藤ヶ峰
概 要 藤ヶ峰は、宍粟市一宮町と神河町の境にある標高941.9mの山です。 山頂は樹木に囲まれていて眺めは良くありませんが、途中の尾根には山並みを眺められる所があります。 今回は森林基幹道「千町・段ヶ峰線」の起点の少し南西側から尾根に取り付いて山頂へ登り、 東へ延びる尾根にある917m峰や南千町ヶ峰を経て林道へ降るルートを歩きます。
起 点 神河町 川上地区
終 点 神河町 川上地区
川上地区…登山口…地籍図根三角点…藤ヶ峰…917m峰…38番鉄塔…展望地…南千町ヶ峰…登山口…川上地区
所要時間 3時間40分
歩いて... 藤ヶ峰までの尾根には標識類を見掛けませんが、桃テーが点々と取り付けられていてルートを示しています。 傾斜が急な所もあって、息を弾ませながらの登りとなりました。 南千町ヶ峰までの稜線には多少のアップダウンがあるものの、所々に標識があり、 眺めが広がる所もあって、快適な尾根歩きが出来ます。
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コース紹介
川上地区
養父市大屋町から富士野トンネルを抜けて県道6号を南下していきます。 国道429号に出て南下し、また県道6号に入って更に南下していくと、 宮の元バス停を過ぎた所に流れる福地川にが架かっています。 橋を渡った所に立つ「福地渓谷4km」の標識に従って左折し、県道39号を進んでいきます。 集落を過ぎて奥へ進んでいくと「ふくち自然村山の駅」と書かれたがあります。 傍には、「」、 「」などがあります。 狭くなる道を奥へ進んでいくと、森林基幹道「千町・段ヶ峰線」とのに着きます。 車を何台も止められる広い所が手前にあるので、ここに車を止めさせて頂きました。
森林基幹道の入口には「」があって、 が載っていますが、 今回登る藤ヶ峰南千町ヶ峰は描かれていません。 傍には「千町・段ヶ峰線 起点」の標柱が立っています。
森林基幹道 千町・段ヶ峰線 案内図
林道を利用されるみなさまへ
林道は森林の管理や木材を運搬するための道路です。
一般道に比べ危険を伴うことが多く、次のことを理解したうえで利用してください。
安全な通行速度は20km/h以下です。
通行できない車輌は、積載時重量20tを超える車輌、積載時延長12mを超える車輌
通行に当たって注意すること
山間部を通り、未舗装で凹凸が多い。
急カーブ坂道が多く道幅が狭い。
落石や土砂崩れの危険性がある。
ガードレールやカーブミラーが少ない。
利用に当たっての注意事項
悪天候や夜間は通行しないでください。
豪雨、強風、積雲、凍結、濃霧など気象条件が悪いとき、落石、土砂崩れ、倒木、スリップの恐れが多く危険です。
ほかの利用者の迷惑や自然環境に負荷をかけるスピードの出しすぎ、不法投棄など行わないでください。
林道を占有する時はあらかじめ下記事務所で許可を得てください。
管理者 兵庫県・兵庫県光都農林振興事務所林道管理課
登山口
を引き返していきます。 の心地良い水音を聞きながら進んでいきます。 岩壁の袂を過ぎて右へ曲がっていくと、宍粟市と神河町のの道路標識が立っています。 市町境を過ぎていくと、山際に「藤ヶ峰登山口」のがあります。 ここが今回の登山口になります。 駐車地から8分ほどの所になります。
異常気象時 通行規制区間 起点
通行規制について
この道路区間(神崎郡神河町長谷〜神崎郡神河町川上まで)の間は下記の場合に通行止めをします。
1.連続雨量が概ね150mmに達した時
2.道路が危険な時
兵庫県、兵庫県中播磨県民センター姫路土木事務所
垂らされているに掴まりながら、急斜面を斜めに登っていきます。 植林地の小尾根に出て、僅かなを辿って右へ曲がっていきます。 植林地を斜めに横切るように登って左へ曲がり、植林地と雑木林を分けるを登っていきます。 思いのほか傾斜が急なので、右に見えるを眺めたりしながらゆっくり登っていきます。 息を弾ませながら登っていくと、傾斜が緩む尾根の背に出ます。
茂るの左側を通過していきます。 快調に進んでいくと、次第にが増してきます。 境界杭が続く尾根を登っていくと、アセビが茂る僅かなに着きます。 アセビを抜けて軽く降っていくと、すぐにになります。 息を弾ませながら登っていくと、踊り場のような緩やかな所に出ます。
