城崎153m峰
概 要 豊岡市城崎町の飯谷地区にある153.9m峰(点名:飯谷)へ登ります。 尾根には送電線の巡視路が続いています。 山頂には樹木が茂っていて展望は良くありませんが、途中の尾根や鉄塔からは山並みを眺められます。
起 点 豊岡市城崎町 飯谷地区
終 点 豊岡市城崎町 飯谷地区
飯谷地区…登山口…32番鉄塔…31番鉄塔…30番鉄塔…153.9m峰…29番鉄塔…河原…林道…飯谷地区
所要時間 2時間00分
歩いて... 登山口から砂防ダムがある河原に降りるまでは明瞭な巡視路が続いています。 河原に降りると道が不明瞭になりますが、河原の上流に現れる広めの地道を進んでいくと林道に出ました。 疲労困憊するような急坂が長く続くことはなくて歩き易くなっていますが、 気温が高くて汗を拭き拭きの登りとなりました。
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コース紹介
飯谷地区
豊岡市城崎町を通る県道3号の城崎大橋西詰交差点から円山川に架かる城崎大橋を渡り、左折して県道9号を進んでいきます。 楽々浦地区を過ぎて飯谷地区へ入っていくと、集落の手前にがあります。 飯谷峠を越えていく県道9号から分かれて右の道を進んでいきます。 小川沿いに進んで川向こうの山裾にある墓地が近づいてくるとが架かっています。 小橋を渡っていくと、墓地の下に車数台分の空き地があります。 農作業用のスペースか墓参用の駐車スペースのように思えますが、ここに車を止めさせて頂きました。
ラムサール条約登録湿地 円山川下流域・周辺水田
楽々浦湾
山裾に広がる楽々浦湾は、円山川が運んだ砂泥によって潟湖になったもので、氷河期の谷の名残とされています。 周辺の木々を映し出す水面、水鳥が羽ばたく風景の美しさから、入江は景勝地として知られ、 近畿自然歩道「子午線円山川コース」の経由地にもなっています。 かつては川漁が盛んで、水中に建てられた舟小屋が軒を連ねた様子が特徴とされています。 秋から冬にかけては、たくさんのカモ類が飛来し、 くちばしに特徴のあるハシビロガモやパンダのような顔のミコアイサ、翼の美しいオシドリなどをじっくりと観察することができます。 湾の中に佇む厳島神社は、通称「浮弁天」と呼ばれ、かつて神様が船をとどめたとも伝えられています。 どんな大洪水にもお堂の中の弁天様は浸水したことがないと言われています。 また、湾の畔に大切に祭られている「鼻かけ地蔵」は、願い事を一つだけ叶えてくれるお地蔵様として知られ、 テレビ番組「まが日本昔ばなし」でも紹介されました。 楽々浦湾はたくさんの方が訪れるパワースポットとなっています。
登山口
空き地の道路向かいにあるからも登っていけますが、 先へ続くを進んでいきます。 墓地を過ぎていくと、向こう側を向いた大きなが立っています。 仏像の下を過ぎた所から右へ登っていく小径があります。 ここが登山口になります。
仏像や墓地への小径を右に分けて、階段状に切れ込みが入れられたの上を登っていきます。 森へ入っていくと、送電線の巡視路でよく見掛ける硬質プラスチック製のが現れます。 道なりに右へ曲がって階段が途切れるとの脇に出ます。 右側にはが広がります。 墓地の縁を登っていくと防護扉があります。 登山口から5分ほどの所になります。 上下に取り付けられたコの字形のレバーを回せば簡単に開けられます。
32番鉄塔
防護扉を抜けて階段を登ってに出ると、送電線の鉄塔が見えてきます。 左から回り込むように登っていくとに出ます。 右にはコンクリート製の祠があり、正面には「金剛般若」と刻まれた石碑があります。 緩やかな尾根を登っていくとに入っていきます。 階段を登るようになると、樹木の袂に「火の用心」のが立っています。 階段は正面へ続いていますが、右にある小径を進んでいくと、すぐの所に送電線の鉄塔「豊岡城崎線三二」が立っています。 登山口から10分ほどの所になります。 右にはが広がり、眼下には飯谷橋が見えます。 左にはが見えています。
往復3分ほどで赤い標識が立つまで引き返してきて、 右へ続く硬質プラスチック製のを登っていきます。 へ向かって登っていきます。 程なくして傾斜が緩んだ伐採地に出ます。 振り返ると、先ほどのが見えます。 先の方にはが見えています。
