足尾の滝
概 要 足尾の滝は神河町の長谷地区を流れる足尾川にあります。 一帯は雪彦峰山県立自然公園に含まれる山岳に囲まれた高原地帯になります。 落差30mほどの岩盤を水が二筋になって流れ落ちています。 林道の途中から滝見道が設定されています。 滝の上には「天狗のとまり木」と呼ばれる千年桧があります。
起 点 神河町 長谷地区
終 点 神河町 長谷地区
長谷地区…滝見道入口…足尾の滝…千年桧…足尾の滝…滝見道入口…長谷地区
所要時間 2時間10分
歩いて... 登山口までの林道は傾斜が急ながらもコンクリート舗装されていますが、車両進入禁止になっています。 足尾の滝の前に立つと、流れ落ちる水は少な目ながら、飛沫が立ち込めて涼しい空気に包まれていました。 足尾の滝から千年桧までは、折れ曲がりながら続く急な山道を登っていきます。
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コース紹介
長谷地区
JR播但線の長谷駅から県道213号を進んで長谷橋を渡っていくと、県道39号と県道404号が分かれるがあります。 角には「」や「」と題した案内板があって、 今回訪ねる足尾の滝が載っています。 西へ続く県道39号を進んで、本村公民館を過ぎた所から市原神社へ続く道を分けていくと、 「洞嶺山 祐泉寺」の石柱が立つがあります。 県道39号と分かれて右の道を進んでいくと、足尾川(*)の上を過ぎた先に「足尾の滝 P」の案内板が出るがあります。 「車両通行止」の看板も出ていますが、先ほど見かけた案内板に「足尾の滝 駐車場」として載っているし、 駐車場へ向かう以外の目的での通行が禁止という意味だと解釈して、左の道へ入っていきます。 すぐにあるにも「足尾の滝 P」の案内板が出ていて、左の道を指しています。 左の道を降っていくと登山者専用の駐車場があるので、ここに車を止めました。
脇にはが出ていて、登山口までのルートを示しています。
県道39号の足尾橋を渡った所から分かれてこの駐車場まで続く坂道もありますが、 道幅が狭いので、今回紹介したルートの方が無難です。
*足尾川の上を過ぎる手前に、路肩がになった所があって、車を止めらる広さがあります。
この駐車場は、登山者の方の専用駐車場です。 登山者以外の方の駐車はご遠慮願います。
登山道は、車両進入禁止になっておりますので、徒歩にて散策の程、よろしくお願い致します。
看板にある「登山道」とは、今回の登山口まで続く林道のことを指しているようです。
左側にあるを後にして、車で来た道を引き返していきます。 小さな植林地へ入っていくとがあります。 扁額などは見かけませんが、十字路にあった案内板によると大日堂というようです。 「足尾の滝 P」の案内板に従って右へ曲がっていくとに出ます。 左折して軽い登り坂の道を進んでいくと、程なくしてがあります。 右側には防護扉が設置されています。 手前には「登山口→」の案内板があって、 右の道は「足尾の滝(約1.8km)」「千年桧 天狗のとまり木(約2.2q)」となっています。 古びた標識もあって、「足尾の滝1.8km」となっています。 大扉は鎖で施錠されていますが、左側に歩行者用の小扉があります。 小さなを持ち上げて左へずらすと簡単に開けられます。
足尾の滝入口
この付近は鹿や猪が出て農作物に被害を与えますので通られたら必ずゲートを閉めてください。
大河内町
防護扉を過ぎると「災害に強い森づくり」のがあって、 「」に足尾の滝が載っています。 結構傾斜が急なコンクリート舗装されたを登っていきます。 道なりに少し左へ曲がっていくとが右へ分かれていきますが、見送っていきます。 程なくして、埋設された太い土管の上を過ぎていきます。 から流れてきた沢が、で合流している所になります。
災害に強い森づくり(野生動物育成林整備)〜県民緑税の活用〜
平成16年の台風被害を踏まえて、豊かな「緑」を次の世代に引き継いでいくため、 県民共通の財産である「緑」の保全・再生を社会全体で支え、県民総参加で取り組む仕組みとして平成18年度から「県民緑税」を導入し、 防災面での機能強化を目的とした「災害に強い森づくり」を進めています。
整備内容
野生動物による人間や農作物への被害を防止するために、人家等に隣接した森林の裾野を帯状に抜き切りするとともに、 森林の奥地に育成の場となる広葉樹林を整備し、農山村の安全で安心な環境をつくります。
兵庫県 姫路農林水産振興事務所・神河町・社団法人兵庫みどり公社 西播磨事務所
(足尾山)部落共有林地内の花木及び庭石の採取を禁止する。
共有林部落区長
