量見山
概 要 量見山は養父市と宍粟市の境にある標高786.4mの山です。 山頂の手前や途中の尾根からは山並みを見渡すことが出来ます。 北や東側からも登れるようですが、今回は富士野トンネルの宍粟市側の近くから林道を登り、 尾根の背を登って748m峰を経て山頂へ至るルートを往復します。
起 点 宍粟市一宮町 富士野地区
終 点 宍粟市一宮町 富士野地区
富士野地区…林道入口…旧富士野峠…登山口…尾根の肩…小峰…小峰…748m峰…小峰…小峰…小峰…展望地…量見山…展望地…小峰…小峰…小峰…748m峰…小峰…小峰…林道終点…林道入口…富士野地区
所要時間 3時間40分
歩いて... 途中に標識類は見かけないので、地形図でルートを確認しながらの登りとなります。 急坂や斜面を横切る狭い道やアセビが煩わしい所があるものの、それ以外は下草が茂らず藪漕ぎの必要もない尾根が続きました。
関連メモ 今のところ、関連メモはありません。
コース紹介
富士野地区
養父市大屋町の明延地区を通る県道6号を南下していきます。 市境にある富士野トンネルを抜けて宍粟市一宮町の富士野地区に入ると、すぐ右側に車数台分の駐車スペースがあるので、 ここに車を止めさせて頂きました。
道路向かいには「富士野峠」のがあって、その背後に植林地になった浅い谷筋があります。 覗いてみると、明瞭な道は見かけないものの下草は茂っておらず傾斜も急ではなくて歩けそうな様子です。 旧富士野峠へのかつてのルートでしょうか。 近道になりそうですが、登るのは止めておきました。
林道入口
を南下していきます。 関西訛りがある背の高いを過ぎていきます。 標識の先を道なりに左へ曲がると、地道の林道が左前方へ分かれていきます。 駐車スペースから3分ほどの所になります。 入口の脇には赤い前掛けをしたを安置した小祠があります。 林道に入ったすぐの所には地面を這うがあって、脇には「関係者以外の諸車乗入禁止」の看板が立っています。 歩くのは問題なさそうなので、林道を進んでいくことにします。
植林地の斜面に続くを登っていきます。 道なりに左へ曲がっていくと(*)があります。 標識類は見かけませんが、左前方へ続く林道を進んでいきます。 緩やかに続く林道を曲がりながら進んでいくと、僅かなを回り込んでいきます。 程なくして、車を止めてきたが左下に見えてきます。 植林地の斜面に続く緩やかな林道を進んでいくと浅い谷筋に出ます。 右のは傾斜が緩やかで下草もなくて歩けそうな様子に思いながら過ぎていきます。
*下山時には右の林道を歩きました。
旧富士野峠
谷筋を回り込んでいくと、明るくて緩やかなが見えてきます。 少し右へ曲がると、V字形になったが見えてきます。 軽く登っていくと、鞍部になった峠に着きます。 標識類は見かけませんが、ここが旧富士野峠になるようです。 駐車スペースから15分ほどの所になります。 峠にはが横切っています。 扉もありますが開け放たれていました。 防護柵の先へ出てみると、急傾斜の伐採地の先にが見えます。 明瞭な道はここで途切れていますが、かつては急傾斜の斜面に道が続いていたのでしょうか。
登山口
旧富士野峠から防護網が続くを登っていこうとしますが、 あまりにも傾斜が急で、体力のない私には登れそうにないと思えたので、手前にあった浅い谷筋から登ることにします。 来た道を引き返して、明るくて緩やかなを過ぎていきます。 植林地に入っていくと、程なくして浅い谷筋に着きます。 放置された伐採木の脇に僅かな踏み跡が見られるので、そこから左の谷筋を登っていくことにします。 駐車スペースから19分ほどの所になります。
登り易そうに見えた浅い谷筋も尾根が近づくにつれて急傾斜になるので、 旧富士野峠から右の尾根を登っても大差がないように思えます。