31番鉄塔
少し左へ曲がって、歩き易いを登っていきます。 また現れる階段が途切れるとになります。 僅かな起伏で続く緩やかで広い尾根を少し右へ曲がりながら快適に進んでいくと、正面にが見えてきます。 尾根を軽く登っていくと、伐採地に立つ送電線の鉄塔「豊岡城崎線三一」に着きます。 登山口から18分ほどの所になります。 右を振り返るとが見えますが、 手前にあった鉄塔は樹木に隠れて見えません。
鉄塔の先に続くを軽く登っていくと、右側に山並みが広がってきます。
奥の方には電波塔が立つ山が見えますが、方角からするとでしょうか。 左側にも少しが見えます。 歩き易いを軽く登っていきます。 僅かにを過ぎて、その先へ登っていきます。 尾根の肩のような所に着くと、「火の用心」の赤い標識が立っています。 登山口から23分ほどの所になります。 緩やかになった尾根は左前方へ続いていますが、右下に送電線の鉄塔があるようなので立ち寄っていきます。
右に続く硬質プラスチック製のを降っていきます。 階段が終わって、少し傾斜が緩んだを降っていきます。 尾根の中ほどに生えるを過ぎると降り傾斜が増してきます。 かなり傾斜が急な尾根を降り始めると、剥き出した岩を過ぎた所に急な鉄板橋が架かっています。 階段の方が良かろうと思いますがスロープになっています。 一見滑り易そうに見えますが、無数に開けられたが上を向いて尖っていて滑り止めになっています。
30番鉄塔
設置されている鉄パイプの手摺りに掴まりながらを慎重に降っていきます。 鉄板橋が終わって伐採地に出るとが近づいてきます。 更に続く手摺りに掴まりながら硬質プラスチック製の階段を降っていくと、送電線の鉄塔「豊岡城崎線三〇」の袂に出ます。 登山口から28分ほどの所になります。 左側にはが見えます。 鉄塔の左側の高みが目指すのようです。 西北西の方角にはと思われる山も見えます。
階段を登った先にある急なを引き返していきます。 鉄板橋が終わると、剥き出したを過ぎていきます。 傾斜が緩んで歩き易くなったを登っていきます。 程なくして現れるを登っていきます。 階段が終わると、「火の用心」の赤い標識が立つ分岐に着きます。 往復13分ほどで戻って来られました。
右へ続く尾根を軽く登っていくと、すぐに伐採地に出ます。 右前方にはこれから向かう153.9m峰の傍にあるが見えます。 右下に立つ先ほどの30番鉄塔の背後には、と思われる山が見えます。 振り返ると、手前にあったが頭を覗かせています。
緩やかに続くを軽く登っていきます。 程なくして標高120mほどの僅かな高みに着きます。 「火の用心」の赤い標識が立つ30番鉄塔への分岐から3分ほど、登山口から39分ほどの所になります。 緩やかなには倒木が散乱しています。 ここは桃テープが巻かれているを降っていきます。
を軽く降っていきます。 岩盤が剥き出す所を過ぎていくと、僅かな起伏で続くになります。 気味になった狭めの尾根を快適に進んでいきます。 が剥き出す所を過ぎていくと、次第に登り坂になります。
には岩が剥き出したり僅かに倒木があったりもしますが、傾斜は急ではなくて歩き難くはありません。 一旦緩やかになっ先を登っていくと、少し曲がっていきます。 になった尾根を進んでいきます。 軽く登るようになると、標高130mほどの尾根の肩のような所に着きます。 「火の用心」の赤い標識が立つ30番鉄塔への分岐から15分ほどの所になります。
すぐにの尾根を登るようになります。 が頭を出す尾根を登っていきます。 正面が明るくなってくると、153.9m峰を巻いてを進むようになります。 少し登り坂になった巻き道を進んでいきます。
153.9m峰
巻き道を進むと153.9m峰を通り過ぎてしまうので、 明瞭な道はありませんが、適当な所から保護網を被せられた苗木が植えられたを登っていきます。 苗木の間を登っていくと、伐採木が散乱する高みに着きます。 ここが地形図に載ってる153.9m峰になるようです。 30番鉄塔への分岐から20分ほど、登山口から56分ほどで登って来られました。 周囲には樹木が茂っていて展望は良くありません。 『三角点があるはずだが』と思って辺りを探しますが見当たりません。 植林地の先へ出ると、すぐ下に立つ送電線のが見えてきます。 生い茂るアセビの手前まで行くと「四等三角点」のが立っています。 『標柱の傍に標石があるはずだ』と思って探しますが、なかなか見つけられません。 諦めずに探していると、標柱のに標石がありました。 ほとんど地面に埋まり落葉が積もって分かり難くなっていますが、 これが「飯谷」になるようです。 (落葉を取り除いて撮影)
