コウノトリの郷公園
概 要 コウノトリの郷公園は豊岡市にあるコウノトリの野生復帰を推進している所です。 今回は園内の裏山に設定されている西自然観察路と東自然観察路を中心に巡ります。
起 点 豊岡市 祥雲寺地区
終 点 豊岡市 祥雲寺地区
祥雲寺地区…西自然観察路…観察サイト…東自然観察路…祥雲寺地区
所要時間 1時間50分
歩いて... 自然観察路には下草などは生えておらず明瞭な道が続いていました。 横木の階段を登ったり降りたりする道が続き、気温が高くて汗を掻きました。 所々からは山並みを眺めることも出来ました。 この時には鳥インフルエンザから守るためにコウノトリが非公開エリアに移されていて、ほとんど見ることが出来ませんでした。
関連メモ 今のところ、関連メモはありません。
コース紹介
祥雲寺地区
豊岡の市街地から国道312号を東進して、鎌田交差点から県道160号に入っていきます。 栄町バス停の先に架かる馬路川橋を渡っていくと、「コウノトリの郷公園」の標識が立つがあります。 標識に従って右折して鎌谷川の手前まで来ると駐車場があるので、ここに車を止めました。
兵庫県立コウノトリの郷公園
国の特別天然記念物コウノトリを野生に帰すための拠点施設として、種の保存と野生化に向けた様々な研究と試みを行っています。
豊岡市立コウノトリ文化館
住民の視点に立ち、コウノトリを育んできた豊岡の自然や文化・産業などを紹介しています。 飼育コウノトリを近くで見学することができます。
・開園時間 9:00〜17:00  ・入園料 無料  ・休園日 月曜日・12月28日〜1月4日
豊岡市立地域交流センター コウノトリ本舗
豊岡市立地域交流センター「コウノトリ本舗」は、コウノトリをシンボルとして、豊岡の文化・風土に培われた物産の販売をはじめ、 観光情報の提供や地産地消等の研修などのサービスを行っています。
・営業時間:9:00〜17:00
コウノトリと共生する環境創造型農業の推進
コウノトリの野生復帰とコウノトリと共生する農業の推進
但馬地域では、コウノトリと共生できる環境が人にとっても安全で安心できる豊かな環境であるとの認識に立ち、 人と自然が共生する地域の創造に努め、コウノトリの野生復帰を目指しています。 その一環として、「コウノトリ育む農法」等生態系に配慮した環境創造型農業の推進、水田のビオトープとしての活用、 魚道の整備等コウノトリと共生する農業の構築を図っています。
コウノトリ育む農法の目指すもの
「コウノトリ育む農法」は、ただ農薬や化学肥料の削減というだけでなく、 水田で安全・安心なおいしいお米と生きものを同時に育むという要素と、 この農法を通して、コウノトリも棲める豊かな文化、地域、環境づくりを目指しています。
「コウノトリ舞い降りる田んぼ」認定
コウノトリが舞い降り、餌場として利用する水田は、コウノトリをはぐくむ象徴的な田んぼであり、 これらの水田が継続的に維持管理されるよう、そのような水田の存する地域を「コウノトリ舞い降りる田んぼ」として認定しています。
兵庫県但馬県民局
の左側を進んでいきます。 鎌谷川に架かる橋を渡ると、「兵庫県立コウノトリの郷公園」と題したがあります。 「」(*)には、今回歩く西自然観察路東自然観察路が載っています。 「」も載っています。 左に建つの右側へ入っていきます。 入口には「」の案内板があります。 右から回り込むように進んでの脇に出ると、 簡単ながあります。 以前に来た時にはコウノトリが沢山いたのですが、 この時には鳥インフルエンザから守るために非公開エリアに移されていて、ここでは見かけませんでした。 右側にあるコウノトリの巣の模型の脇から続く歩道を進んでいきます。
*今回歩いたルートを赤線で書き込んだも載せておきます。
