過ぎると、倒木が散乱する緩やかな尾根の肩のような所に着きます。 42番鉄塔から14分ほどの所になります。 中ほどには「三四」のタイルが嵌め込まれた「公社」の石杭があります。
が生える尾根を進んでいくと登り坂になります。 「界」の赤プラ杭が見られる尾根を登っていくと、傾斜が緩んだのような所に着きます。 すぐにになる尾根を進んでいきます。 所々に桃テープが取り付けられていますが、赤プラ杭などの境界杭の場所を示しているようです。 尾根には倒木が少し見られますが、歩き難くはありません。
小峰B
少し傾斜がもありますが、登り坂が続きます。 が円環状に剥かれた樹木も見掛けます。 次第にが増してくるので、脇の樹木に手を掛けながら登っていきます。 息を弾ませながら登っていくと、標高260mほどの小峰Bに着きます。 42番鉄塔から24分ほどの所になります。 中ほどには「三五」と「」のタイルが嵌め込まれたが並んでいます。
右へ曲がって、南東へ延びるを軽く降っていきます。 緩やかになったり軽い登り坂になったりしながら続くを進んでいきます。 やがてが続くようになります。 倒木を跨いでいくと、大きな松の木が生える傾斜が緩んだ尾根になります。
松の幼木が茂る所を過ぎて、「界」のが見られる尾根を登っていきます。 近づいてくるへ向かって登っていきます。 傾斜が緩やかになると、左右に延びる尾根にある標高280mほどの高みに着きます。 小峰Bから9分ほどの所になります。 は緩やかに続いていますが、方角が違うので見送っていきます。 軽い降り坂になるを進んでいきます。
尾根を降り始めると、赤土が剥き出す所にがあります。 緩やかになると折れたがあります。 登り坂になると「公社」のがありますが、タイルは剥がれ落ちていて番号は分かりません。 軽く降るようになると右側の樹間に山並みが見えますが、方角からすると高竜寺ヶ岳でしょうか。 車で来たも眼下に見えます。
登り基調のを進んでいきます。 少し右へ曲がりながら進んでいくと、があります。 人の手が加えられた形跡を見かけて安心します。 少し登っていくと、タイルが剥がれた「公社」のを過ぎていきます。 緩やかになった所を過ぎて登っていくと、が少し煩わしい所を過ぎていきます。 松の幼木の先にある倒木を跨いでいくと、またタイルが剥がれた「公社」の石杭があります。
踊り場
幾つか見られるを跨ぎながら尾根を登っていきます。 松の幼木などを過ぎていくとになります。 傾斜が緩やかになるとが茂るようになりますが、歩く部分は確保されているので助かります。 アセビが茂る所を過ぎて登っていくと、踊り場のようななだらかな所があります。 小峰Bから27分ほどの所になります。 左右に道が通っているのかと思いましたが、それらしい道は見掛けません。
傾斜が増してくるを登っていきます。 少し登っていくと、アセビが茂る標高330mほどの高みに着きます。 小峰Bから30分ほどの所になります。 手前の樹木に邪魔されながらも、右側にはが少し見えます。 と思われる山も見えます。 「一三」のタイルが嵌め込まれた「公社」のを過ぎると降り坂になります。
緩やかな所を過ぎていくとになります。 緩やかな所を過ぎて、更にを登っていきます。 傾斜がまで来ると、少し右へ曲がっていきます。 登り坂になる尾根を進んでいくと、標高350mほどの高みに着きます。
小峰C
軽く降っていくとになります。 登り坂になると、がびっしり生えた樹木を過ぎていきます。 近づいてくる高みへ向かって尾根を登っていくと、標高360m弱の小峰Cに着きます。 小峰Bから39分ほどの所になります。 今回のコースの最高地点になりますが、周囲には樹木が茂っていて、残念ながら眺めは広がりません。 左側には「界」の赤プラ杭があって、その先には大きながあります。 42番鉄塔からほとんど休まずに歩いてきて、汗もかいて疲れたので、 腰掛けるのに良さそうな所は見掛けませんが、リュックを降ろして水分補給しながらしていきます。
落ち着いたところで、南へ続くを降っていきます。 少し降っていくと、になります。 再び傾斜が増してくる尾根を降っていくと、タイルが剥がれた「公社」のがあります。 樹木の密度が少し増してくるを降っていきます。 やがて、南東の方角に山が見えてきますが、方角からすると磯砂山でしょうか。
少し曲がって降っていきます。 尾根を塞ぐを避けていきます。 正面が開けてくると鉄塔が近づいきます。 伐採地に出ると、正面から右側に掛けて山並みが広がります。
と思われる山も遠望できます。 眼下には、最初の付近を見下ろせます。
38番鉄塔
へ向かって、アセビなどが茂る傾斜が増した斜面を降っていきます。 足元に注意しながら降っていくと、送電線の鉄塔「峰山海部線三八」の袂に降り立ちます。 小峰Cから10分ほどの所になります。 手前の樹木が少し邪魔していますが、には先ほどと同様の山並みが広がります。 にも山並みが広がります。 景色を眺めながら、ここでもひと息入れていきます。
