三久安山
概 要 三久安山は、宍粟市の波賀町と一宮町の境にある標高1123.1mの山です。 山頂から少し北や東へ降った所からは、氷ノ山や鉢伏山などを眺められます。 今回は南西にある林道三久安線の終点を起終点として、981.6m峰を経て三久安山へ登り、 932.3m峰を経て作業道へ降る周回ルートを歩きます。
起 点 宍粟市波賀町 引原地区
終 点 宍粟市波賀町 引原地区
引原地区…尾根取付…アンテナ…981.6m峰…小峰A…小峰B…小峰C…三久安山…小峰C…小峰D…小峰E…1019m峰…932.3m峰…作業道出合…引原地区
所要時間 4時間20分
歩いて... 尾根取付までの作業道はかなり急傾斜です。 尾根道には樹木に掴まるほどの急な所はないものの、滲んでくる汗を拭いながらの遅い登りになりました。 三久安山の山頂は樹木に囲まれていて眺めは今ひとつです。 降りルートにはアセビ等が茂ってプチ藪漕ぎの所があります。 次第に道が不明瞭になりますが、何とか作業道に降りられました。
関連メモ 今のところ、関連メモはありません。
コース紹介
引原地区
養父市大屋町から若杉峠を越えて、県道48号を西進していきます。 国道29号に出て南下して音水湖畔を進んでいくと、三久安山口バス停の先にが架かっています。 橋の手前から左へ分かれていく道に入っていくと、橋を渡った所からが始まります。 入口には「三久安山登山口」のが立っています。 傍には「せせらぎ渓流公園ご案内」と題したがあります。 左に続く舗装されたを進んでいきます。 狭い道を曲がりながら登っていくと、林道の終点(*)に着きます。 車を数台は止められる広さがあるので、端に寄せて車を止めさせて頂きました。
*終点の数10m手前から地道になっていて、少し凸凹して荒れ気味でした。 駐車地は少し傾斜があるので、サイドブレーキをかけるのに加えて、 念のために両輪に石を挟んで車止めをしておきました。
宍粟50名山 三久安山登山口
登山者の皆様へ
「みんなで守ろう!宍粟50名山」事業を展開しています。 登山道の倒木・崩壊、案内看板の破損など、お気付きになられた事がありましたら、 下記まで情報をお願いします。
公益財団法人 しそう森林王国観光協会
林道の終点からが始まります。 両側には「三久安山登山口」のと「三久安山」の標識が立っています。 に登っていくと、程なくして左へ曲がっていきます。 石がゴロゴロする道を登っていくと、ミツマタが生える明るいに出ます。 左に広がる山並みを眺めながら、抉れた所もある作業道を登っていきます。
宍粟50名山 三久安山登山口
登山者の皆様へ
「みんなで守ろう!宍粟50名山」事業を展開しています。 登山道の倒木・崩壊、案内看板の破損など、お気付きになられた事がありましたら、 下記まで情報をお願いします。
公益財団法人 しそう森林王国観光協会
植林地の手前まで来て、道なりに曲がっていきます。 思いのほかが急で、息を弾ませながら登っていきます。 右側に山並みを眺めながら登っていくと、作業道がしています。 左へ戻るように分かれていく道は見送って、正面の道を登っていきます。 少し登っていくとまた作業道がしていますが、 ここでも正面の道を進んでいきます。 少し右へ曲がりながら登っていくとになります。 少し左へ曲がって僅かに撓んだ道を進んでいくと、広い平坦地に出ます。
軽い登り坂になると、またがあります。 左の道の先には「三久安山」の標識が見えるので、右の道は見送って左へ曲がっていく道を登っていきます。 程なくしてがありますが、正面の道を登っていきます。 少し登っていくとまたがありますが、脇に立つ「三久安山」が指す正面の道を登っていきます。 傾斜が少し緩んでくる作業道を登っていくと、左側に山並みが広がってきます。
尾根取付
傾斜が増してくる道を登っていくとまたがありますが、正面の道を登っていきます。 傾斜が少し緩んでくるを登っていくと、右へ曲がっていきます。 曲がり角からはが少し見えます。 道なりに右へ曲がっていくと、左の尾根に「三久安山」の標識が立っています。 駐車地から28分ほどの所になります。 作業道はこの先へ続いていますが、今回はここから左の尾根を登っていきます。