すぐに傾斜が増してくるを登っていきます。 登るにつれて、次第にになってきます。 右の樹間にを眺めながら登っていきます。 所々にが見られる尾根を登っていきます。 少し登っていくと、踊り場のような緩やかな所に出ます。
地籍図根三角点
少し右へ曲がって、を軽く登っていきます。 登り傾斜が増してくると、が茂る所を過ぎていきます。 が幾つか剥き出す所を登っていきます。 広がってくる尾根を登っていくと、「地籍図根三角点」のが立っています。 登山口から27分ほどの所になります。 境界杭のようなものはありますが、コンクリートの基礎に円形の金属板を取り付けたしっかりとしたものではありません。 落ち葉に埋もれているのかと思って傍を探してみますが、それらしいものは見つけられませんでした。
地籍図根三角点
大切にしましょう基準点
平成元年
一宮町
広い尾根を登っていくと、になります。 少し左へ曲がって、を進んでいきます。 右側に広がるを眺めながら進んでいきます。 傾斜が増してくるを登っていきます。 息を弾ませながら登っていくと、標高880mほどの緩やかな尾根になります。 登山口から40分ほどの所になります。
右から登ってくる尾根を合わせて、左へ続く僅かにを進んでいきます。 緩やかな所を過ぎて登っていくと、少し曲がっていきます。 緩やかな所もあるを登っていきます。 が尾根を塞ぐ所もありますが、難なく通過していきます。 植林地の前までくると、標高900mほどの僅かな高みに着きます。 登山口から45分ほどの所になります。
左へ降っていく尾根は見送って、軽い降り坂で続くを進んでいきます。 緩やかな所を過ぎて軽く登っていくと、またになります。 軽い登り坂になる尾根を進んでいくと、標高900mほどの僅かなを越えていきます。 軽く降っていくと、になります。 左へ曲がりながら続く緩やかな尾根を進んでいきます。
藤ヶ峰 (標高941.9m)
僅かに撓んだ所を過ぎて、になる尾根を進んでいきます。 植林地の縁に続くを登っていきます。 正面が明るくなってくると藤ヶ峰の山頂に着きます。 登山口から56分ほどで登って来られました。 中ほどには「宍粟 別選 5名山 藤ヶ峰(942m)」のが立っています。 傍には三等三角点「白口」があるので、地形図に載っている941.9m峰になるようです。 周囲には樹木が茂っていて眺めは良くありませんが、南東の方角に少しが見えます。 急坂もある尾根を登ってきて疲れたので、水分補給などをしながら休憩していきます。
落ち着いたところで、先へ続くを軽く降っていきます。 緩やかな所を過ぎていくと、軽いになります。 緩やかになった尾根を少し進んだ先を軽く降っていくと、尾根は曲がっていきます。 緩やかになった尾根を進んでいくと、右側にが広がってきます。 右へ曲がって斜面を横切るように降り始めると、標識らしきものが見えてきます。 近づいていくと「藤ヶ峰941.9m」ので、「5分」と書き込まれています。 藤ヶ峰から5分ほどの所になります。
標識を過ぎていくと、を登るようになります。 少し登っていくと傾斜がになります。 軽く登っていくと、僅かなの手前を左へ曲がって降っていきます。 が茂る所を過ぎると登り坂になります。 広い尾根を軽く登っていくと、標高940mほどの小峰に着きます。 藤ヶ峰から11分ほどの所になります。
少し左へ曲がって、を降っていきます。 アセビが見られる所を降っていくと、になります。 程なくして軽いになります。 緩やかな所を過ぎるとになります。 僅かなに着いて、少し左へ曲がって降っていきます。 植林地の端を降っていくと、「十八」のタイルが嵌め込まれた石杭があります。 藤ヶ峰から13分ほどの所になります。
になる尾根を進んできます。 僅かなに着くと、脇に「十九」のタイルが嵌め込まれた石杭があります。 少し右へ曲がって、で続く緩やかな尾根を進んでいきます。 軽く登って緩やかになると、「二〇」のタイルが嵌め込まれた石杭があります。
