蝙蝠岳
概 要 蝙蝠岳は伊根町にある標高320mほどの山です。 山頂からは若狭湾などを見渡せる眺めが広がります。 今回は六万部地区の別荘地から林道を進み、途中から登山道に入って山頂へ向かうルートを往復します。 林道を歩くのが大部分で、山道を歩く部分は短い楽なコースです。
起 点 伊根町 六万部地区
終 点 伊根町 六万部地区
六万部地区…小滝…登山口…蝙蝠岳…311.4m峰…登山口…小滝…六万部地区
所要時間 1時間40分
歩いて... 登山道は植林地に続いています。 傾斜が急な所はなくて下草も生えておらず、歩き易くなっていました。 途切れながらもルートを示すトラロープが張られ、標識も点々と設置されていて、迷うことなく山頂に立てました。 三角点は山頂の少し南側の僅かな高みにありました。
関連メモ 今のところ、関連メモはありません。
コース紹介
六万部地区
丹後半島の北端にある経ヶ岬から国道178号を南下していきます。 伊根町の六万部地区に入って六万部バス停の手前まで来ると、左へ戻るようにして分かれていくがあります。 その道に入って伊根町老人福祉センターを過ぎた所にある十字路を右折して、 朝妻川に架かるを渡っていきます。 伊根温泉リゾートの別荘地に続く坂道を曲がりながら登っていきます。 坂道を登り詰めると、地形図にも載っている溜め池の傍に出ます。
少し降って進んでいくと、未舗装のが左へ分かれていきます。 ここから歩き始めるのですが、近くに駐車スペースが見つからなかったので、林道の入口の傍の道端に車を止めさせて頂きました。 入口には手製のが2つ立っていて、 「蝙蝠岳311.3m 約1時間」「蝙蝠岳登山口」となっています。
林道を歩き始めると、すぐに右へ曲がりながら続くを進んでいきます。 切通を抜けていくとがあります。 脇には「お断り」の看板が倒れていましたが、剥がれ落ちている文字が多くて文意が判り難くなっていました。 どちらの道を進むべきかの標識は見かけませんでしたが、左側の道は降り坂になっているので、 緩やかな右側の道を進んでいきました。 軽い登り坂で続くを進んでいきます。 道は未舗装ですが荒れておらず、歩き易くなっていました。 コンクリート舗装になった先に車止め鎖が張られています。 林道の入口から8分ほどの所になります。 脇には「一般車通行禁止」などのが出ていました。
一般車通行禁止
これから先は、造林用作業道です。 交通安全及び山火事防止対策上、一般車の通行を固くお断りします。
管理者 宮津地方森林組合
山火事注意
森林国営保険、京都府
小滝
鎖を跨いで進み始めると、ザーザーという音が聞こえてきました。 何だろうと思っていると、土管から谷筋へ流れ落ちるでした。 すぐ先のヘアピン状に左へ曲がる所には、岩壁から流れ落ちる小滝がありました。 その右側にもがありました。 それらの滝から流れ落ちた水が、林道に埋設されたを通って谷筋へ流れ落ちているのでした。
小滝の前を曲がっていくと、 戻るように右へ登っていくがあります。 小滝の上に出られそうな気もしましたが、確かめるのは省略しました。 引き続き、コンクリート舗装されたを緩やかに登っていきます。 岩肌が剥き出した曲がり角まで来ると、左側の樹木が低くなった所からが少し見えました。 林道の入口から13分ほどの所になります。
道なりに右へ回り込んでいくと、道端にがありました。 右側のが次第に低くなってくると、 左側の樹木越しにが広がってきます。 方面の海岸線も見えてきます。 道なりに右へ曲がりながら進んでいくと、コンクリート舗装は終わって未舗装になります。 林道の入口から18分ほどの所になります。
開けたを進んでいきます。 地形図によると、316m峰の北西にある標高200mほどの細長い尾根になるようです。 振り返ると、少し樹木に邪魔されながらもが広がってきます。 緩やかな尾根の付け根まで来て少し左へ曲がり、を横切るように進んでいきます。 左側には尾根が広がってきますが、目指す蝙蝠岳から北へ延びる緩やかな尾根のようです。
「ふるさとの森づくり事業」や「保安林」のを過ぎていきます。 所々の道端にあるを過ぎていきます。 右の尾根が低くなってくると、少し開けた曲がり角に出ます。 正面に横たわる緩やかな高みは、目指すのようです。 振り返ると、方面の海岸線が見えました。
平成22年度
事業名 ふるさとの森づくり事業
請負者 宮津地方森林組合
京都府農林水産部
土砂流出防備 保安林
京都府
傾斜が緩やかになったを進んでいきます。 次第にの全容が姿を現してきます。 左側の樹木が減って、見晴らしが良くなってくるを進んでいきます。 振り返ると、大泊方面の海岸線がよく見えます。
登山口