植林地になったに入っていくと、踏み跡はすぐに見かけなくなります。 浅い谷筋には下草は生えておらず、若干の伐採木はあるものの、傾斜は緩やかで歩き難くありません。 正面の樹間に見えるに向かって谷筋を真っ直ぐ登っていきますが、なかなか稜線に着きません。 次第に傾斜が増してくるので、少しでも傾斜が緩そうに思える雑木が茂る辺りを目指してを登っていきますが、 益々傾斜が増してきて何かに掴まらないと登れなくなります。 張り出した木の根などに掴まりながら休み休み登っていくと、やっとの思いで尾根に登り着きました。 登山口から12分ほどもかかりました。 尾根には旧富士野峠から登ってくる防護網が続いています。 正面にはが広がります。 眼下には、車で来たが見えます。 景色を眺めながら、乱れた呼吸を整えていきました。
尾根の肩
落ち着いたところで、右に続くを防護網に沿って登っていきます。 防護網は地面を這っている所がかなりあります。 左側を振り返って山並みを眺めながら登っていきます。
所々にが茂っていて進路を妨げるので、脇を通ったりしながら登っていきます。 のようななだらかな所を過ぎて、更に登っていきます。 植林地まで来ると、緩やかになった尾根の肩のような所に着きます。 登山口から23分ほどの所になります。 ここで防護網は左へ曲がって離れていきます。 振り返ってを眺めながら、ひと息入れていきました。
落ち着いたところで、緩やかになったを進んでいきます。 右下の樹間にはが見えます。 次第に傾斜が増してくる植林地を登っていくと、左右に通る尾根に出ます。 登山口から29分ほどの所になります。 標識類を見かけないので、下山時の目印として手持ちのを脇の木に括り付けておきました。 右からは歩き易そうなが登ってきています。
左に続くを登っていきます。 程なくして左から近づいてくるに沿って登っていきます。 次第に傾斜が増してくるを登っていきます。 少し傾斜が緩んでくると、左の樹間から山並みが見えます。 奥の方には雪を頂いた山が見えますが、方角からするとでしょうか。
小峰
地面を這う防護網が続く尾根を登っていくと、が目立つようになります。 切り株の脇にある「国土調査」のを過ぎていきます。 アセビが茂る所を過ぎると、標高730mほどの小峰に着きます。 登山口から36分ほどの所になります。 中ほどには「界」のなどがあります。 山並みを見渡せる展望地になっています。
これから向かうと思われる山も見えます。 その背後にある尖った山は、四等三角点「スリガ峯」がある高岩峯(1021.9m峰)でしょうか。 景色を愛でながらひと息入れていきました。
小峰
落ち着いたところで、になる尾根を進んでいきます。 左に広がるを眺めながら、尾根を軽く降っていきます。 緩やかになった所を過ぎていくと、再び軽いになります。 浅い鞍部に着いてその先へ登り返していくと、標高700mほどの小峰に着きます。 登山口から47分ほどの所になります。 ここも展望地になっています。 左側に広がるを眺めていきます。
になる尾根を進んできます。 アセビが尾根を塞ぐ所まで来て、尾根の右側を迂回するように続くを進んでいきます。 程なくして緩やかなに復帰します。 白い花を咲かせたアセビの脇を過ぎていくとになります。 次第に傾斜が増して広い斜面を登るようになると、防護網に並行して少し窪んだ狭い道が現れます。
防護網に掴まったりしながら登って稜線が見えてくると、は防護網から離れていきます。 斜面を横切るように続くを登っていきます。 踏み固められていなくて崩れやすくなっているので、慎重に登っていきます。 斜面を横切るように登っていくと、左右に通る尾根に出ます。 登山口から58分ほどの所になります。 には緩やかな尾根が続いています。 下山時に降り口を見落とさないようにするため、ここでも手持ちのを脇の木に括り付けておきました。
748m峰
左に続くを登っていきます。 左から近づいてくる防護網に沿って、傾斜が増してくるを登っていきます。 次第に傾斜が緩やかになると高みに着きます。 登山口から1時間2分ほどの所になります。 地形図に載っている748m峰になるようですが、明瞭な標石などは見かけず、 「国土調査」などの短杭があるばかりです。 周囲には樹木が茂っていて、眺めは良くありません。
になった尾根を進んでいきます。 少し石がゴロゴロするを降っていきます。 748m峰から4分ほど降っていくと、地面を這ったりしながらも続いてきたは左へ遠退いていきます。 傾斜が増してくるを降っていきます。 次第に尾根が広がってくると、緩やかな尾根になります。