ひと息入れてから、植林地の縁に続くを登っていきます。 「三久安共有林」や「国土調査」の短杭が続くを登っていきます。 次第にが増してきますが、樹木に掴まりながら登るほどではありません。 息を弾ませながら登っていくと、右側がになります。 所々にが見られる尾根を登っていきます。 次第に傾斜が緩やかになると、明るい雑木林になった平坦地に出ます。 尾根取付から14分ほどの所になります。
『道は何処か』と左右を覗っていると、左へ導くようにが幾つか巻かれています。 桃テープを辿って、明るい雑木林を進んでいきます。 傾斜が増してくるを登っていきます。 程なくして尾根の背に出ると、矢印の標識が取り付けられていて、今来た斜面を指しています。 尾根取付から18分ほどの所になります。 左下のすぐ先の樹木には、赤ペンキでが書かれています。
アンテナ
右へ曲がって、「地籍調査」や「国土調査」の短杭が続くを登っていきます。 植林地に入って、地面に露出したが続く尾根を登っていきます。 少し登っていくと、ほどんど消えて判読し難い「登山口」のが樹木に取り付けられていて、登ってきた尾根を指しています。 少し右へ曲がりながら植林地の尾根を登っていくとアンテナが立っています。 尾根取付から26分ほどの所になります。 近くにはがあります。 右側にはが見えます。
981.6m峰
傾斜が緩んでくる植林地のを登っていきます。 程なくして、が少し増してきます。 尾根を真っ直ぐ登っていくと、少し樹木が伐採された高みに着きます。 尾根取付から30分ほどの所になります。 脇には「新道」があるので、地形図に載っている981.6m峰になるようです。 周囲には樹木が茂っていて、眺めは広がりません。 「三久安山」のが指す正面の尾根を降っていきます。
少し降っていくと、「筆界基準」「地籍調査」のが並んでいます。 少し左へ曲がりながら降っていくとになります。 僅かにを進んでいきます。 右側が雑木林になってくると登り坂になります。
小峰A
植林地と雑木林を分けるを登っていきます。 「地籍調査」の短杭が続く雑木林の尾根を登っていくと、所々にが取り付けられています。 次第に傾斜が緩やかになると、標高1010mほどの小峰Aに着きます。 981.6m峰から11分ほどの所になります。 中ほどには「筆界基準」「地籍調査」の短杭があります。 ここで尾根が二手に分かれています。 は歩けそうな様子で、音水湖畔にある神社の辺りへ降りて行けそうで気になりますが、 三久安山へ向かってを降っていきます。
正面にを眺めながら尾根を降っていきます。 左の樹間には残雪がある稜線が見えますが、方角からするとでしょうか。 尾根の幅が狭くなって小岩が剥き出すようになるとに着きます。 鞍部から登り返していくと、大岩があります。 右側にはが少し見えます。
小峰B
大岩の左側を過ぎて、岩が剥き出すを登っていきます。 尾根の背から外れて、を登っていきます。 右へ曲がりながら登っていくと、緩やかなに出ます。 緩やかな尾根を少し進んでいくと、標高1020mほどのピーク感のない小峰Bに着きます。 981.6m峰から23分ほどの所になります。
少し左へ曲がって、を降っていきます。 になった尾根を進んでいきます。 尾根の背を外れて、を進んでいきます。 尾根の背に復帰するとになります。 緩やかな所を過ぎていくとになります。 軽く登っていくと、僅かな高みに着きます。 981.6m峰から29分ほどの所になります。
少し右へ曲がって、僅かにを進んでいきます。 軽く登るようになると、尾根は少し曲がっていきます。 傾斜が増してくるを登っていきます。 半分ほどの脇を登っていきます。 広がってくる斜面を少し右へ曲がりながら登っていくと、「三久安山」の標識が立っています。 二つに割れた板が打ち付けられています。 981.6m峰から41分ほどの所になります。
小峰C
左へ曲がって、を更に登っていきます。 しばらく登っていくとになります。 僅かに撓んだ所を過ぎていくとになります。 正面の高みへ向かって登っていくと、尾根が二手に分岐している標高1100mほどの小峰Cに着きます。 981.6m峰から48分ほどの所になります。 左右には標識が立っています。 は、左の道は「三久安山」、今来た道は「音水湖」となっています。 は「一宮町溝谷 ハシゴ登山口へ」となっています。