西公開エリアの湿地ビオトープ
湿地ではメダカやゲンゴロウの仲間、モリアオガエルなどが見られます。 谷の奥地では春になるとサワオグルマが咲きます。
東公開エリアの湿地ビオトープ
文化館から歩いて5分、餌を探す野生のコウノトリが見られます。 バッタやアカトンボもたくさん飛んでいます。
西自然観察路
登山口から一周60分。 祥雲寺の田んぼが一望できます。 一部にぬかるみ、急坂あり。
東自然観察路
登山口から往復30分。 祥雲寺の田んぼが一望できます。
コウノトリの巣(模型)
コウノトリは、大きな木の上に枝や草・わらなどを上手に組み合わせて、このような直径2mもある巣を作ります。 どうぞ巣に上がってコウノトリの気分になって下さい。 ただし、小さなお子さんは、保護者の方が付いてあげて下さいね。
案内板では、西自然観察路は「一周60分」、東自然観察路は「往復30分」となっていますが、 今回は其々46分と18分で歩けたので、かなり余裕を持った時間のように思えます。
西自然観察路
程なくして「公開ケージ」のを過ぎていきます。 突き当りの左に架かるを渡って、右へ曲がっていきます。 「自然観察路にある植物」の写真を過ぎていくと分岐があります。 駐車場から6分ほどの所になります。 右にある小橋の入口には「」があります。 ここがコースの西入口になります。 「A←→B60分」となっていますが、「A」と「B」が何処なのか分かりません。 角には「自然観察路」の高い標識が立っていて、支柱に「クマ出没」の看板が取り付けられています。 歩道は正面へと続いていますが、右に架かる小橋の先に続くに入っていきます。
公開ケージ
ここでは、コウノトリを間近に観察することができます。 ゲージの中の水路には、近くの湿地から、ドジョウなどの小魚やオタマジャクシがやってきます。 コウノトリは、給餌のアジマスのほか、このような水路の生き物や土の中のミミズ、ケージの中に迷い込んできたバッタなどの昆虫も捕まえて餌とします。 コウノトリは、警戒心の強い鳥ですから、そっと静かに観察して下さい。
ビオトープって何?
ビオトープは、周辺地域から明確に区分できる性質を持った生息環境の地理的最小単位のことです。 簡単に言うと、ある一定の空間で野生の生きものが暮らしている場所のことで、そこでは食物網があり生態系もできています。 ここでは、水辺のビオトープを展示しています。 水の中にはメダカやゲンゴロウ類、タイコウチ、ヤゴ、イモリ、水生植物のサンショウモ、ヒルムシロ類などが見られ、 周辺にはトンボ、カエル、ヘビ、タンポポ、ヨモギが見られます。 これらの生きものを食べにサギ類やコウノトリもやってきます。 季節によってみられる生きものも変わるので、何度も来て違いを比べ変化を楽しんでみてください。
自然観察路にある植物
アセビ、オオイワカガミの葉(花が咲きます)、ソヨゴの実、ネズ(ネズミサシ)の実
園内にクマが出没しました! ご注意ください
自然観察路に入る時は、大きな音(鈴やラジオ等)を出して人間の存在を知らせましょう。
谷筋の右側に続くを緩やかに登っていきます。 道端に咲くの花を愛でながら進んでいきます。 緩やかになったり軽い登り坂になったりしながら続くを進んでいきます。 道は明瞭でしっかりと続いています。 次第に谷筋が狭くなってくると、小規模なになります。 すぐに左へ曲がって、僅かに水が流れる小沢を渡っていきます。 西入口から7分ほどの所になります。
小沢を渡って、その先に続くを登っていきます。 階段にはコケが生えていて、設置されてから年月が経つようです。 正面に見える稜線へ向かって、を真っ直ぐ登っていきます。 近づいてくる稜線に向かって登っていくと、左側の僅かな水の流れを横切るようにに曲がっていきます。 「コハウチワカエデ」のが取り付けられた大木まで来ると、道は右へ曲がっていきます。 西入口から11分ほどの所になります。
