市島372m峰
概 要 丹波市市島町にある372.4m峰(点名:徳尾)に登ります。 スポーツピアいちじまを起終点とし、「いわくら里山ハイキングコース」の南入口から登って北入口へ降ります。 途中でハイキングコースを離れて372.4m峰まで往復します。
起 点 丹波市市島町 中竹田地区
終 点 丹波市市島町 中竹田地区
中竹田地区…南入口…林間広場…愛宕神社…秋葉神社…中間地点…尾根の肩…372.4m峰…尾根の肩…小峰…中間地点…秋葉神社…磐座展望所…北入口…石像寺…南入口…中竹田地区
所要時間 2時間50分
歩いて... ハイキングコースには崩落地が何箇所かあって、急な尾根にトラロープが張られた長い迂回路が出来ていました。 山頂は樹木に囲まれていて展望は良くありませんが、ハイキングコースの途中からは山並みを眺められました。
関連メモ 今のところ、関連メモはありません。
コース紹介
中竹田地区
福知山市を通る国道9号の下の東堀交差点から国道175号を南下していきます。 塩津峠を越えて丹波市に入っていくと、道路の東側にスポーツピアいちじまがあります。 ここの駐車場に車を止めさせて頂きました。
西側のいちじま球場にも駐車場があって、ハイキングコースの入口に近いのですが、 球場が利用されていない日には車止めが設置されて入れなくなっています。
南入口
駐車場を出て、道路向かいのへ入っていきます。 入口には今回歩く「いわくら里山ハイキングコース」と題したがありますが、少しくたびれています。 右にある駐車場を進んでいくと、磐座展望所と思われるが見えてきます。 突き当たりを左へ曲がって、トイレへ続くの途中から右へ進んでいきます。 地道と舗装路の境に出て左へ進んで野球場を回り込む道路に出ると、右側すぐの所に南入口があります。 駐車場から5分ほどの所になります。 先ほどと同様の「いわくら里山ハイキングコース」と題したがあります。 傍には「寺まで2.70km」のが立っています。 同様の標柱は、この先にかけて幾つか見掛けます。
案内板には所要時間が載っていて、南入口から秋葉神社まで35分(5+15+15)、秋葉神社から北入口まで20分(10+10)となっていますが、 体力のない私にはもっと時間がかかりそうです。
スポーツピアいちじまから里山へ
スポーツピアいちじまから里山へ公園を利用する人々にスポーツハイキングやジョギングコースとして、 また、ゆっくりとした森林浴や健康のための運動の一環としてこのスタート地点から公園1周ルート、 野球場1集ルートから里山南入口へ、そして山頂を目指し磐座展望所をへて北入口をへて公園へ戻るルートを設定しています。 林内に距離表示や誘導サインもありますので自分のスペースに合わせて利用してください。
〜平成20年度 里山ふれあい森づくり(ミニ里山公園型)〜 兵庫県
「自分のスペース」は「自分のペース」の誤記か思われますが、そのまま載せておきます。
いわくら里山ハイキングコース −南入口から北入口まで−
南入口から北入口まで、約2.7kmのコースです。 南入口からスギの人工林を抜けて林間広場へ向かいます。 林間広場には、休憩所があります。 林間広場から愛宕神社へ登ると市島のまちなみを眺めることができます。 愛宕神社から尾根筋のアカマツ林を通り巨岩に出合いながら山頂の秋葉神社へ向かいます。 山頂から下りコジイ林を抜けると磐座展望所へたどり着きます。 ここでは、迫力のある大きな岩を見ることができます。 磐座からヒノキの林を抜けて北入口へ歩く約1時間のハイキングコースです。
〜平成20年度 里山ふれあい森づくり(ミニ里山公園型)〜 兵庫県
林間広場
左へ曲がって植林地へ向かっていくと、すぐにがあります。 上下に設けられた短いレバーを回して扉を開けて通過していきます。 を回り込むように右へ曲がりながら進んでいきます。 軽く降って、を横切っていきます。 小さな木橋を渡って左へ曲がりながら軽く登っていくと、休憩所と展望デッキがある林間広場に出ます。 南入口から3分ほどの所になります。 へ登ってみますが、眺めはさほど広がりません。 の傍には輪切りのベンチも並んでいて休憩するのに良い所ですが、 まだ歩き始めたばかりなので通過していきます。
休憩所を過ぎた所にが立っています。 に近づいていくと、 左へ続く道は「岩倉公民館へ」、今来た道は「スポーツピア市島へ」となっています。 傍には標柱もあって、「寺まで2.55km・スポーツピア市島まで150m」となっています。 左の道へ進んでいくと、明瞭は道は防護柵沿いに左へ続いていますが、 は農地に出てしまうので、 桃テープの間に続くを進んでいきます。
