神河883m峰
概 要 神河町にある883.7m峰(点名:障子場)へ登ります。 猪篠地区から林道越知ヶ峰線を進んで峠まで登り、そこから尾根に取り付いて山頂へ向かうルートを往復します。 山頂には樹木が茂っていて展望は良くありませんが、途中の尾根や林道からは山並みを眺められます。
起 点 神河町 猪篠地区
終 点 神河町 猪篠地区
猪篠地区…659.2m峰…34番鉄塔…787m峰…858m峰…883.7m峰…858m峰…787m峰…34番鉄塔…林道…猪篠地区
所要時間 2時間40分
歩いて... 熊笹が茂る所が一部に有りますが、それ以外は分かり易い道が続いていました。 標識類は見掛けませんが、地籍調査のテープや短杭が点々と続いていました。 傾斜が急な所では汗を拭き拭きの登りとなりました。 送電線の鉄塔まで引き返して来ると、来た道とは違う巡視路があったので降っていきました。
関連メモ 今のところ、関連メモはありません。
コース紹介
猪篠地区
朝来市和田山町から国道312号を南下していきます。 生野峠を越えて神河町に入り、まで来て、南東へ分かれていく道に入っていきます。 猪篠交差点から分かれてきた道を合わせていくとがあります。 角には越知ヶ峰林道入口前バス停があって、「ここから林道越知ヶ峰線 越知方面」のが右の道を指しています。 標識に従って右の道を降り、すぐの所にある猪笹川に架かる中才橋を渡っていきます。 左前方へ登って右への曲がり角まで来るとがあります。 手前には「林道 越知ヶ峰線」のがあります。 上下に設けられた円筒に差し込まれたTバーを引き抜くだけで容易に開けることができます。 舗装された林道越知ヶ峰線を曲がりながら登っていくと、左右に作業道が分かれるに着きます。 左側にはや「越知ヶ峰林道要録」の石碑があります。 道幅が広くなっているので、端に寄せて車を止めさせて頂きました。
林道 越知ヶ峰線
この林道は、幅員4.0m、延長8073mです。 次のことに十分注意して通行して下さい。
・スピード落とし安全運転
・カーブは徐行、出会いがしらに注意
・落石、土砂崩れ、路肩に注意
・山火事注意
・ゴミの不法投棄禁止
森林にやさしく、道路を大切にしよう
林道管理者 神崎町
お願い
有害鳥獣防止の為に扉を設置しております。 開扉後は、必ず閉めて下さい。
ご協力有り難うございました。
平成21年11月 猪篠区
越知ヶ峰林道要録
事業名民有林々道開設事業
事業期間着工 昭和49年度 完工 昭和61年度
施工延長8070米・幅員4米
事業総額50,086万円
資金内訳国県補助金32,655万円 町負担金10,827万円 地元負担金6,604万円
昭和61年11月建立 神崎町
659.2m峰
の右側(*)にあるに取り付きます。 明瞭な道のない急斜面ですが、樹木に掴まりながらよじ登っていくとすぐに歩き易いになります。 前日の雨で濡れている笹や草を足で掻き分けながら進んでいくと、樹木が伐採されたに出ます。 降り始める所まで進んでいくと、笹に埋まるようにして四等三角点「猪篠」があるので、地形図に載っている659.2m峰になるようです。 から2分ほどの所になります。 樹木が茂っていて眺めは良くありませんが、右側に少しが見えます。
の左側に階段があって登っていきそうになりますが、 左上に立つ送電線の鉄塔の巡視路と思われるので見送っていきます。
三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
国土地理院
軽く降っていくとになります。 すぐに背丈の低いが茂る植林地の尾根を登るようになります。 尾根には「」の赤頭短杭や桃テープを巻かれた樹木が点々と続きます。 「地籍多角」の黄頭短杭も所々で見掛けます。 笹の密度が濃い所もありますが、細い踏み跡が続いています。 かなり傾斜が急で、膨ら脛を痛くしながら汗を拭き拭き登っていきます。
34番鉄塔
正面の樹間に見えてくるへ向かって、植林地の斜面を登っていきます。 傾斜が緩やかになると、送電線のが近づいてきます。 熊笹が茂る植林地を抜けて樹木が切り払われた尾根の肩に出ると、送電線の鉄塔「生野支線三四」が立っています。 から13分ほどの所になります。 に広がる山並みを眺めながら、ひと休みしていきました。