斜面を横切るように続くを登っていきます。 階段が終わった道を軽く登っていくと、右の樹間からが少し見えてきます。 少し曲がりながら登っていきます。 少し左へ曲がるようになると支尾根に出ます。 右からは歩けそうなが登ってきますが、トラロープが張られています。
道なりに右へ曲がって、支尾根のを登っていきます。 左へ曲がる所まで来て、を登っていきます。 右へ曲がりながら登っていくと、アセビが生える広いに出ます。 花を咲かせたアセビの間に続く階段混じりの道を登っていくと、次第に傾斜が緩やかになります。
緩やかで広くなった尾根を進んでいくと、程なくして分岐に着きます。 西入口から18分ほどの所になります。 地形図によると標高130mほどの地点で、西自然観察路の中で一番高い所になるようです。 左側の樹間からは、樹木に邪魔されながらもが少し見えます。 中ほどには西入口で見かけたのと同様の「」があります。 にも緩やかな尾根が続いていますが、 案内図によると「非公開ゾーンにつき立入禁止」となっていて、入口には丸太が並べられています。 ここは曲がって降っていきます。
これまでの道に比べてしっかりした様子のを軽く降っていきます。 に山並みが少し見えますが、樹木が邪魔をしています。 少し降っていくとになります。 軽い登り坂になった尾根を進んでいくと、標高120mほどの小峰に着きます。 西入口から21分ほどの所で、西自然観察路のほぼ中間地点になるようです。 右側に広がる山並みをしばらく眺めていきました。
アセビが茂る小峰を進んでいくとになります。 が見られるようになる尾根を小さく曲がりながら降っていきます。 少し傾斜が増して途切れながら続く横木の階段を降るようになると、正面から右にかけて山並みが広がってきます。
傾斜が緩やかになってくると、道端にが咲いていました。 緩やかでを進んでいきます。 軽く降るようになると分岐があります。 西入口から25分ほどの所になります。 中ほどにはこれまでと同様の「」があります。 も歩けそうな様子ですが、 案内図によると「非公開ゾーンにつき立入禁止」となっています。 は左へ曲がっていきます。
降り傾斜が増してくるとが続くようになります。 樹間から山並みを眺めながら、少し曲がりながら続くを降っていきます。 階段が終わるとになります。 しばらく続くを進んでいきます。 軽く登っていくと、僅かな高みを越えていきます。
軽く降っていくとになります。 軽く登るようになると、ふたたび僅かなを越えていきます。 少し降っていくと、左側にが見えてきます。 歩き易い道を軽く降っていくと、道端に「コウノトリが巣をつくるマツ」と「マツ林の再生」の解説板があります。 西入口から33分ほどの所になります。
コウノトリが巣をつくるマツ
【コウノトリの巣はマツの上】  直径が2m近くにもなるコウノトリの巣。 この巣を支えるため、コウノトリは太くて丈夫な枝を水平に生育させる樹木を選びます。
【目立つマツ枯れ】  人々が山を利用しなくなったことで、山の環境はマツが生育しにくい状態に変化しています。 生育したマツは弱くなり、マツ枯れをもたらすマツクイムシの侵入を防げません。
マツ林の再生
【林床整備】  雑木の除去、落ち葉の搬出を行い、マツの生育に適した「日当たりが良く、やせた山」を回復させています。
【植樹】  マツクイムシ(マツノザイセンチュウ)に強い「ひょうご元気マツ」の苗木を植樹しています。
【薬剤注入】  自生していたマツには、幹や枝に侵入したマツクイムシ(マツノザイセンチュウ)を駆除する薬剤を注入し、マツ枯れを防いでいます。