右側を流れる沢にあるを流れ落ちる水音を聞きながら林道を登っていきます。 道なりに左・右と曲がっていくと、山の上にが見えてきます。 この林道は地形図に実線で載っていて現状とよく合っているので、道の曲がり具合から現在地を確かめながら進んでいきます。 左への曲がり角まで来ると、手前から左へ戻るようにしてが分かれていきます。 その先には広い空地がありますが、何の用途なのでしょうか。 地道を見送って左へ曲がっていくと、左側に谷向いのが見えてきます。 右への曲がり角まで来ると、また広い空地へ続く地道が分かれていきます。
次第に近づいてくるを眺めながら進んでいきます。 道なりに左へ曲がっていくと、谷向いのが左に見えてきます。 程なくして、道は曲がっていきます。 広がってくるを振り返って眺めながら進んでいきます。 道端にミツマタが多く見られるようになって沢が近づいてくると、道は左へ曲がっていきます。
滝見道入口
見える角度が変わってくるを眺めながら林道を登っていきます。 右への曲がり角まで来ると、「足尾の滝と雪彦峰山県立自然公園」と題したと「遊歩道」の案内板が並んでいます。 防護扉から27分ほどの所になります。 解説板の左側に足尾の滝へ続くの入口がありますが、 水分補給などをしながらひと息入れていきました。
足尾の滝と雪彦峰山県立自然公園
ここ、神河町の足尾の滝は、千町ヶ峰、暁晴山、夜鷹山、平石山など1000mを超える山岳に囲まれた高原地帯にあり、 これらの山々は雪彦峰山県立自然公園に含まれています。 雪彦峰山県立自然公園には、日本三彦山の一つ雪彦山や暁晴山をはじめとするなだらかな尾根に囲まれた峰山高原、 ススキの群生地として知られる砥峰高原など、豊かな自然が残っています。 足尾の滝は、苔生した岩肌に食い込むようにそびえる「天狗のとまり木」と呼ばれる檜の大木をはじめ、 原生林に覆われた滝谷の切り立った岩間にあり、落差は30mほどあります。 特に新緑と紅葉の時期は見事です。
↑遊歩道
千年桧「天狗のとまり木」
落ち着いたところで、の脇に続く道を進んでいきます。 程なくして現れるを登っていきます。 右・左と曲がって、更に続くを登っていきます。 階段が終わって緩やかになると、左の樹間から僅かにが見える所を過ぎていきます。 少し登り坂になった道を進んでいくと分岐があります。 滝見道入口から6分ほどの所になります。 標識類は見かけず、どちらの道を進めばいいのか迷いますが、 登り坂になった右の道は見送って、なだらかな左の道を進んでいきます。
緩やかな左の道を進んでいくと、程なくしてが現れます。 右上すぐの所にはがあります。 少し先を右へ曲がって階段が途切れると、分かれてきた右の道とする所に出ます。 どうやら、を迂回するようにルートが付け替えられたようです。 左へ曲がって横木の階段を登り始めると、すぐの所に「水源林をつくる公団造林」の看板が倒れています。
水源林をつくる公団造林 本村造林地
契約面積9.84ヘクタール
契約期間昭和58年度から50年間
土地所有者藤原一昭 外3名
造林者大河内町森林組合
火気に注意しましょう
森林開発公団 神戸出張所
足尾の滝
横木の階段が終わって緩やかな道を進んでいくと、剥き出した幾つかのの袂を過ぎていきます。 滝の音が近づいてくるとになります。 のようになった所を降っていきます。 正面が開けてくると、目の前に滝が現れます。 標識類は見かけませんが、これが足尾の滝のようです。 滝見道入口から12分ほどで到着しました。
足元に注意しながらする所を降っていきます。 足尾の滝の前に出ると、切り立った岩壁を二筋になって流れ落ちていました。 滝見道入口にある解説板によると、落差は30mほどあるようです。 発達していないには虹が出ていました。 は樹木に隠れ気味です。 まで寄っていくと、流れ落ちる水は少な目ながら、飛沫が立ち込めて涼しい空気に包まれていました。 周囲の様子を確認したりしながら、しばらく滝を愛でていきました。
滝の上にある千年桧を訪ねるべく、滝の左側にあるを渡っていきます。 岩壁の左側の急な斜面に続くを右・左と何度も曲がりながら登っていきます。 疲労困憊するほどの傾斜ではありませんが、止め処もなく噴き出す汗が目に沁みて痛い思いをしながら登っていきました。 二つの間を過ぎていくと、傾斜が緩やかになります。 の袂を過ぎていきます。 踏み跡は明瞭ですが、ルートを示す桃テープが点々と取り付けられていて、迷うことなく登っていけます。
大岩の手前を曲がっていきます。 その先を左・右と曲がりながら更に登っていくとになります。 軽い降り坂になった道を進んでいくと、沢に架かる木橋に出ます。 足尾の滝から11分ほどの所になります。 には滝があって、心地よい水音を響かせています。 には足尾の滝の滝口がありますが、 先の方まで行って下を覗くのは止めておきました。
千年桧