小峰
左側は僅かに窪んだで道が分かり難くなりますが、 右側を真っすぐ進んでいきます。 伐採木があったりが茂ったりして歩き難い所を進んでいきます。 アセビが茂る所を過ぎて尾根が少し狭まってくると、またが尾根を塞いでいます。 アセビの左脇を過ぎていくとになります。 傾斜が緩やかになってくると、標高720mほどの小峰に着きます。 748m峰から11分ほどの所になります。 周囲には樹木が茂っていて、眺めは良くありません。
小峰
になった尾根を進んでいきます。 正面の樹間には目指すと思われる高みが見えてきます。 右の樹間から僅かに山並みを眺めながら降っていくとになります。 僅かにアセビが茂る尾根を進んでいくとになります。 次第に傾斜が緩やかになると、標高730mほどの小峰に着きます。 748m峰から16分ほどの所になります。 ここも樹木が茂っていて、眺めは良くありません。
小峰
尾根を降っていくと、右側の樹間にが見えてきます。 程なくしてになります。 緩やかな所を過ぎていくとになります。 少し右へ曲がりながら登っていくと、が剥き出すようになります。 次第に緩やかになってくる尾根を登っていくと、松の木が生える標高740mほどの小峰に着きます。 748m峰から23分ほどの所になります。 ここも眺めは良くありませんが、右側の樹木越しに僅かにが見えます。
展望地
軽く降っていくとになります。 登り坂になると、が頭を出す尾根になります。 少し傾斜が緩んでくると、が茂る所に出ます。 左側の歩き易そうな所を通ってアセビを抜けると、丸裸になった広い尾根に出ます。 748m峰から30分ほどの所になります。 右側が開けていて、山並みを見渡せる展望地になっています。
量見山 (標高786.4m)
丸裸の尾根を軽く登っていくと、再びが茂っています。 アセビを抜けていくと、緩いドーム状になった広い量見山の山頂に着きます。 中ほどには「明延山」があるので、地形図に載っている786.4m峰になるようです。 748m峰から32分ほど、登山口から1時間34分ほどで登って来られました。 三角点の背後の樹木には「点名:明延山 786.4m」のが取り付けられていました。 文字が書かれていたと思われるもありますが、文字は消えていて読めませんでした。
山頂の周囲には樹木が茂っていて、三角点からの眺めはあまり良くありません。
三角点の東側に少し降りてみると、手前の展望地と同様のが広がります。 北西の方角には雪を頂いたと思われる山が頭を出しています。 東の方角には歩き易そうなが降っています。 お昼にはまだ早い時刻だったので昼食は下山してから摂ることにして、水分補給などをしながら休憩していきました。
展望地
落ち着いたところで、を引き返していきます。 アセビが茂る所を抜けていくと、展望地になった丸裸の尾根に出ます。 左に広がるを眺めていきます。
小峰
が茂る所を抜けていくと降り坂になります。 左前方にを眺めながら降っていきます。 小岩が頭を出す所を降っていくとに着きます。 軽いになる尾根を進んでいきます。 傾斜が緩やかになると、標高740mほどの小峰に着きます。 量見山から7分ほどの所になります。
小峰
が剥き出す尾根を降っていきます。 少し左へ曲がりながら降っていくとになります。 見えてくる高みへ向かってを登っていきます。 傾斜が緩やかになると、標高730mほどの小峰に着きます。 量見山から12分ほどの所になります。
小峰
僅かにが茂る尾根を降っていきます。 左の樹間から僅かに山並みを眺めながら降っていくと、次第にになります。 近づいてくる高みへ向かってを登っていきます。 アセビが茂る尾根を登っていくと、標高720mほどの小峰に着きます。 量見山から16分ほどの所になります。
748m峰
高みの先のアセビが茂る尾根を降っていくと、僅かに窪んだになります。 右側の方が歩き易そうな様子ですが、来た時のことを思い出して、左側のアセビが茂る所を進んでいきます。 広い尾根の左側を進んでいくとになります。 次第に傾斜が増してくる尾根を登っていくと、右からが近づいてきます。 少し石がゴロゴロする狭い尾根を防護網に沿って登っていくと748m峰に着きます。 量見山から24分ほどの所になります。