落ち着いたところで、送電線の巡視路になっているを降っていきます。 尾根には硬質プラスチック製の階段が途切れながら続いています。 土砂や落ち葉が積もって分り難くなっていますが、比治山峠を越えていく古道に降り立つまで続いています。 傾斜が緩やかになると、半壊した「火の用心」のが立っています。 38番鉄塔から2分ほどの所になります。 地形図に2系統描かれている南側の送電線が尾根を横切っている辺りになりますが、鉄塔は見掛けません。 「界」のまで来ると、降り傾斜が増してきます。 少し曲がって、途切れながら階段が続く尾根を降っていきます。 境界杭の場所を示していると思われる桃テープが見られる尾根を降っていくと、緩やかな尾根になります。
また傾斜が増してくるを降っていきます。 緩やかな所を過ぎていくと、軽いになります。 程なくして僅かな高みに着きます。 38番鉄塔から9分ほどの所になります。 降り始めると尾根が二手に分かれていますが、を降っていきます。
硬質プラスチック製の階段が途切れながら続くを降っていきます。 降り傾斜が増し始めると、また尾根がに分かれています。 標識類は見掛けませんが、桃テープが見られるを降っていきます。 程なくして現れる硬質プラスチック製の階段を辿りながら、急な尾根を曲がりながら降っていきます。
古道出合
程なくして比治山峠の上に出ますが、になっていて降りていけません。 左へ曲がって、を横切るように降っていきます。 まだ続く硬質プラスチック製の階段を降っていくと、左右に続く広い道に降り立ちます。 38番鉄塔から14分ほどで降りて来られました。 振り返ってを確認しますが、桃テープが取り付けられているばかりで「火の用心」の標識は見掛けません。 降り立ったは、旧国道312号が出来るまでの峠越えの古道だったように思えます。
左へ続く古道のすぐ先から右前方へ降っていく硬質プラスチック製のがあります。 その階段の下へ続く斜面を降っていくと、すぐにに降り立ちます。 脇には「火の用心」の標識が立っています。 右側にはの東側の出入口があります。 旧国道の左のすぐ先にある高さ制限枠を過ぎた所が広くなっていて、KDDIのがあります。 往時の古道のルートは定かではありませんが、谷筋を回り込んで旧国道に出るルートだったように思われます。 (所要時間に含めず)
比治山峠
の右側は広くなっていて、 往時には峠越えをする人達をもてなす茶店でもあったのでしょうか。 往時を想いながら、を右へ進んでいきます。 程なくして、細長い切通になった比治山峠になります。 倒竹が目立つに石仏などはないかと左右を覗いながら進んでいきますが、見掛けませんでした。 峠のに出ると、こちらも広くなっています。
旧国道出合
は左へ曲がって谷筋を回り込んで降っていくようですが、少し先で不明瞭になります。 が右にも続いていますが、少し先で行き止りになります。 今回は正面にあるを降っていきます。 周囲は竹林になっていて、がとても煩わしくなっています。 倒竹をくぐったり跨いだりしながら何とか通過していくと旧国道312号に出ます。 古道出合から8分ほどかかりました。 右側にはの西側の出入口があります。
左へ続く旧国道312号を進んでいくと、程なくしてガードレールがコの字形にがあります。 傍からはを眺められます。 左に山並みを眺めながら進んでいくと、があります。 すぐ先にはがありますが、この時には枝打ち作業が行われていました。 谷筋を回り込んでいくと、曲がり角にまたイネムリパーキングエリアがあります。 旧国道出合から9分ほどの所になります。
谷筋を回り込んで旧国道312号を緩やかに降っていくと、僅かなの脇を過ぎていきます。 僅かな植林の傍を過ぎていくと、左前方にが広がってきます。 右へ曲がっていくを更に降っていきます。 谷筋を回り込む所まで来ると、作業道(*)が右へ分かれていきます。 旧国道出合から20分ほどの所になります。
*右の作業道は地形図に実線で載っている道になりますが、実線が終る先の方まで続いています。
これから先は、造林公社の作業道です。 一般車の通行を禁止します。
社団法人 京都府造林公社 北部事務所
佐野地区
谷筋を回り込んでいくと、「注意」のが立っています。 (*)から尾根の先端に出て登っていくと206.8m峰に出られます。 旧国道312号を更に進んでいくとがあります。 扉は施錠されていて開けられないので、脇を抜けていきます。 右へ道を分けていくと、車を止めておいた駐車地に着きます。 旧国道出合から24分ほどで到着しました。
*松の幼木やアセビなどが茂り気味の所があって煩わしいものの、行く手を遮るほどではありません。 地形図に送電線が描かれている辺りには「六五」のタイルが嵌め込まれた石杭がありますが、付近に鉄塔はありません。 (ルート図に緑色で表示)