になった尾根を進んでいきます。 道なりに少し左へ曲がって軽く降っていくと、左側にが広がってきます。 緩やかになった所を過ぎると、軽いになります。 程なくして、僅かな高みに着きます。 左側が開けていてを眺められます。 奥の方に見えているのは矢次山でしょうか。
になった尾根を進んでいきます。 程なくしてになる尾根を進んでいきます。 次第に正面が明るくなってきます。 横木の階段を少し降って右への曲がり角(*)まで来るとが張られています。 西入口から38分ほどの所になります。 「撮影中につき機材に手をふれないでください」の標識が出ています。 手前の樹木に邪魔されながらも、山並みが広がります。
*後日に来てみると、この曲がり角にが出来ていました。 正面の樹木が伐採されて、を見下ろせるようになっていました。
道なりにヘアピン状に曲がっていきます。 程なくして現れるを降っていきます。 左へ折れ曲がる所まで来ると正面にが分かれていきますが、 入口には「この先行き止まり」の標識が出ています。 道なりに左へ曲がって、正面の樹間からを眺めながら降っていきます。 鎌谷川沿いの広い道が見えてくると、右へ折れ曲がっていきます。
横木の階段を降っていくと、折れ曲がっていきます。 すぐにが見えてきます。 少し泥濘んだ所を過ぎて木橋を渡ると、西自然観察路東入口に降り立ちます。 西入口から46分ほどで歩いて来られました。 脇にはこれまでと同様の「」があります。 傍には「里山の自然観察路」と題したがあって、 自然観察路のも載っています。 「この近くの川の魚」や「この近くの生き物」の写真もあります。
里山の自然観察路
【里山の四季】
谷から尾根まで、里山を巡るこの自然観察路では、四季を通して、さまざまな里山の動・植物を観察することができます。
●春 ショウジョウバカマやトキワイカリソウなど林床の植物が開花し、 その後、コバノミツバツツジの赤紫色の花が一面に目立つようになります。 これらの花の蜜を求めてギフチョウが現れるのもこの頃です。
●夏 ネジキ、リョウブ、クサギ、タラノキなどの開花が観察でき、 尾根に近い斜面では、目前を猛禽のサシバが飛行することもあります。
●秋 ツルリンドウやツリガネニンジンなどが開花し、シバグリやアベマキなど、木の実に恵まれます。
●冬 木々が落葉し、さえぎるものが少なくなる冬は、 シジュウカラ、ヤマガラ、エナガなどの群れに出会い、存分に観察することができます。
【アカマツ林保全の取組】
この自然観察路を尾根まで登ると、そこには、地域の人々がアカマツ林の保全に取り組むフィールドがあります。 落ち葉の除去、日当たりをよくするための間伐など、 アカマツの生育に適した手入れや、マツクイムシ(マツノザイセンチュウ)に強い品種の植樹を進めています。
【自然観察路】
全長:1450m。 谷から尾根に至る区間には、300段を超える階段があります。
この近くの川の魚
カワムツ、タイリクバラタナゴ、ドジョウ、カマツカ
この近くの生き物
トノサマガエル、スジエビ、カワニナ、モクズガニ
東自然観察路へ向かって、右に続く鎌谷川沿いのを進んでいきます。 広い谷筋まで来ると道がしています。 角には「里山保全ゾーン」の解説板が立っています。 この時には「池・湿地の水を抜いている」旨の看板も出ていました。 右に架かる橋を渡って、水が抜かれた湿地を眺めがら進んでいくと、 「湿地と水路」などのがあります。 右側の斜面を見ると、「漁業者の森」のがあります。 広い谷筋の奥へ進んでいくと「非公開ゾーン」の柵があります。
飼育コウノトリを高病原性鳥インフルエンザから守るために池・湿地の水を抜いています。 カモ等の野鳥が飛来しにくくするための対策です。 もともと水位の低い湿地は希少な生物を保全するため水抜きを行っていないところもあります。
