多々良木366m峰
概 要 朝来市の多々良木地区にある366m峰へ登ります。 多々良木ダムの傍にあって、あさご四季の森の散策道が巡っています。 今回はあさご芸術の森美術館の駐車場を起終点とし、多々良木ダムの堤頂通路を往復した後、 北東側の斜面から山頂へ登り、北北西に延びる尾根を降るルートを歩きます。
起 点 朝来市 多々良木地区
終 点 朝来市 多々良木地区
多々良木地区…多々良木ダム…登山口…尾根…366m峰…尾根…テーブル・ベンチ…東屋…周回道…多々良木地区
所要時間 1時間50分
歩いて... 傾斜が急な所には木の階段が設置されていますが、 整備されてからかなり年月が経つようで、土砂が覆ったり崩れている所があって、散策道はかなり荒れています。 そのためか「入山禁止」の看板も見掛けますが、自己責任で歩きました。 山頂は樹木が茂っていて眺めは良くありませんが、下山時の尾根からは山並みを少し眺められました。
関連メモ 今のところ、関連メモはありません。
コース紹介
多々良木地区
朝来市を通る国道312号の多々良木交差点から東へ延びる道を進んでいきます。 大石橋を渡った先にある赤い野外彫刻があるを右折していきます。 正面に多々良木ダムが見えてくると、緑の野外彫刻の先にがあります。 右に架かる和谷橋を渡るとあさご芸術の森の駐車場があるので、ここに車を止めさせて頂きました。
駐車場の端にはがあります。 「」と題した大きな案内板もありますが、今回歩くルートは載っていません。 案内板の裏手にはが立っていて、 左の道は「あさご芸術の森美術館」、右の道は「みのり館」となっています。 左折してダム湖の周回道を軽く登っていくと、右へ戻るように続く散策道とのがあります。 入口には「四季の森」と題した案内板があって、「」が載っています。 今回歩くルートが載っていますが、この北側の多々良木ダムの先に描かれている散策道から登ることにします。 右の散策道(*)を見送っていくと、左側にあさご芸術の森美術館がありますが、訪ねるのは省略します。
*右の散策道は尾根の先端を回り込む辺りで行き止まりになっています。 その手前から小径を降って金網柵の扉を抜けると多々良木フォレストリゾートCoCoDe(旧:多々良木みのり館)へ出ます。 半球状のドームハウスが建ち並ぶ中を進んでいくと、小川の傍から車道へ出られます。 案内図に載っている散策道が合流する所は見掛けません。 (ルート図に緑色で表示)
四季の森
この森は、かつて薪や炭の生産が行われ、里山林として人々に親しまれてきました。 林内にはコナラやアカマツ林、植林されたスギ・ヒノキの人工林があります。 日本古来の豊かな植物や動物を残す里山林は、全国的に減少する傾向にある、 この森では適切な維持・管理を行い、豊かな里山環境を保存してゆきます。 春には、コバノミツバツツジ、ナツハゼ、クロモジ、チゴユリなどの花が美しく、そのほかにも様々な植物が観察できます。
たきび、たばこの吸い殻やゴミの金捨てに注意し、植物や動物を大切にしましょう。
【”ひょうご豊かな森づくり構想”に基づく里山林整備事業】
この区域は、地域の皆さん方のご協力のもと、景観や多様な動植物を保全し、保健や森林学習の場に活用するため、 県内の林地を開発した方々の協力金により、森林の整備や歩道の開設などを行いました。 平成10年3月
兵庫県・朝来町・(社)兵庫県森と緑の公社
道なりに右へ曲がって登っていくと、道端にが佇んでいます。 石仏を過ぎていくと、左側に「散策道」のが二つ立っています。 手前の散策道も気になりますが、先の方の標識から鎖柵が設置されたを登っていきます。 階段を登り切ると左右に通る舗装されたに出ます。 左の道は手前から登ってくる散策道なので、右へ進んでいきます。 緩やかな道を進んで森の出口にある車止めを過ぎると、ダム湖の周回道に出ます。 脇には「散策道」の標識が立っていて右を指しています。
多々良木ダム
軽い登り坂で続くを左へ進んでいきます。 路肩が広がって車を数台止められそうな所まで来ると、左側にがあります。 柵を見送っていくとに着きます。 駐車場から13分ほどの所になります。 手前には駐車場にあったのと同様の「」と題した案内板がありますが、向きが180度違っています。 車止めと鉄柵の先に続くを歩いていきます。 上流側にはダム湖と山並みが広がります。
下流側にはなどが見えます。 対岸まで進んで周回道に出ると、手前にあったのと同様の「」がありますが、 向きが180度違っています。
堤頂通路利用についてのお願い
この公園は、だれもが楽しく利用できるようにつぎのことを守りましょう。
1. ゴミ類は、持ち帰ってください。
2. 芝生や樹木、施設を大切にしてください。
3. 他人の迷惑になるようなことは、しないでください。
4. 物品の販売をしたり、広告等を掲示しないでください。