僅かに撓んだ所を過ぎるとになります。 植林地を抜けると、明るいの尾根になります。 茂るの左側を登っていきます。 緩やかになった所を過ぎると、僅かにになります。 広い尾根を登っていくと、尾根が四方に分かれる標高970mほどの小峰に着きます。 藤ヶ峰から24分ほどの所になります。 中ほどの樹木には「藤ヶ峰」のが取り付けられていて、今来た尾根を指しています。
四方の尾根のうち、を降っていきます。 左の樹間にを眺めながら、「界」の短杭が続く尾根を降っていきます。 次第に傾斜が増してくるを降っていきます。 少し左へ曲がりながら降っていくと、になります。 しばらく進んでいくと、尾根の肩のような所に着きます。
少し左へ曲がって、軽いの尾根を進んでいきます。 緩やかになったり降り坂になったりする尾根を進んでいくと、標高880mほどのになります。 程なくしてになります。 正面に近づいてくる高みへ向かって登っていくと、次第に傾斜がになってきます。 緩やかな尾根を軽く登っていくと、標高900mほどの小峰に着きます。 藤ヶ峰から37分ほどの所になります。
917m峰
少し左へ曲がって、軽いの尾根を進んでいきます。 左へ曲がりながら降っていくとになります。 すぐにになる尾根を進んでいきます。 軽く登っていくと、右前方にが見えてきます。 少し左へ曲がりながら登っていくと高みに着きます。 藤ヶ峰から42分ほどの所になります。 中ほどの樹木には「藤ヶ峰」のが挟まっていて、今来た尾根を指しています。 「界」のもあります。 この場所を示す標識類は見掛けませんが、地形図に載っている917m峰になるようです。 周囲には樹木が茂っていて眺めは良くありませんが、ひと息入れていきます。
先ほど見えていた南南西へ延びる右の尾根は見送って、を降っていきます。 少し降っていくと右の奥にが見えてきますが、 方角からすると夜鷹山でしょうか。 僅かな起伏で続く標高900mほどのを快調に進んでいきます。 左に見えるを眺めながら進んでいきます。 軽く登っていくと、僅かな高みの左肩を過ぎていきます。
38番鉄塔
左へ曲がりながら進んでいくとになります。 しばらく降っていくとに着きます。 正面に見える高みへ向かって、を登っていきます。 程なくして、白い防護網が被せられた幼木が林立する開けたに出ます。 真っ直ぐ登っていくと、送電線の鉄塔「草木南小田第一線三八」の袂に出ます。 917m峰から12分ほどの所になります。
振り返って、広がる山並みを眺めながら休憩していきます。
北西の方角には残雪が見られるが見えます。 山頂には避難小屋のようなものが見えるし、方角からすると氷ノ山でしょうか。
落ち着いたところで、へ登っていきます。 白い防護網が被せられた幼木が終わる所まで来ると、樹木に「鉄塔→フジガミネ→」のが取り付けられています。 軽いの尾根を進んでいきます。 少し登っていくと、になります。 再び登り坂になると、尾根が広がってきます。
展望地
程なくして、尾根にが生い茂っています。 アセビの左側をしていきます。 のようなものを辿って、左斜面を登っていきます。 右へ曲がりながら登っていくとに出ます。 中ほどの樹木には「左へ 藤ヶ峰」の標識が取り付けられていて、今来た獣道を指しています。 38番鉄塔から7分ほどの所になります。 正面には山並みを見渡せる展望地になっています。
38番鉄塔で見えていたと思われる山も良く見えます。
南千町ヶ峰 (標高985.6m)
軽く登っていくと、「界」の短杭がある僅かなを越えていきます。 軽く降っていくと、になります。 左へ曲がりながら降っていくと、緩やかでになります。 更に左へ曲がって、になる尾根を進んでいきます。 軽く登っていくと、樹木が伐採されて明るくなった南千町ヶ峰に着きます。 展望地から6分ほど、藤ヶ峰から1時間16分ほどで到着しました。 中ほどには「下千町」があるので、地形図に載っている985.6m峰になるようです。 脇の樹木には「南千町ヶ峰985.6m」のが取り付けられています。 周囲には樹木が茂っていて、眺めは良くありません。 この先は林道へ向かって降るだけなので、お昼には少し早い時刻でしたが、脇の切り株に腰掛けて昼食タイムにしました。