に沿って尾根を降っていきます。 防護網は右へ曲がっていきますが、このままを降っていきます。 傾斜が緩やかになると、登り時にを括り付けておいた木があります。 樹木の脇から右へ戻るように斜面を降り始めるとが現れます。 踏み固められていなくて崩れやすい道を慎重に降って尾根の背が近づいてくると、右から降っていくる防護網の傍に出ます。
小峰
歩き易くなった尾根の背を降っていくとになります。 右の樹間からを眺めながら進んでいきます。 登り坂になるとが尾根を塞ぐ所がありますが、 左側に続く踏み跡を通ったりしながら通過していきます。 傾斜が緩やかになると、展望地になった標高700mほどの小峰に着きます。 748m峰から15分ほどの所になります。 右に広がるを眺めていきます。
小峰
右に広がる山並みを眺めながら、を軽く降っていきます。 緩やかな所を過ぎていくとになります。 緩やかになった所を過ぎていくと、再びになります。 右側が伐採地になってくるを登っていきます。 傾斜が緩やかになると、展望地になった標高730mほどの小峰に着きます。 748m峰から23分ほどの所になります。 右に広がるを眺めながら、ひと息入れていきました。
林道終点
少し左へ曲がりながら降っていくとが右へ離れていきます。 防護網を見送って尾根の背を降っていくと、登り時にを括り付けておいた木があります。 登ってきた道はここから右の斜面を降っていくのですが、 登り時に尾根の肩の辺りから見えていた林道へ降りようと思って、このまま尾根を降っていきます。 広くて歩き易いを降っていきます。 程なくして、右下の樹間にが見えてきます。 少し先を右へ曲がりながら降っていくと、林道の終点に降り立ちます。 748m峰から33分ほど、量見山から57分ほどで降りて来られました。 降り立った林道は、地形図に実線で載っている道になります。
右へ続く緩やかなを進んでいきます。 程なくしてになりますが、傾斜はそれほど急ではありません。 林道終点から4分ほど降っていくと、道はヘアピン状に左へ曲がっていきます。 右上には最初に登っていたが見えていますが、傾斜が緩んだ踊り場の辺りでしょうか。 植林地になった斜面はそれほど急ではなくて、登っていけそうな様子です。
旧富士野峠や今回の登山口からのルートでは急坂を登ることになるので、 急坂を避けるにはこの林道を利用するのが良さそうです。 その場合は、ここから右の尾根に出ると山並みを眺められる機会が増えて良いかも知れません。
道なりに左へ曲がって道幅が広がった車の待避所のような所まで来るとがあります。 地形図で実線の道が分岐している所になります。 の入口には木が横たえられていました。 を右へ曲がりながら降っていくと、左へ曲がっていきます。 少し先を道なりに右へ曲がっていくと、左への曲がり角に分岐があります。 林道終点から14分ほどの所になります。 地形図で実線の道が分岐している所になります。 右の道は見送って、を降っていきます。
が見られる林道を緩やかに降っていきます。 道なりに右へ曲がったすぐの所にがありますが、 左へ戻るように分かれていく道は地形図には載っていないようです。 少し進んだ所にもがありますが、 こちらが地形図で実線の道が分岐している所のようです。 更に進んでいくと、また地形図に載っていない道が左へ戻るように分かれていくがあります。 左の道を見送っていくと、最初に登っていった林道との分岐に出ます。 林道終点から20分ほどの所になります。
林道入口
元来たを降っていきます。 少し降った先を道なりに曲がっていきます。 地道の林道を軽く降っていくとが近づいてきます。 地面を這うロープ柵を過ぎていくと、林道の入口に戻ってきます。 林道終点から23分ほどで降りて来られました。
富士野地区
脇に佇むに挨拶してから、県道6号を引き返していきます。 訛りがない背の高いを過ぎていきます。 富士野トンネルの手前まで来ると、車を止めておいた駐車スペースがあります。 林道入口から3分ほどで到着しました。
お昼を僅かに過ぎた時刻になったので、車の中で昼食を摂ってから家路につきました。