概 要 |
轆轤師山は宍粟市一宮町にある標高552mの山です。
ロクロシキャンプ場の入口を起終点とし、ふるさと100年の森から尾根に出て轆轤師山へ登り、
北にある541.6m峰を経て富山越へ向かって降っていきます。
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起 点 |
宍粟市一宮町 公文地区
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終 点 |
宍粟市一宮町 公文地区
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公文地区…登山口…尾根の背…小峰…轆轤師山…広い鞍部…541.6m峰…共同アンテナ…作業道終点…車道出合…公文地区
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所要時間 |
2時間10分
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歩いて... |
尾根には採番された石杭が点々と続いています。
明瞭な登山道はありませんが、歩くのに支障はありません。
樹木に掴まりながら登り降りする急坂もあります。
展望はあまり広がりませんが、山並みが見える所も少しあります。
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関連メモ |
今のところ、関連メモはありません。
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公文地区
養父市大屋町を通る県道6号を南下し、明延地区を過ぎて峠へ登っていくと、
があります。
富士野トンネルを抜けて宍粟市一宮町に入ってまで降ってくると分岐があります。
県道6号と分かれて右の道を登っていくと、峠になったに着きます。
右側の擁壁にはがあります。
峠を越えて公文地区に入ってロクロシキャンプ場の入口の手前まで来ると、左側に広い空き地があるので、
ここに車を止めさせて頂きました。
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空き地のすぐ先から右へ登っていく道があります。
入口には「」があります。
「現在地」の下に駐車場の記号が描かれていますが、その場所は植林地になっています。
車を止めた所はその右にある黄緑色の所になりますが、キャンプ場の駐車場のように思われます。
遊歩道が設定されているようで、そのが載っています。
案内図の傍にはが立っていて、
南へ続く車道は「アカマツの林ハイキングコース」、
右へ登っていく坂道は「昆虫の林キャンプ場」、今来た道は「ふるさと100年の森」となっています。
「」の看板や標識も立っています。
和の空間 轆轤師の森 案合図
宍粟郡一宮町公文
この森には3つの楽しみ方があります。
野外活動ゾーン |
2つのキャンプ場で野外活動を楽しんでください。
夏には昆虫採集、秋にはクリ、ドングリ拾いができます。
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林業学習ゾーン |
木材を生産するためにスギ、ヒノキが植林された林と昔薪をとっていたアカマツの林の違いを探してください。
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ハイキングゾーン |
ちょっとした山登り気分でハイキングコースに挑戦してみてください。
展望台では轆轤師の森を一望できます。
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登山口
車でを引き返していきます。
小川の上を過ぎていくと、すぐ右側に「平成元年ふるさと100年の森林」の標柱が立っています。
ここが今回の登山口になります。
標柱の脇から続くへ入っていきます。
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植林地の斜面を斜めに登っていくと、明るくなったに出ます。
道なりに左へ曲がっていくと、土や落葉に埋もれたが現れます。
植林地の傍まで行って曲がっていきます。
再び左へ曲がって植林地との境まで来て、上に向かって登っていきます。
すぐの所に解説板のようなものがありますが、文字はすっかり消えていました。
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植林地と雑木林の間に続くを登っていきます。
道なりに右・左と曲がって雑木林を登っていくと、樹間にが見えて来ます。
上面が平らに削られていて歩き易いを登っていきます。
道なりに右へ曲がってアセビが少し茂る斜面を登っていくと、山並みの見える範囲が少し広がってきます。
西の奥に聳える山は、山容からするとでしょうか。
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尾根の背
左へ曲がってを登っていきます。
の手前を右へ曲がっていきます。
を過ぎた辺りから道が不明瞭になります。
崩れやすい斜面を斜めに登っていくと、左右に通る尾根の背に出ます。
登山口から13分ほどの所になります。
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左へ続くを登っていきます。