程なくして、が道を覆うようになりました。 雪は10cmほどとそれほど深くはなかったので、難なく歩いていけました。 浅いのような所に出ると、林道は左へ曲がっていきます。 林道の入口から34分ほどで着きました。 地形図によると、311.4m峰316m峰の間にある鞍部のようです。 曲がり角から分かれていく山道があります。 ここが蝙蝠岳への登山口になります。 入口には桃テープと青テープが取り付けられていて、 「蝙蝠岳 登山口」のが立っています。 簡単なもありますが、文字が消えかかって読み難くなっていました。
これより蝙蝠山へ300m
(頂上311.3m)三角点より
東側に監視所跡があります
植林地に続くには残雪がなくて助かりました。 下草も生えておらず傾斜も緩やかで、歩き易くなっていました。 途切れながらも道に沿ってが張られていますが、 傾斜は緩やかなので掴まって登るためのものではなくて、ルートを示すためのロープのように思えました。 所々にはも取り付けられています。 「蝙蝠山」や「蝙蝠岳」などのも点々と設置されていて、迷うことなく山頂まで導いてくれます。 少し曲がりながら植林地に続く道を、ロープや標識に従って登っていきます。
蝙蝠岳
植林地に続く道を更に登ってが明るくなってくると、 次第に傾斜がになってきます。 近づいてくるへ向かって進んでいきます。 植林地を抜けると、蝙蝠岳の山頂に着きます。 登山口から9分ほどで登って来られました。 中ほどには「蝙蝠岳313.3m」のが立っていますが、 地形図によると山頂は標高320mの等高線に囲まれているので、もう少し高いようです。 山頂には大きな礫岩が幾つか頭を出しています。
高さ1mほどの礫岩の上に立つと、東側には若狭湾などを見渡せる眺めが広がります。
東の方にはが二つ浮かんでいますが、 方角からすると沓島(小島)と冠島(大島)のようです。 眼下にはが見えました。 南の方には「伊根の舟屋」がある青島などが見えました。
311.4m峰
眺めを確認したところで、を引き返していきます。 トラロープと標識に導かれながら2分ほど降っていくと、 「こうもり岳」の標識が立つ所の左側にが取り付けられていました。 地形図によると、この辺りの東側に三角点があるようです。 僅かな踏み跡も見られるので、三角点を探しに向かいました。 植林地を少し降っていくとに出ます。 そこから正面にある僅かな高みへ登っていくと、雑木林になった高みの中ほどに「大原」があって、 脇には桃テープが取り付けられていました。 ここが地形図に載っている311.4m峰になるようです。 傍には「八」のタイルが嵌めこまれ、○に団の字が刻まれた短杭もありました。 周囲は樹木が茂っていて、展望は得られません。 登山口で見かけた解説板によると、三角点の東側に監視所跡があるようですが、訪ねるのは省略しました。
登山口
往復8分ほどで、「こうもり岳」の標識があるまで引き返してきます。 引き続き設置されているトラロープや標識に導かれながら、を緩やかに降っていきます。 右側の樹木が減ったまで来ると、 方面の海岸線が少し見えました。 植林地を更に降っていくと、林道の曲がり角にある登山口に戻ってきます。 三角点への立ち寄りも含めて、山頂から17分ほどで降りて来られました。 林道は右へと延びていますが、前方へ続く元来たを引き返していきます。
残雪が道を覆う所を過ぎてに出ると、方面が見えてきます。 緩やかな降り基調のを淡々と進んでいきます。 蝙蝠岳から北へ延びるを眺めたりしながら進んでいくと、 標高200mほどの細長い開けた尾根の付け根に出ます。
少し右へ曲がって、開けたを快適に進んでいきます。 左側から正面にかけてが広がりますが、手前の樹木が少し邪魔をしていて綺麗に見渡せないのが残念です。 正面から右側にかけて広がるを眺めたりしながら進んでいくと、コンクリート舗装された道になります。
小滝
道なりに左へ曲がって、右側に広がるを眺めながら降っていきます。 振り返って、方面を眺めたりしながら進んでいきます。 雪を頂いたが遠くに見える所もあります。 が剥き出した所を左へ曲がっていきます。 谷側に樹木が茂ってきて眺めが広がらなくなるを淡々と降っていきます。 ザーザーという水音が近づいてくると、小滝ミニ滝がある谷筋に出ます。 登山口から20分ほどで着きました。
ヘアピン状に右へ曲がって降っていくとがあります。 鎖を跨いでいくと、すぐにに変わります。 眺めが広がらないを緩やかに降っていきます。 樹間から僅かにが見える所を過ぎていくと、 右から登ってくる林道が合流してきます。
六万部地区
右からの道を併せていくと、があります。 道なりに左へ曲がりながら降っていくと、溜め池の傍を通るが見えてきます。 切通を過ぎて林道が終わると、車を止めておいた車道に出ます。 登山口から29分ほどで降りて来られました。