を軽く登っていくと、次第に左へ曲がっていきます。 尾根の左斜面を進んでいくとが張られています。 トラロープに沿って曲がりながら尾根を登っていくと、道を塞ぐようにが張られています。 道は正面へ続いているようですが、ロープに沿って右前方へ登っていきます。 脹ら脛を痛くしながら急な尾根を登っていくと、の上に出ます。 手前にあった分岐から続くトラロープが張られたルートは、崩落地の迂回路だったようです。 崩落地を過ぎていくと、左右に通る尾根の背に出ます。 南入口から8分ほどの所になります。
右へ続く段差の高いを登っていきます。 に出て左へ曲がり、尾根の右斜面を登っていきます。 左上に東屋が見えてくると、「寺まで1.95km・スポーツピア市島まで750m」のが立っています。 岩が剥き出すようになる尾根を登っていくと分岐があります。 南入口から21分ほどの所になります。 正面にはが立っていて、 右の道は「岩倉公民館へ」、今来た道は「スポーツピア市島へ」となっています。 左にも道がありますが、標識には何も示されていません。
愛宕神社
左上に見えている東屋へ向かってを登っていきます。 右へ曲がりながら登っていくと東屋に着きます。 南入口から22分ほどの所になります。 傍にはがあって、横には「愛宕神社」の解説板があります。 ここから見える景色の絵も載っていますが、風化して良く分からなくなっています。 振り返ると、を見渡せる眺めが広がります。
愛宕神社
愛宕信仰(あたごしんこう)
京都市の愛宕山山頂に鎮座する愛宕神社から発祥した、火防の神に対する神道の信仰とされています。 中世後期以降、愛宕の神は火伏せに霊験のある神として広く信仰されるようになりました。 現在では火産霊命(カグツチ)が祭神とされています。
「竹田村志」の記述
竹田村志には、「山の上に祀ってある。七月に祭りがある。当日は当番が社の清掃をして、御供と御酒を献じ、会食する。」と記載されています。
手前のまで引き返して、「岩倉公民館へ」の標識が指す道を登っていきます。 尾根の左斜面から尾根の背に出て、を登っていきます。 は段差が高くて歩き難くなっています。 階段が終わって緩やかな道になるとがあります。 大岩の脇を過ぎていくと、「寺まで1.80km・スポーツピア市島まで900m」の標柱が立っています。 愛宕神社から5分ほどの所になります。
を進んでいきます。 次のまで来ると、僅かに窪んだ所を過ぎていきます。 軽く登っていくと、「寺まで1.65km・スポーツピア市島まで1.05km」のが立っています。 少し左へ曲がって、緩やかになった尾根を進んでいきます。
になってくる尾根を進んでいきます。 左の谷筋が明るくなってくると、「寺まで1.50km・スポーツピア市島まで1.20km」のが立っています。 尾根の左斜面に続く道を進んでいくと崩落地に出ます。 愛宕神社から17分ほどの所になります。 崩落地の先にはが見えているので、以前にはこのまま尾根の左斜面を通って行けたようです。 少し引き返してくると、トラロープが張られたが尾根の背に出来ています。
秋葉神社
急な尾根に続くを登っていきます。 傾斜は急ですがロープに掴まらなくても登れるので、両側に張られたはルートを示すために設置されているようです。 近づいてくる明るい所へ向かって登っていくと、標高290mほどの緩やかなに着きます。 愛宕神社から22分ほど、南入口から47分ほどで登って来られました。 中ほどの石積みの上には石造の小祠があって、脇にあるには「秋葉神社改築」「平成21年6月 岩倉氏子一同」と刻まれています。 広めの礎石やだったと思われる木材も見掛けるので、 以前にはもう少し大きな社が建っていたように思えます。 「いわくら里山ハイキングコース」の最高地点になりますが、残念ながら樹木が茂っていて眺めは広がりません。
中間地点
「いわくら里山ハイキングコース」は右の尾根へ続いていますが、 372.4m峰を訪ねるべく、を進んでいきます。 少し倒木が見られるを進んでいきます。 軽い降り坂になる尾根を進んでいくと、浅い鞍部に着きます。 秋葉神社から2分ほどの所になります。 中ほどにはが立っていて、 左の道は「スポーツピア市島へ」、今来た道は「岩倉公民館へ」となっています。 傍には「寺まで1.35km・スポーツピア市島まで1.35km」の標柱が立っていて「中間地点」となっています。 左から来る道は、手前の崩落地を横切ってきた道になります。
傍には「」の板が落ちています。 文字の一部が消えているし何処を指していたのかは分かりませんが、 372.4m峰の北西にあるを意味しているように思えます。