5. 犬・猫などの動物を連れての利用は御遠慮ください。
6. オートバイの乗り入れはやめてください。
7. 飲酒・たばこのポイ捨て等はやめてください。
8. 各注意看板ならびに、係員の指示には必ず従ってください。
9. 堤頂通路の利用時間に関しては季節および当社の都合により、 利用時間の変更または、閉門する場合がありますので、ご了承ください。
堤頂通路の利用時間 御前10時00分から午後4時00分まで
関西電力株式会社 奥多々良木発電所
登山口
往復12分ほどで手前のまで引き返してきます。 少し進んだ所に、小振りのボート「多々良木丸」が吊り下げられたがあります。 小屋を過ぎていくと、右の山際に小広くなった所があります。 ここが今回のになります。 多々良木ダムから2分ほど、駐車場から28分ほどの所になります。 脇には「ササユリは朝来町の花です」のが出ています。
ササユリは朝来町の花です
自然の豊かさのバロメータとなる植物と言われています。 近年は絶滅の危機にさらされており、町内の有志で守り育てる努力をしています。 「皆様のご協力、ご支援をお願いします」。
朝来町:ササユリ21
手摺りが設置されたを登っていきます。 脇には「四季の森入口」の標識が倒れています。 石段を登り切ると、夏草が茂る所にが現れます。 森へ入って右へ曲がり始めると「」の看板がありますが、自己責任で歩いくことにします。 土砂が覆ったり壊れたりして荒れたを登っていくと、左へ曲がっていきます。 少し先を右へ曲がって、更に続く木の階段を登っていきます。
石段も見られる荒れたを登っていきます。 傾斜が緩やかな所を過ぎて再び階段が現れると曲がっていきます。 少し先を曲がって、木の階段を更に登っていきます。 また曲がっていきます。 荒れた木の階段が途切れると、斜面を横切るように続く緩やかな道になります。 登山口から8分ほどの所になります。
少し進んだ所を右へ曲がって、まだまだ続くを登っていきます。 階段が途切れる所まで登ると、右の樹間に僅かにが見えます。 また現れる階段を登り始めると曲がっていきます。 右へ曲がりながら続くを登っていきます。 左へ曲がる所まで来ると、松の幼木が階段を塞いでいます。 登山口から17分ほどの所になります。
尾根
松の幼木の左側をしていきます。 更に続くを登っていくと、上の方が明るくなってきます。 振り返ると、樹間からが少し見えます。 近づいてくる尾根に向かってを登っていきます。 木の階段を登り切ると、366m峰から北北西へ延びる尾根に出ます。 登山口から21分ほどで登って来られました。
366m峰
左へ続くを軽く登っていきます。 傾斜が緩んでくると「国土調査」のを見掛けるようになります。 軽く登るようになると、役目を終えたと思われるが尾根を塞いでいます。 防護網を跨いで、「細部図根」のも見掛ける尾根を軽く登っていきます。 赤プラ杭も見掛ける尾根を登っていくと、緩やかな高みに着きます。 尾根に登り着いた所から7分ほどの所になります。 脇に「国土調査」のがあるばかりですが、ここが地形図に載ってる366m峰になるようです。 周囲には樹木が茂っていて、残念ながら眺めは広がりません。
尾根
366m峰の先にはの尾根が続いています。 地形図によると420.7m峰を経て行者山へ登っていけそうですが、 歩くのはまたの機会にして、を引き返すことにします。 少し降っていくと、尾根を塞ぐを跨いでいきます。 右側に防護網が続くを進んでいきます。 防護網が遠退いた先へ軽く降っていくと、尾根に登り着いた所に戻ってきます。 には木の階段が少し見えるばかりで、うっかりしていると通り過ぎてしまいそうです。
登ってきた木の階段を見送っていくと、すぐの所にが設置されています。 展望が広がるのかと思いますが、樹間から僅かに多々良木ダムが見えるばかりです。 ベンチを過ぎて傾斜が増すと、を降るようになります。 20段ほど降っていくと分岐があります。 366m峰から7分ほどの所になります。 脇にが倒れていて、 正面の道は「あずまや500m」、左の道は「小さな沢200m」、今来た道は「多々良木ダム300m」となっています。 麓にあった「あさご四季の森案内図」に載っていた散策道が分岐している所になります。 は地形図に実線で載っている道へ25分ほどで降りられますが、 今回は正面の階段を降っていきます。
テーブル・ベンチ
尾根に続く幅の広いを降っていきます。 尾根のを降るようになると、前方が明るくなってきます。 階段が途切れるとテーブル・ベンチがあります。 366m峰から9分ほどの所になります。 樹木が邪魔をしていますが、右側には多々良木ダムが見えます。 リュックを降ろして水分補給をしながら、ひと息入れていきます。