兵庫県立コウノトリの郷公園
里山保全ゾーン
このゾーンには観察サイト、自然観察路があり、このゾーンを流れる穴見谷川は、里山のふもとで鎌谷川と合流し、円山川へと続いています。
●観察サイト  湿地の中で餌をとるコウノトリの様子を観察することができます。 観察サイト内では、コウノトリの生態やコウノトリと共生できる環境の創造についてビデオ映像で紹介しています。 ここから見える中洲には、ヨシなどの湿地の植物が群生し、ミズカマキリなど多様な水辺の生き物が生息しています。 アオサギやダイサギの餌場となっており、冬になると、カモの仲間も飛来します。
●自然観察路  コウノトリの郷公園を一望できる展望台に通じる里山の中の小径です。 クヌギやコナラなどの林の中では、コガラやシジュウカラなどの野鳥、カナブンやノコギリクワガタなどの昆虫をはじめ、 キノコを観察することもできます。
●穴見谷川  カワムツやウグイなどの川魚が生息し、周囲の湿地ではこれらの稚魚が成長します。 ここには、シュレーゲルアオガエルなど里山のカエルが生息しており、初夏にはホタルも現れます。
●鎌谷川  穴見谷川が合流するこの川には、オイカワやウグイなどが群れをなして泳ぎ、カワセミの餌場にもなっています。 川辺の杭の間は、小動物の隠れ家になっており、この河原は、格好の生き物の観察の場です。
湿地と水路
野生に帰ったコウノトリの餌場となるように維持・保全している湿地には、 ヤゴ、エビ、カエルなど、多様な水辺の生物が生息しています。 小川と湿地、湿地と湿地を結ぶ水路のはたらきにより、様々な魚類が生息するようになりました。
アマガエルの仲間
多くのカエルは、春以降に卵を産みます。 しかし、アカガエルの仲間は違います。 雪がふりつもる2月、里山に近い湿地に卵を産むのです。 卵からオタマジャクシがかえるのは3月頃です。
漁業者の森
豊かな森に降った雨は、地表に積もった腐葉土を通過して大地にしみ込み、川の水となる過程で豊かな栄養素を含みます。 この栄養豊かな水が海に注ぎ込むことが、多種多様な生物をはぐくみ、豊かな海づくりにつながります。
豊かな森が豊かな海を育てます。
JFグループ兵庫、兵庫県漁業協同組合連合会
観察サイト
柵の手前を左へ曲がって、を横切っていきます。 水が抜かれたを左右に眺めながら進んでいきます。 谷筋の反対側まで来て、右にある「非公開ゾーン」の柵を見送って、左に架かるを渡っていきます。 「観察サイトはこの上です」の看板が出ている所からを渡って、水路沿いの横木の階段を登っていきます。 階段を登り切って右へ進んでいくと観察サイトがあります。 西自然観察路東入口から10分ほどの所になります。 が設置されていてコウノトリを眺められるようになっていますが、この時には見かけませんでした。 ここから見える景色を描いたもあります。 ビデオ室の前には「卵の管理」「しいくいんの服そう」「しいくいんの服装」「エサ準備のようす」「ケージ内作業(草刈り)」「そのほかの仕事」などの解説板が掲示されていました。
観察サイトはこの上です ぜひどうぞ
コウノトリ子育ての動画を常時上映しています。 双眼鏡と望遠鏡があります。 自由に見てください。 非公開エリアに収容されたコウノトリを見ることができます。
高病原性鳥インフルエンザの防疫対策としてビニールで屋根を覆っているために、暗くしか見えません。すみません。
兵庫県立コウノトリの郷公園
東自然観察路