ハイキングコースを離れて、標識の後ろ側に続くを進んでいきます。 左へ曲がって進んでいくと、尾根の右斜面に続く歩き易いが現れます。 標高290mほどの小峰の巻き道になっているようです。 左の尾根との高低差が次第になくなってくるとに出ます。 次第に樹木が茂ってなども目立つようになる尾根を登っていきます。 倒木を避けながら登っていくと、樹木の袂に標識が立っています。 中間地点から5分ほどの所になります。 近づいていくと、は向こう側を向いて立っていて、「石像寺・スポーツピア」の板が右を指しています。 板が指す方向に道は見掛けないので、今来た道を指しているものと解釈して通過していきます。
尾根の中ほどに少しが現れます。 「親不知」のを過ぎていきます。 や枯れ枝が散乱して歩き難くなるので、左右の歩き易い所を探しながら登っていきます。 我慢しながら登っていくと、歩き易い植林地になります。
尾根の肩
傾斜が緩んできて歩き易くなるを登っていきます。 尾根にはを見掛けるようになります。 上面には「上竹田」と書かれていて矢印も描かれています。 右前方へ分かれていくらしきものを見送って、正面の尾根を登っていきます。 緩やかな尾根の肩に着くと、中ほどに横たわる倒木の脇に先ほど来のがあります。 中間地点から18分ほどの所になります。 振り返ると、樹間から僅かにが見えます。
372.4m峰
右へ曲がって、を進んでいきます。 狭めの尾根を進んでいくと、僅かなになります。 道を塞ぐを過ぎていきます。 傾斜が緩やかになると、木陰になった高みに着きます。 中ほどには「徳尾」があるので、地形図に載っている372.4m峰になるようです。 中間地点から21分ほどで登って来られました。 傍には「上竹田区」の白い標柱もありますが、山の名前を示す標識類は見掛けませんでした。 周囲には樹木が茂っていて、残念ながら展望は広がりません。
尾根の肩
尾根は更に北へ続いていますが、を引き返していきます。 軽く降っていくとになります。 正面が明るくなってくると、「上竹田」の白頭短杭がある尾根の肩に着きます。 樹木を避けながら、再度を眺めていきます。
左へ曲がって、を降っていきます。 所々にある「上竹田」のを確認しながら、植林地に続く歩き易い尾根を降っていきます。 になると、倒木などが散乱して歩き難くなります。 左右の歩き易い所を探しながら降っていくと、「石像寺・スポーツピア」の標識を過ぎていきます。
小峰
尾根の中ほどの少しを降っていきます。 次第に傾斜が緩んでくるとになります。 登ってきたのは左斜面になりますが、正面のが気になるので、登っていくことにします。 広い尾根を少し右へ曲がりながら軽く登っていくと、標高290mほどの小峰に着きます。 372.4m峰から18分ほどの所になります。 中ほどには「市島町」や「境界竹田」の文字が刻まれたなどがあります。 周囲は樹木に囲まれていて展望は得られません。
中間地点
左へ戻るように曲がって、を降っていきます。 正面の樹間から山並みが見えてくると、手前の小峰の巻き道になっているに出ます。 右へ続くを進んでいきます。 少し右へ曲がっていくと、標識や「中間地点」の標柱が立つ浅い鞍部に着きます。 372.4m峰から22分ほどの所になります。
秋葉神社
「スポーツピア市島へ」の板が指す正面の道は崩落地へ続いているので、 「岩倉公民館へ」の板が指す元来たを登っていきます。 少し倒木が見られるを軽く登っていきます。 程なくして、秋葉神社が建つ標高290mほどの緩やかな高みに着きます。 372.4m峰から24分ほどで戻って来られました。 トラロープが張られたは見送って、 正面に続くを進んでいきます。
降り傾斜が少し増す所まで来ると、「寺まで1.20km・スポーツピア市島まで1.50km」のが立っています。 岩が少し剥き出す所を降っていくとになります。 程なくして、尾根の背を外れてへ曲がっていきます。 降り始めると、すぐにが張られています。 秋葉神社から5分ほどの所になります。 左には山並みが見えます。 手前には大きながあるので、その迂回路になっているようです。
が見える所を過ぎていきます。 延々と続くに沿って、急な尾根を小さく曲がりながら降っていきます。 ロープに掴まらなくても降りられるので、ここでもロープはルートを示すため設置されているように思えます。 足元に注意しながらを降っていくと、トラロープが途切れる所もあります。 右の樹間に少しを眺めながら降っていきます。 程なくして、またトラロープが張られた所を降るようになります。
磐座展望所
少し降っていくと、は終わりになります。 が立つ山を正面に眺めながら降っていきます。 が生える所まで来ると道が不明瞭になります。 幼木の間を抜けていくと磐座展望所に着きます。 秋葉神社から19分ほどの所になります。 麓の駐車場から見えていた巨大な岩の上部になるようですが、鉄柵が設置されていて安全になっています。 前方には山並みや街並みを見渡せる眺めが広がります。