落ち着いたところで、再び始まるを降っていきます。 尾根の右肩からに出ると、少し右へ曲がっていきます。 階段が途切れて石が覆うを降っていきます。 傾斜が緩やかになると、尾根の背を外れて右肩を降るようになります。 また現れる木の階段を降り始めたすぐの所にが倒れています。 テーブル・ベンチから2分ほどの所になります。 表面を覆う落葉や腐葉土を払い除けてみると「アカマツ林」の解説板でした。
アカマツ林 (アカマツ−コバノミツバツツジ群集典型下位群落)
アカマツ林は関西地方を代表する里山のひとつで、やせた土地でも生育するので尾根部を中心に広がっています。 アカマツは常緑針葉樹ですので、年間をとおして緑を楽しむことができますが、 最近はマツクイムシの被害により、所々で枯れる木も目に付きます。 林内には、黒褐色の酸っぱい実(食べられます)のなるナツハゼや、 春にコブシによく似た白い花を咲かせるタムシバなども見られます。 樹皮に黒い斑点があるのが特徴のクロモジは、木の香りがよいので、高級な楊枝の材料に使われます。
里山林整備事業
尾根の右肩に続くを降っていきます。 途切れながら続く階段が終わって、尾根のを降っていきます。 次第に低くなってくる左の尾根に沿って降っていくとに出ます。 すぐの所に、倒木で押しつぶされたベンチがあります。 テーブル・ベンチから4分ほどの所になります。 右の樹間に僅かにが見えます。
ベンチを過ぎていくと、すぐに尾根のを降るようになります。 程なくして曲がっていきます。 すぐ先を左へ曲がって、尾根のに続く木の階段を降っていきます。 左の尾根が低くなってくると、尾根の背を跨いで左へ回り込んでいきます。 テーブル・ベンチから7分ほどの所になります。 右脇には「入山禁止」の看板があります。 曲がり角にはが設置されていて、山並みが少し見えます。
土砂が覆ったを降っていきます。 に出て、更に続く階段を降っていきます。 木の階段が終わると、になった道を進んでいきます。 尾根の背を通っていても良さそうに思えますが、何故だか道は右肩に続いています。 軽い登り坂になると、右側に少しが見えます。 程なくして、僅かな高みを過ぎていきます。 テーブル・ベンチから12分ほどの所になります。
少し右へ曲がって、尾根のに続く道を降っていきます。 の間を過ぎていきます。 次第にを降るようになります。 傾斜が増してくると、土砂に埋もれたを降っていきます。 倒木を跨いだりしながら降って尾根の背に出ると、木の階段は途切れます。
東屋
緩やかになったを進んでいきます。 程なくして東屋に着きます。 テーブル・ベンチから16分ほどの所になります。 手前にが倒れているので裏返してみると「ツツジのみち」となっています。 立っていた時には今来た道を指していたのでしょうか。 の中は、壁に沿ってベンチが設置されて小綺麗になっています。 周囲には樹木が茂っていて眺めは広がりません。 この先の尾根には波板付きのが横切っていて閉ざされています。 周囲の様子を確認しながら、ひと息入れていきます。
標識の所から右へ戻るように続くを降っていきます。 少し降って所を曲がっていきます。 波板付きのの前まで来て、右へ曲がっていきます。 斜面を横切るように降っていくと、土砂に埋もれたが現れます。 程なくして浅い谷筋に降り立ちます。 東屋から3分ほどの所になります。 降りた所に標識が倒れているので、裏返してみると「あずまや100m」となっています。
周回道
左側に見える波板付きのの扉へ向かっていきます。 半開きになったを通過していきます。 が茂って道が不明瞭な所を進んでいきます。 側溝のような所を過ぎていくと、ダム湖の周回道の曲がり角に出ます。 東屋から5分ほど、366m峰から36分ほどで降りて来られました。
最初に見掛けた案内図には、東屋から周回道に出る途中から分かれていく散策道が描かれていますが、 それらしい道には気が付きませんでした。
車を止めてきた駐車場には周回道を左へ降っていけば良いのですが、 右側すぐの所にある元来た舗装されたを通っていきます。 少し先にあるを直進していきます。 擬木の柵の手前まで来て、左にある手摺り付きのを降っていきます。 小さくクランク状に曲がりながら続くを降っていきます。 左右に通る散策道に降り立つと、右側に擬木の柵で囲まれた小広場があります。 周回道に出た所から7分ほどの所になります。 柵の傍までいくと、が間近に見えます。
多々良木地区
石段から降り立った所まで引き返して舗装された散策道を進み始めるとがあります。 右の道からも周回道へ降りられそうですが、正面の散策道を進んでいきます。 軽い降り坂の散策道を進んでいくと、ダム湖のに出ます。 右へ曲がって降っていくと、正面にが見えてきます。 石仏の先を道なりに左へ曲がっていくとがあります。 敷地内に入って広い石段を降ると、車を止めておいた駐車場があります。 周回道に出た所から14分ほどで到着しました。