三久安山へ向かって、を降っていきます。 番号が書かれたタイルが嵌め込まれたが所々にあります。 右の樹間にを眺めながら降っていきます。 次第にになると、尾根が少し狭まってきます。 窪んだ鞍部を過ぎていくと、登り坂になります。
三久安山 (標高1123.1m)
思いのほかを登っていきます。 我慢して登っていくとになります。 傾斜が増したり緩やかになったりするを登っていきます。 やがて上の方が明るくなって、が近づいてきます。 気を取り直して登っていくと、樹木が伐採されて明るくなった三久安山の山頂に着きます。 中ほどには「宍粟50名山 三久安山(1123m)No.13」のが立っています。 傍には三等三角点「小原」があるので、地形図に載っている1123.1m峰になるようです。 小峰Cから13分ほど、駐車地から2時間2分ほどで登って来られました。
山頂の周囲には樹木が茂り気味で、眺めはあまり良くありません。
お昼にはまだ早い時刻でしたが、脇の切り株に腰掛けて昼食タイムにしました。
食事を終えて、北北西へ延びるを少し歩いてみました。 少し降っていくと、「ホオノキ」の小札が立つがあります。 手前の樹間からは、残雪があると思われる山が見えます。 その先へ降っていくと、右側にが広がってきます。 少し角度を変えると、と思われる山も見えます。 東へ延びる尾根からも眺めが広がりそうでしたが、確認するのは省略しました。
樹種名:ホオノキ
科 属:モクレン科モクレン属
兵庫ボーイスカウトHHAC2012
小峰C
山頂付近の景色を確認したところで、を引き返していきます。 緩やかな所もあるを降っていきます。 しばらく降っていくと、に出ます。 鞍部から尾根を登り返していくと、来る時には気付かなかったのようなものが右斜面に現れます。 巻き道を見送って正面の尾根を登っていくと、分岐になった小峰Cに戻ってきます。 三久安山から10分ほどの所になります。
「一宮町溝谷 ハシゴ登山口へ」の標識が指す南東へ延びるを降っていきます。 アセビが生える所を過ぎていくと、すぐになります。 この尾根にも文字が書かれたタイルが嵌め込まれたや「国土調査」の短杭が見られます。 しばらく降っていくとになります。 少し右へ曲がりながら進んでいくとが増してきますが、脇の樹木に手を掛けるほどではありません。 傾斜が緩やかになった尾根を進んでいくと、次第にアセビが茂るようになります。
アセビの脇を過ぎていくと、僅かなに着きます。 少し左へ曲がって軽く降り、が茂る尾根を進んでいきます。 所々には桃テープが取り付けられていますが、境界杭の場所を示しているようです。 左には少しが見えてきます。 尾根に剥き出す岩の左側を通過していきます。 岩の上には文字が書かれたタイルが嵌め込まれたがあります。
小峰D
緩やかな所を過ぎていくと、軽いになります。 倒木を跨いだりしながら登っていくと、「イヌブナ」の小札が立つを過ぎていきます。 傾斜が増してくる尾根を登っていくと、アセビが茂る標高1020mほどの小峰Dに着きます。 小峰Cから18分ほどの所になります。 中ほどの樹木には、左の尾根を指す「ハシゴをへて林道」と正面の尾根を指す「林道奥へ」のが取り付けられています。 傍には「溝谷」の標識が立っていて左の尾根を指しています。 を降っていくと蓮花岩山林道へ降りられるようですが、 今回は見送っていきます。 ここはを進んでいきます。
樹種名:イヌブナ
科 属:ブナ科ブナ属
兵庫ボーイスカウトHHAC2012
小峰E
が茂る尾根を降っていきます。 少し降っていくと浅いに着きます。 アセビが減ったを登り返していきます。 左にはが広がるようになります。 傾斜が緩やかになった先を軽く登っていくと、標高1020mほどの小峰Eに着きます。 小峰Cから28分ほどの所になります。
1019m峰 (大岩群)
軽く降っていくとになります。 少し進んでいくと、尾根の上にが見えてきます。 大岩に着いて、右側を回り込んでいきます。 小峰Cから33分ほどの所になります。 この辺りが地形図に載っている1019m峰になるようですが、その旨の標識類は見掛けません。 尾根の背に出ると、すぐ先にもがあります。 右側を回り込んでいくと、またがあります。
の右側を降っていきます。 尾根の背に出て降っていくと、僅かなに着きます。 鞍部を過ぎて、が茂る尾根を登り返していきます。 程なくして、アセビが茂る僅かな高みに着きます。