車を止めてきたスポーツピアいちじまや「いわくら里山ハイキングコース」の南入口も良く見えます。 「磐座」と題したがあって、ここから見える景色が載っています。 標識も立っていて、左から来る道(*)は「スポーツピア市島へ」、右へ続く道は「岩倉公民館へ」となっています。 お昼を少し過ぎた時刻になったので、景色を眺めながら昼食タイムにしました。
*左の道が本来のハイキングコースのようですが、少し先で崩落地に出ます。 以前は谷筋を回り込んで尾根に登っていく緩やかな道だったようです。
磐座(いわくら)
この磐座は高さ数十米の巨石のいくつかが一石群をなしてそそり立っています。 太古のわれわれの祖先は、自然を崇拝し石を神格化して磐座、磐境としました。 この磐座があることによって村の名を岩倉といい、寺の名前を石像寺としたものと考えられます。 全国の磐座中にも類を絶するものであるといわれています。
お腹が満ちたところで、続く道を進んでいきます。 少し降っていくと左から来る道がしてきますが、入口にはロープが張られています。 左の道を合わせて軽く降っていくと分岐があります。 角には「寺まで600m・スポーツピア市島まで2.10km」のが立っています。 標柱は正面の道を指しているように思えるので進んでいくと、すぐにがあって進めなくなります。 少し引き返して、迂回路と思われる戻るように曲がっていく道を降っていきます。
少し降った所を曲がっていきます。 道なりに左へ曲がっていくと、道にが張られていて、右の谷へ導いています。 トラロープに沿って右へ戻るように曲がり、道とは思えないような狭くて傾いたを降っていきます。 緩やかになった浅い谷筋に出ると、小さなが架かっています。 橋を渡ってトラロープが終わると、左右に通る広い道に出ます。 右から降ってくる道は、先ほどの標柱があった分岐から分かれてきた本来のルートのように思えます。
左へ曲がって、を降っていきます。 程なくして、僅かなを跨いでいきます。 谷筋の左側を真っ直ぐ降っていくと、歩き易い道に出ます。 右側には幅の広い大きながあります。 ダムのに道があって少し降った所に防護柵が見えますが、 柵の先に段差がありそうに思えたので見送っていきます。
北入口
正面に続く道を真っ直ぐ降っていくとがあります。 正面の道は登り坂になっているので、右へ戻るようにして曲がっていく道を降っていきます。 程なくしてがありますが、 上下に設けられた短いレバーを回して扉を開けて通過していきます。 砂防ダムの下にあるに出て、左へ曲がって降っていきます。 舗装路になった道を降っていくと、「いわくら里山ハイキングコース」の北入口に出ます。 磐座展望所から17分ほどで降りて来られました。 左側にはこれまでと同様の「いわくら里山ハイキングコース」と題したがあります。
いわくら里山ハイキングコース −北入口から南入口まで−
北入口から南入口まで、約2.7kmのコースです。 北入口からヒノキの人工林を抜けて磐座へ向かいます。 磐座では迫力のある大きな岩と眺望を楽しむことができます。 磐座から山頂を目指し、コジイ林を抜けると秋葉神社へたどり着きます。 秋葉神社から巨石に出合いながらアカマツ林の尾根を通ると愛宕神社があります。 ここでは、市島のまちなみを眺めることができます。 愛宕神社から山を下ると林間広場があり、休憩所があります。 林間広場からスギの人工林を通って南入口へ向かう約1時間のハイキングコースです。
〜平成20年度 里山ふれあい森づくり(ミニ里山公園型)〜 兵庫県
石像寺
車を止めてきた駐車場へは真っ直ぐ進んで国道175号に出た方が近道のように思えますが、 右側にあるへ立ち寄っていきます。 すぐに小広い所に出て、正面のを登っていきます。 立派な石垣の間に続く石段を登ると、石像寺の境内に出ます。 本堂の前はになっていて「四神相応の庭」というようです。 お寺の謂われなどを記したものは見掛けませんでした。
南入口
本堂の正面にある門を出て、を降っていきます。 少し下にあるをくぐって更に降っていきます。 左右に通るに出て、右へ進んでいきます。 左・右と曲がりながら降っていくと、カーブミラーの立つに出ます。 右へ曲がって坂道を登っていくと、「いわくら里山ハイキングコース」の南入口に着きます。
中竹田地区
野球場の手前からへ入っていきます。 地道に変わる所まで来て、を降っていきます。 石段の途中に出て降っていくと、いちじま球場に出ます。 突き当たりを右へ曲がっていくと、いちじま球場に出ます。 国道175号を横切ってスポーツピアいちじまへ入ると、車を止めておいた駐車場があります。 北入口から18分ほどで到着しました。