四等三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
建設省国土地理院
三角点の先にはが見えていて降りていけそうですが、来た道を引き返すことにします。 保護網を被せられた苗木が植えられたを降っていきます。 往復7分ほどでに戻って、左へ進んでいきます。 すぐに開けた所に出ると、右側に山並みが広がります。
29番鉄塔
高みを巻くように左へ曲がりながら進んでいくと、すぐに送電線の鉄塔「豊岡城崎線二九」に着きます。 153.9m峰から4分ほどの所になります。 右側にはと思われる山が見えますが、鉄塔が邪魔をしています。 鉄塔の左脇を過ぎて、を降っていきます。
両側にアセビが茂る巡視路を降っていくと、程なくして硬質プラスチック製のが現れます。 左へ曲がりながら降っていくと、に入っていきます。 程なくして折れ曲がって降っていきます。 少し傾斜が増してくる道を降っていくと、道は折れ曲がっていきます。 曲がり角から右へ分かれていく踏み跡に桃テープが巻かれた樹木があって紛らわしくなっています。 少し愚考した後、左へ曲がった先にある桃テープに従って左の道を降っていきます。
少し降っていくと硬質プラスチック製のが現れ、 この道で合っていたと分かってホッとしながら降っていきます。 になった道を進んでいきます。 傾斜が増してくる道を降っていくと、が巻かれた樹木の先で右へ折れ曲がっていきます。 左にも踏み跡がありますが、階段が続くを降っていきます。 少し降った先を道なりに左へ曲がっていくと竹林に入っていきます。
河原
積もった竹の葉に埋もれて分かり難くなっている硬質プラスチック製の階段を降っていくと、 程なくして曲がっていきます。 少し先を道なりに左へ曲がって、を更に降っていきます。 やがて前方にが見えてきます。 右にを眺めながら降っていくと、 ダムの上流側に広がる河原に降り立ちます。 153.9m峰から22分ほどで降りて来られました。 降り立った所には「火の用心」のが倒れ掛かっています。
林道
左側の山際を進もうとしますが倒木などがあって煩わしく思えたので、小石がゴロゴロする河原を歩くことにしました。 中ほどに出て振り返ると、が良く見えます。 の流れを渡っていきます。 林道をすぐ右上に眺めながら進んでいくと、を渡り返していきます。 広い地道に出て進んでいくと、程なくしてコンクリート製のが架かっています。 小橋を渡って、短い夏草が茂るを進んでいきます。 軽く登るように進んでいくと、地道の林道に出ます。 河原に降り立った所から5分ほどの所になります。
左前方へ続くを進んでいきます。 少し右へ曲がりながら進んでいくとがあります。 地道の林道は正面へ続いていますが、左に架かるコンクリート製のを渡っていきます。 小橋を渡ると舗装路になります。 歩けそうなを掠めて、切通のような所を過ぎていきます。
小川が流れるに出て、緩やかに降っていきます。 になった谷筋を淡々と進んでいきます。 植林地を抜けると、が目立つ谷筋になります。 数軒のを過ぎていきます。 次の作業小屋の手前まで来ると、役目を終えて束ねられた防護網を過ぎていきます。 林道に出た所から14分ほどの所になります。
程なくして田植えが終わったが見えてきます。 が設置された田んぼが広がるようになる道を進んでいきます。 左右に広がるを眺めながら進んでいくと、飯谷地区の集落に通る道路に出ます。 林道に出た所から18分ほどの所になります。
飯谷地区
左折して、コンクリート護岸されたに沿って進んでいきます。 を過ぎていきます。 道幅が広がっている所の先から、へ入っていきます。 真っ直ぐ進んで、の山門の手前を右へ曲がっていきます。 最初に登っていったを過ぎていくと、車を止めておいた空き地があります。 林道に出た所から28分ほどで到着しました。