落ち着いたところで、先へ続くを登っていきます。 最初のうちは熊笹が茂っていますが、を登るようになると見掛けなくなります。 程なくして標高730mほどのに出ます。 右へ曲がって、に続く緩やかな尾根を進んでいきます。 左側の熊笹が茂る方へ出てみると、山並みを眺めることが出来ます。 34番鉄塔から4分ほどの所になります。
植林地と雑木林を分けるを降っていきます。 熊笹が茂る雑木林側は歩き難いので、植林地側を歩いたりしながら降っていきます。 役目を終えた様子の防護網に沿って降っていくとに着きます。 鞍部からを登り返していきます。 「地籍調査」の桃テープに混じって、白ペンキで印を描かれた樹木を見掛けるようになりますが、登山ルートを示しているのでしょうか。 を少し右へ曲がりながら登っていくと、熊笹を見掛けなくなります。 桃テープに混じって青テープも見掛けますが、こちらは「地籍多角」の黄頭短杭の位置を示しているようです。 「地籍調査」や「地籍多角」の短杭を辿りながら登っていくと、柱状節理の岩が剥き出しています。 34番鉄塔から18分ほどの所になります。
787m峰
アセビが少し見られる植林地を登っていくとになります。 程なくしてになる尾根を汗を拭き拭き登っていきます。 次第に傾斜が緩やかになって左へ曲がっていくと、白タイルが嵌めこまれた「団」のがあります。 傍には「地籍調査」の赤頭短杭もあります。 石標を過ぎて更に登っていくとに着きます。 道なりに左へ曲がっていくと、小岩が幾つか頭を出す高みに着きます。 34番鉄塔から26分ほどの所になります。 脇には白タイルが嵌めこまれた「団」のや「地籍調査」の赤頭短杭があります。 その他の標識は見掛けませんが、地形図に載っている787m峰になるようです。
植林地のには、樹木がない所が帯状に続きます。 を見ると樹木の枝がほぼ繋がっていて防火帯にしては狭く感じますが、歩くのは快適であります。 少し右へ曲がりながら進んでいくと、軽いになります。 一旦緩やかになって再び軽い登り坂になる尾根を進んでいくと、小岩が幾つか頭を出す僅かな高みに着きます。 787m峰から7分ほどの所になります。 防火帯のような広い尾根はここで終わりになります。
剥き出すを軽く降っていきます。 これまでよりも狭くなってくる尾根を降っていくとになります。 少し右へ曲がっていくとになります。 程なくして雑木林との境に出ます。 アセビが見られますが、行く手を遮るほどでないのは助かります。
858m峰
雑木林側は歩き難いので、を登っていきます。 少し曲がりながら植林地を登っていきます。 引き続き設置されている「地籍調査」や「地籍多角」の短杭を確認しながら登っていくと緩やかな高みに着きます。 787m峰から19分ほどの所になります。 場所を示す標識は見掛けませんが、地形図に載っている858m峰になるようです。 ここで尾根が三方に分かれています。 は歩けそうな様子で、入口には神河町が設置した地積図根三角点があります。 も歩けそうな様子です。 周囲の様子を確認してから、を降っていきます。
軽く降っていくとになります。 程なくしてになります。 一旦緩やかになった先を更に登っていくとに着きます。 軽く降り始める所に石標があります。 858m峰から4分ほどの所になります。 には「二八」のタイルが嵌めこまれていて、傍に「地籍調査」の赤頭短杭もあります。
軽く降っていくとになります。 程なくしてになります。 明るくなってくる正面に向かって、の斜面を登っていきます。 次第に緩やかになってくると、なだらかな尾根に出ます。 中ほどにはや「地籍調査」の赤頭短杭があります。 嵌め込まれたタイルは「二」だけが残っていて、他の文字は欠けています。
883.7m峰
右へ続くを進んでいきます。 程なくして、樹木がされた跡に出ます。 二本並んだ木を過ぎていくと、生い茂る樹木に隠れるようにして無傷の「障子場」があります。 ここが地形図に載っている883.7m峰になるようです。 858m峰から14分ほど、から1時間19分ほどで登って来られました。 伐採された形跡のあるには再び樹木が茂ってきていて、残念ながら展望は得られませんでした。 お昼にはまだ早い時刻だったので、昼食は下山してから摂ることにして、周囲を様子を確認しながら休憩していきました。
三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
国土地理院
四等三角点
基本 No.114525