木橋を渡って、その先に続くを登っていきます。 すぐに右へ曲がっていくと、正面にが見えてきます。 これがのようですが、道はその手前を左へ曲がっていきます。 少し登って右へ曲がり、緩やかになった道を進んでいくと、千年桧の前に設置された木製デッキに出ます。 足尾の滝から14分ほどで着きました。 脇には「ふるさとの巨樹保存事業」の標柱が立っていますが、これが千年桧である旨の標識は見かけません。 情報によると、幹回り4.2m、樹高25m、推定樹齢千年とのことです。 悪さをするとさらわれて大木にくくられるという言い伝えがこの地域にあって、 そんなことが出来るのは天狗しかいないということから「天狗のとまり木」と呼ばれているようです。
ふるさとの巨樹保存事業
(公社)兵庫県緑化促進協会
平成29年2月28日
千年桧からを引き返していきます。 道なりに左・右・左と曲がりながら降って、沢に架かるを渡っていきます。 軽く登って緩やかになった道を進み、左・右と曲がりながら降っていくと、の袂を左へ曲がっていきます。 右・左と曲がりながら更に降って緩やかな道になると、の袂を過ぎていきます。 二つ並んだ岩を間を過ぎると、降り傾斜が増してきます。
足尾の滝
岩壁の右側のに続く山道を右・左と何度も曲がりながら降っていきます。 汗を拭き拭き登ってきた斜面ですが、降る時は快調であります。 点々と取り付けられている桃テープを辿りながら降っていくと、下の方にが見えてきます。 曲がりながら降ってを渡っていくと、足尾の滝に戻ってきます。 千年桧から14分ほどで着きました。 直下から滝を見上げたり、発達していないなどを眺めながら、再び滝を愛でていきました。
がゴロゴロする所を進んでいきます。 その先の石畳のようになった所を登って植林地の斜面に入るとになります。 程なくしてを降っていきます。 階段が終わって、剥き出した幾つかのの袂を過ぎていきます。 再び横木の階段を降っていくと、倒れた「水源林をつくる公団造林」の看板の先に、旧道と新道との分岐があります。 足尾の滝から6分ほどの所になります。 正面の旧道を歩こうかとも思いましたが、壊れた木橋が危なそうなので、元来た右の新道を降っていきます。
右・左と曲がって、旧道の壊れた木橋の下側に続くを降っていきます。 横木の階段が終わって緩やかな道になると、左から旧道がしてきます。 軽く降っていくと、が幾つか剥き出した袂を過ぎていきます。 右の樹間から僅かに山並みが見える所を過ぎていきます。
滝見道入口
右・左と曲がりながら続くを降っていきます。 右の樹間からが見える所を過ぎていきます。 階段が終わって緩やかな道になると、が現れます。 大岩の脇を過ぎていくと、林道の曲がり角にある滝見道入口に出ます。 足尾の滝から12分ほどで戻って来られました。
コンクリート舗装されたを降っていくと、右側に山並みが広がってきます。
見える角度が変わってくる山並みを眺めながら降っていくと、沢の手前で曲がっていきます。 道端にミツマタが多くみられるようになる林道を降っていくと、樹木が低くなってに出ます。 道なりに曲がって降っていきます。 沢の手前まで来ると右へ曲がっていきます。
左側を流れるを眺めながら降っていきます。 視界が広がって、谷向いのを眺めながら降っていきます。 広い空地へ続く地道が左へ分かれる所まで来て、道なりに曲がっていきます。 右下に見えるを眺めながら降っていきます。 右へ曲がっていくと、見えていた広い空地へ続く地道が右へ分かれていきます。
少し先を左へ曲がって降っていくと、沢の手前で曲がっていきます。 沢にあるを流れ落ちる水音を聞きながら降っていきます。 右側から流れてきた沢が左側で合流する所にあるが埋設された所を過ぎていきます。 樹間から山並みが見えてくる林道を降っていくと、左から来るを合わせていきます。 正面が開けてくるとに着きます。 滝見道入口から26分ほどで降りて来られました。 防護扉に張られた網の隙間から手を出して、向こう側に取り付けられている小さなT字レバーを手探りで持ち上げてずらし、 右側の歩行者用の小扉を開けて通過していきます。
ここの防護扉だけではありませんが、この類の獣除け扉は里側からは開け易いものの、山側からは開け難い構造になっています。 山側に人が居る時は開け放しておいたり動物が開けることを想定している訳でもないのでしょうが、 山側からも開け易いようにしてほしいと願うのでした。
長谷地区
十字路に出て、車道を進んでいきます。 軽い降り坂の道を進んでいくと、「足尾の滝 P」の案内板が出るに着きます。 右へ曲がっていくと、すぐにある「足尾の滝 P」の案内板が出るを左へ曲がっていきます。 の前を降っていきます。 開けた所に出ると、車を止めておいた登山者専用の駐車場に着きます。
車道にある路肩が三角状になった所から、このがよく見えます。