三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
国土地理院
お腹が満ちたところで、東へ延びるを降っていきます。 降り口の切り株には「登山口」のが取り付けられた杭が打ち込まれています。 緩やかな所もあるの尾根を進んでいきます。 正面の樹間に山並みを眺めながら降っていくと、樹木に「登山口」の標識が取り付けられていて、左の斜面を指しています。 南千町ヶ峰から5分ほどの所になります。 標識を見落とすと、このまま正面の尾根を降ってしまうので要注意です。 ここは標識に従って、を降っていきます。
少し降っていくとになります。 アセビが茂る所を過ぎていくとになります。 軽く登っていくと、僅かなに着きます。 少し降っていくと、になります。 軽い登り坂になる尾根を進んでいくと、僅かな高みに着きます。 南千町ヶ峰から11分ほどの所になります。
高みを越えて、を降っていきます。 緩やかになった尾根を進んでいくと、尾根がしています。 標識類は見掛けませんが、北へ延びるを降っていきます。 樹木に巻かれたを辿りながら、かなり傾斜がある尾根を降っていきます。 少し左へ曲がりながら降っていくと、右下に森林基幹道が見えてきます。
登山口
右下にを眺めながら、植林地の縁を降っていきます。 正面に見えてくるへ向かって降っていきます。 少し曲がりながら降っていくと、林道大河内線に降り立ちます。 南千町ヶ峰から19分ほどで降りて来られました。 出口には「藤ヶ峰登山口」のが立っています。 左側の奥にはが見えます。 振り返って、を確認していきます。
左へ続く林道大河内線は狭いながらも車で走行できる舗装路になっていて、 宍粟市一宮町の千町地区を通る車道に出られます。 には「千町の大ミズナラ」や地蔵堂などがあり、「宍粟別選5名山 藤ヶ峰 登山口」の標識も立っています。
ふじがみね(宍粟 別選 5名山)藤ヶ峰登山口
登山者の皆様へ
「みんなで守ろう!宍粟50名山」事業を展開しています。 登山道の倒木・崩壊、案内看板の破損など、お気付きになられた事がありましたが、下記まで情報をお願いします。
公益財団法人 しそう森林王国観光協会
右側すぐの所にあるへ向かっていきます。 切通を抜けると、森林基幹道「千町・段ヶ峰線」の曲がり角に出ます。 左脇にはが立っていて、 左前方の道は「千町峠」、今来た道は「草木2.8km」となっています。 正面には起点にあったのと同様の「」があって、 が載っています。 左側すぐの所に砂利敷きの(*)があるので、 複数台の車で来る場合には、ここに車を待機させておけば良さそうです。
*小広い所の道路脇には「2.8km」の白い標柱が立っています。
車を止めてきた駐車地へ向かって、右前方へ続くを進んでいきます。 程なくして、「2.7km」のが立っています。 説明は書かれていませんが、森林基幹道の起点からの距離を表していて、100m毎に設置されています。 その先へ進んでいくと、「2.5」の緑のが立っています。 この標識も森林基幹道の起点からの距離を表していて、0.5km毎に設置されています。 緩やかな所もある降り基調の道を進んで「2.0」の緑の標識を過ぎていくと、 左側にのような所が広がってきます。 「1.8km」の白い標柱まで来ると、地形図に実線で載っている地道が左へ戻るように分かれていきます。 森林基幹道に出た所から14分ほどの所になります。
脇の谷筋に設けられた砂防ダムや補強された崖などがあるを進んでいきます。 左側を流れるの水音を聞きながら淡々と進んでいきます。 森林基幹道の幅は広くないものの、路肩が広がったが所々にあって、車がすれ違い易くなっています。 「0.9km」の白い標柱を過ぎていくと、右側に小屋が二つ建っています。 森林基幹道に出た所から27分ほどの所になります。
川上地区
更に続くを進んでいきます。 H字鋼の支柱の間に丸太を積んだの傍を過ぎていきます。 「0.5」の緑の標識を過ぎていくと、左にが広がってきます。 近くにはになった山があります。 森林基幹道を更に進んで県道39号の曲がり角に出ると、車を止めておいた駐車地が正面すぐの所にあります。 森林基幹道に出た所から40分ほどで到着しました。