この測量標はすべての測量の基準です。三角点を大切にしましょう。
国土地理院
858m峰
落ち着いたところで、緩やかな尾根を引き返していきます。 石標と「地籍調査」の赤頭短杭がある所からを降っていきます。 緩やかな所から登り返していくと、石標と「地籍調査」のがあります。 来る時には見落としたようですが、赤頭短杭には「42」と書かれています。 僅かな高みの手前まで来ると、「二八」のタイルが嵌めこまれたと「地籍調査」の赤頭短杭を過ぎていきます。 僅かな高みを過ぎて降っていくとになります。 少し降った先を登り返していくと、神河町が設置した地積図根三角点がある858m峰に着きます。 883.7m峰から11分ほどの所になります。
北西や西の尾根は見送って、元来たを降っていきます。 程なくして植林地と雑木林の境に出ますが、歩き易いを降っていきます。 「地籍調査」の赤頭短杭や桃テープを確認しながら植林地の尾根を降っていくとになります。 登り坂になった尾根を進んでいくと、小岩が幾つか頭を出す僅かな高みに着きます。 883.7m峰から22分ほどの所になります。
787m峰
防火帯のようなを軽く降っていきます。 緩やかになった尾根を進んでいくと、少し曲がっていきます。 僅かな登り坂のを進んでいきます。 小岩が幾つか頭を出すようになると、白タイルが嵌めこまれた「団」の石標や「地籍調査」の赤頭短杭がある787m峰に着きます。 883.7m峰から27分ほどの所になります。
道なりに右へ曲がって、これまでよりも狭くなったを降っていきます。 白タイルが嵌めこまれた「団」のや「地籍調査」の赤頭短杭を過ぎていきます。 右へ曲がって、傾斜が増したを降っていきます。 緩やかな尾根を過ぎてまた降り坂になると、が見られるようになります。 アセビが生える所を過ぎていくと、柱状節理の岩が剥き出す所に着きます。 883.7m峰から34分ほどの所になります。
植林地と雑木林を分けるを降っていくと、雑木林側に次第に熊笹が茂るようになります。 歩き易い植林地側を降っていくとに着きます。 鞍部を過ぎて、が茂る尾根を登っていきます。 役目を終えた様子のに沿って登っていきます。 植林地にも少し熊笹が茂る尾根を登っていくと、標高730mほどの緩やかな尾根に出ます。 右側の熊笹が茂る方へ出てみると、来た時と同様に山並みを眺められます。
34番鉄塔
左へ曲がりながらを降っていきます。 少し熊笹が茂るようになると、送電線のが見えてきます。 右に広がる山並みを眺めながら降っていきます。
正面に少し見える尖った山はでしょうか。 緩やかな尾根の肩に着くと、送電線の鉄塔「生野支線三四」が立っています。 883.7m峰から48分ほどの所になります。 左右に広がるを再度眺めながら、ひと休みしていきました。
登ってきた道は鉄塔の正面に続いていますが、登り時には気が付かなかった道がへ降っています。 送電線の巡視路のように思えたので、降っていくことにしました。 明瞭でを降っていきます。 『こんな道が林道まで続けば良いが』と思っていると、程なくして曲がっていきます。 が生い茂る斜面に開けられた道を降るようになりますが、 踏み固められておらず、凸凹してとても歩き難くなっています。 右に見える山並みを眺めながら、斜面を横切るように降っていきます。
林道
植林地まで来て右へ曲がると熊笹はなくなりますが、今度はする道になります。 送電線の巡視路でよくあるも見掛けるので、巡視路で間違いなさそうですが、 かなり荒れていて歩き難くなっています。 の浅い谷筋を曲がりながら降るようになると、少し歩き易い道になります。 程なくして、下の方にが見えてきます。 再び石がゴロゴロするようになる道を曲がりながら降っていくと、車で来た林道越知ヶ峰線に出ます。 34番鉄塔から12分ほどで降りて来られました。 降り立った所には「火の用心」のが立っていて、 マジックで書き込まれた「34」が今降って来た道を指していました。
猪篠地区
右に続く軽い登り坂のを進んでいきます。 右から左へ曲がりながらを進んでいくと、左側に山並みが広がってきます。
次第に見える範囲が変わってくるを眺めながら進んでいきます。 「右カーブ」のを過ぎていきます。 尾根を切り開いた切通まで来ると、車を止めておいたに着きます。 林道に降り立った所から6分ほどで到着しました。
お昼には少し早い時刻でしたが、車の中で昼食を摂ってから家路につきました。