尾根に明瞭な道はありませんが、アセビが少し生える程度で、歩くのに問題はありません。
傾斜がになると、少し右へ曲がっていきます。
再び傾斜が増してくる尾根を登っていくと、尾根の右肩にが現れます。
踏み跡を辿りながら登っていくと、程なくして緩やかな鞍部に着きます。
尾根の背に登り着いた所から7分ほどの所になります。
左側には「一一」と刻まれたがあります。
採番されたこの石杭は、富山越の傍にある作業道の終点に降り立つまで点々と続いています。
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植林地と雑木林を分けるを登っていきます。
を過ぎて傾斜が緩やかになると、「一二」の石杭が倒れています。
左へ曲がって、傾斜が増してくるを登っていきます。
進むにつれてが増してくるので、脇の樹木に掴まったりしながら登っていきます。
点々と設置されている石杭を確認しながら登っていくと、少し右へ曲がって、松の木の間を進んでいきます。
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小峰
傾斜が緩やかになると「一六」のを過ぎていきます。
軽い登り坂になる尾根を進んでいくと「一六補一」のがあります。
近づいてくるへ向かって登っていきます。
高みの手前からように進むことも出来ますが、真っ直ぐ登っていきます。
程なくして「一七」の石杭がある標高560mほどの小峰に着きます。
尾根の背に登り着いた所から20分ほどの所になります。
少し奥には「一八」の石杭もあります。
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左へ曲がって軽く降るとになります。
すぐに軽いになる尾根を進んでいきます。
左の樹間からを眺めながら登っていきます。
が煩わしい所もありますが、迂回したり跨いだりして通過していきます。
傾斜が増してくる尾根を登っていくと、キノコがびっしり生えた樹木があります。
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轆轤師山 (標高552m)
脇の樹木に掴まったりしながらを登っていきます。
次第に傾斜が緩やかになると、地形図に載っている552m峰の轆轤師山に着きます。
尾根の背に登り着いた所から29分ほどの所になります。
中ほどには「二三」のがあります。
傍には標石があって、「図根点」「山三」などと刻まれています。
周囲には樹木が茂っていて、展望は良くありません。
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広い鞍部
北へ延びるを降っていきます。
傾斜が増してくる尾根を脇の樹木に掴まりながら降っていくと、次第に傾斜がになってきます。
程なくして広い鞍部になります。
左側にはが広がっていて、その奥には尾根の背が見えます。
どうやら尾根の背を外れて右斜面を降ってきたようです。
正面にも歩けそうな斜面が続いていますが、左へ曲がってに出て進んでいきます。
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雑木林のには樹木が少し茂って煩わしくなりますが、歩くのを妨げるほどではありません。
引き続き点々と設置されているを確認しながら尾根を登っていきます。
次第に傾斜が緩やかになると、標高540mほどの小峰に着きます。
轆轤師山から11分ほどの所になります。
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541.6m峰
右の樹間から僅かにを眺めながら尾根を降っていきます。
歩き易くなった尾根を降っていくとになります。
登り坂になった尾根を進んでいくと、緩やかなのような所に出ます。
少し撓んだ所を過ぎて軽く登っていくと、植林地と雑木林を分ける高みに着きます。
轆轤師山から17分ほどの所になります。
中ほどにはコンクリートブロックで囲まれた「両木」があるので、
地形図に載っている541.6m峰になるようです。
傍には「三五」の石杭もあります。
周囲には樹木が茂っていて、展望は良くありません。
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軽く降っていくとになります。
「三六補一」のを過ぎると降り坂になります。
が茂る所もありますが、疎らなので歩き難くはありません。
少し傾斜が緩やかになると尾根が分岐しています。
541.6m峰から5分ほどの所になります。
中ほどには「三九」の石杭があります。
の方が歩き易そうな様子ですが、
アセビが茂り気味のを降っていきます。
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左の樹間にを眺めながら降っていきます。
引き続き点々と設置されている石杭を辿りながら降っていくとになります。
降り坂になった所を過ぎて緩やかになると、僅かなになります。
右の樹間にを眺めながら軽く登っていきます。
「四二」の石杭を過ぎると緩やかな尾根になります。
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共同アンテナ
植林地と雑木林を分ける尾根を進んでいくと、次第にになります。
右の樹間にを眺めながら登っていきます。