観察サイトから少し引き返した所にあるを渡ると広い道に出ます。 右にあるトイレを回り込むように進んでいきます。 軽く登っていくと、小さな谷筋にのような所があります。 道なりにS字形に曲がりながら降っていくと、右へ分かれていく道があります。 観察サイトから3分ほどの所になります。 入口には背の高いが立っていて、 右の道は「展望台」、今来た道は「観察サイト」となっています。 案内板などは見かけませんが、ここが東自然観察路入口になります。
右へ戻るようにして続くに入っていきます。 谷筋のに続く道を緩やかに登っていきます。 二俣に分かれる谷筋の左側の方へ曲がって傾斜が増してくると、を登るようになります。 稜線が見えてくると、道なりに曲がっていきます。 階段が途切れて斜面を横切るようになると、緩やかな道になります。
少し左へ曲がって登り傾斜が増してくると、再びが現れます。 稜線が近づいてくると、曲がっていきます。 になった道を等高線に沿うように少し曲がりながら登っていきます。 右の尾根との高低差が少なくなってくると、またが現れます。 少し右へ曲がりながら登って階段が終わると、尾根の背を跨いでいきます。
少し降って左へ回り込んでいくと、のような所があります。 その先の段差の高い横木の階段を登っていくと、緩やかなに着きます。 緩やかな尾根を進んでいくと、すぐの所に東屋が建っています。 東自然観察路入口から8分ほどの所になります。 これが解説板に載っていた「展望台」になるようです。 の先に出てみると眺めが広がります。
脇にはここから見える景色を描いたがあります。 車を止めてきたはよく見えましたが、 非公開エリアの方は樹木が邪魔をしていてよく見えませんでした。
眺めを確認したら、を引き返していきます。 横木の階段を降って、のような所を回り込んでいきます。 尾根の背を跨いで右斜面に出て、を降っていきます。 道なりに右へ曲がって、を横切るように降っていきます。 僅かな谷筋を左へ回り込んでいきます。
谷筋の右側の斜面に続くを降っていきます。 谷筋がになった所を過ぎていきます。 横木の階段が終わって、谷筋のを緩やかに降っていきます。 程なくして、に続く道が近づいてきます。 道なりに少し右へ曲がりながら降っていくと、標識が立つ東自然観察路入口に出ます。 往復18分ほどで戻って来られました。
右前方へ続く広い道を少し曲がりながら進んでいくと、左から道がしてきます。 左からの道を合わせていくと、突然が一羽飛んできて傍の電柱の上に止まりました。 小川に架かるを渡っていくと背の高い標識が立っていて、 左の道は「コウノトリ自然馴化ゾーン」、今来た道は「観察サイト」となっています。 右へ曲がっていくと、の前を過ぎていきます。 右を流れる鎌谷川を眺めながら進んでいくと、観察サイトへ向かっていった道との分岐に着きます。
祥雲寺地区
西自然観察路を過ぎていきます。 コウノトリを見かけないを過ぎていきます。 すぐの所にがありますが、立ち寄るのは省略しました。 前には秋篠宮同妃両殿下の歌碑があります。 鎌谷川に架かるを渡っていくと、車を止めておいた駐車場に着きます。 東自然観察路入口から13分ほどで到着しました。
秋篠宮殿下お歌 人々が 笑みを湛へて 見送りし こうふのとり今 空に羽ばたく
秋篠宮妃殿下お歌 飛びたちて 大空にまう こふのとり 仰ぎてをれば 笑み栄えくる
秋篠宮同妃両殿下には平成17年秋にこの地で開催されたコウノトリ放鳥式典にご臨席になりました。 式典には人と自然の共生を願う多くの人々が集い30数年ぶりに但馬の大空を舞うコウノトリの姿を温かく見守りました。 このお歌は放鳥の瞬間を待ちわびた人々の感動と喜びを平成18年の歌会始めの儀において詠まれたものです。 私たちは秋篠宮同妃両殿下のお心を永く世に伝えるとともに改めてコウノトリと共に生きる環境づくりに取り組むことを誓い碑として建立しました。
平成21年10月吉日 豊岡市、豊岡竹野かな書碑街道づくり実行委員会