所々に巻かれているを確認しながら、尾根を降っていきます。 左の樹間にを眺めながら降っていきます。 やがて、尾根の背を外れてを降るようになります。 右へ曲がりながらの尾根を降っていくと、次第に傾斜が増してきます。 防護網も見られますが、地面を這っている所が多くて役目を終えたようです。 植林地を抜けて傾斜が増してくると、次第にアセビが茂るようになります。
アセビに掴まったりしながらを降っていきます。 左にはが見えます。 次第にアセビ等の密度が増してになりますが、歩く部分は何とか確保されているのは幸いです。 尾根の左肩を進むようになると、左側が開けて山並みが広がってきます。
932.3m峰
更に続くの尾根を進んでいきます。 程なくして、が見られる所に出ます。 小峰Cから54分ほどの所になります。 中ほどにはが立っていて、 右の植林地へ降る道は「音水湖」、今来た道は「三久安山」となっています。 左側すぐの所には「三久安東」があるので、地形図に載っている932.3m峰になるようです。 周囲には樹木が茂っていて、眺めは良くありません。
四等三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
国土地理院
四等三角点
この測量標はすべての測量の基準です。三角点を大切にしましょう。
基本 No.112919
国土地理院
ひと息入れてから、「音水湖」の標識が指す右側のが茂る所を降っていきます。 アセビを抜けると、分かり易いになります。 「国土調査」や「地籍調査」の短杭が続く尾根を降っていくと、またが茂るようになります。 所々に桃テープが取り付けられた尾根を降っていくとになります。 軽く降った先へ登っていくと、僅かな高みに着きます。 932.3m峰から10分ほどの所になります。
少し右へ曲がりながら降っていくとになります。 植林地を過ぎて雑木林になると、「筆界基準」「地籍調査」のがあります。 傍に立つ「音水湖」の標識に従って、少し左へ曲がって降っていきます。 少し降っていくと、樹木に矢印だけのが取り付けられています。 になった尾根を進んでいきます。 少し右へ曲がって、軽い降り坂の尾根を進んでいきます。
所々に巻かれているを確認しながら尾根を降っていきます。 右の樹間にを眺めながら降っていきます。 になると、降り傾斜が増してきます。 やがて、桃テープが幾つか巻かれた所に出ます。 932.3m峰から22分ほどの所になります。 何か注意を促しているように思えて左右を覗ってみると、 右の斜面にが巻かれた木があります。
桃テープに向かって右の斜面を降っていくと、僅かなに出ます。 左へ曲がって、桃テープを辿りながらを降っていきます。 降り傾斜が増し始めると、が塗られた樹木が右側に列をなしています。 引き込まれそうになりますが見送って、正面の尾根を降っていきます。 尾根の右肩を降るようになると、また桃テープが幾つか巻かれています。 932.3m峰から28分ほどの所になります。 ここでも右の先に見える桃テープが巻かれた樹木に向かって、を降っていきます。
少し先にあるが巻かれた木を過ぎていくと、 その先には桃テープや明瞭な道を見掛けなくなります。 少し右へ曲がりながら植林地を降っていくと、 半壊したがあります。 少し左へ曲がって、傾斜が急なを降っていきます。 やがて左下にが見えてきます。 傾斜が急で、真っ直ぐ作業道へ降りていけそうにないので、右へ曲がりながら降っていきます。
作業道出合
樹間に見える明るい斜面へ向かって、が茂る植林地を右へ進んでいきます。 植林地から出ると、石がゴロゴロするに降り立ちます。 左へ曲がって窪んだ道を降って僅かな水の流れを跨いでいくと、左右に延びる作業道に降り立ちます。 932.3m峰から42分ほど、三久安山から1時間49分ほどで降りて来られました。 振り返って、を確認していきます。
引原地区
作業道を右へ進んでいくと、すぐにに出ます。 以前に来た時には橋が架かっていたのですが、作業道が役目を終えたのか、この時には橋の痕跡はありませんでした。 水量は多めですが、歩けそうな所を探してを渡っていきます。 沢を渡って林道三久安線の終点に出ると、最初に登っていったが右側にあります。 左へ進んでいくと、車を止めておいた駐車地がすぐの所にあります。