「四三」の石杭を過ぎると、に着きます。
高みを越えて降り始めると、「四四」の石杭の先に壊れたがあります。
少し先にも壊れた共同アンテナがあります。
541.6m峰から15分ほどの所になります。
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上下にが巻かれた木がありますが、アンテナ関連の装置でも取り付けられていたのでしょうか。
傾斜が増してくる尾根を降っていくと、先ほどと同様のが右の樹間に見えてきます。
点々と設置されている石杭を辿りながら降っていくとになります。
「四八」の石杭を過ぎると、少し曲がっていきます。
降り坂になってくると、これまでとは違った山並みが見えてきます。
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少し倒木も見られるを降っていきます。
倒木を避けたりしながら降っていくとになります。
降り坂になってくる尾根を進んでいくと「五二」の石杭があります。
541.6m峰から30分ほどの所になります。
ここで尾根が二手に分かれています。
(*)の降り口は傾斜が緩やかですが、赤
頭短杭が見られる急なを降っていきます。
*左の尾根はすぐに傾斜が増し、伐採木も散乱して歩き難くなってきます。
最後は作業道の上に出ますが、段差が高くて降りていけません。
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作業道終点
脇の樹木に掴まったりしながら、を降っていきます。
「五三」の石杭を過ぎていくと、前方の樹間にが見えてきます。
「五四」の石杭を過ぎていくとが更に近づいてきます。
このまま真っ直ぐ降っていくと富山越に出られそうに思えますが、
左側に作業道の終点が現れるので、作業道を歩くことにします。
541.6m峰から38分ほどで降りて来られました。
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車道出合
等高線に沿うように緩やかに続くを進んでいきます。
倒木を過ぎていくとがあります。
左の道は登り坂になっているので、降り坂になっている右の道を進んでいきます。
枯れ気味のが生えて少し泥濘んだ作業道を軽く降っていくと、車道の傍を並行するようになります。
シダ類が終わって歩き易くなった作業道を進んでいくと、樹木が疎らな開けた所に出ます。
作業道は先へ続いているようですが、トラロープが張られた所からに出ます。
作業道終点から5分ほどの所になります。
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公文地区
小川の上を二度過ぎていくと、左の植林地に「」の看板が立っています。
背後には広い道が並行していますが、先ほどの作業道の続きでしょうか。
作業道だと思っていたのは遊々の森の遊歩道なのかも知れません。
更に進んでいくと「」の看板が立っています。
小川が離れていく所まで来ると、車ののような所があります。
「」の看板を過ぎていきます。
小川の上を過ぎていくと、車を止めておいた広い空き地があります。
車道出合から16分ほどで到着しました。
遊々の森
「ロクロシ・iの森」
轆轤師山国有林45林班35.92ha
遊々の森とは、子供たちが自由に遊び学びながら体験活動を行うフィールドです。
平成15年7月1日 兵庫県森林管理署・一宮町教育委員会
西大阪局24号一般次代検定林(スギ精英樹の森林)
この森林は、成長等が優れているとして各地の森林から選抜された「精英樹」が、遺伝的にどの程度優れているかを検定するための試験地です。
定期的に成長量や形質を調査し、得られた結果は、府県の採種園や採穂園の改良等、より良い苗木生産のために役立てています。
また、「精英樹」中から特に優れた系統を、二酸化炭素吸収・固定能力の高いスギ品種(成長に優れ、材の密度が高い)や推奨品種として選抜しています。
樹種 |
スギ
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系統 |
さし木 精英樹34系統、対照2系統
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面積 |
1.12ha
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設計 |
乱塊法 6反復 1プロット16本植栽
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場所 |
兵庫県宍粟市一宮町 轆轤師山国有林45林班ら小班
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設定年 |
1978年4月
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近畿中国森林管理局 兵庫森林管理署
独立行政法人森林総合研究所 林木育種センター関西育種場
轆轤師山国有林
自然の景観を大切にしましょう
ごみは自分でかたづけましょう
木をけずったり、枝を折ったりしないようにしましょう
土石や植物の採取は、やめましょう
たき火はしないで下さい
たばこのすいがらは必ず消しましょう
兵庫森林管理署
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