不動の滝
概 要 不動の滝は神河町にある滝で、水ヶ野滝と千壇ノ滝の総称です。 水ヶ野滝までは遊歩道が設けられていますが、その上流にある千壇ノ滝までは山道になります。 途中には千ヶ峰などを眺められる見晴らし台があります。
起 点 神河町 新田地区
終 点 神河町 新田地区
新田地区…水ヶ野滝…「かっぱのさら」見晴らし台…千壇ノ滝…「かっぱのさら」見晴らし台…水ヶ野滝…新田地区
所要時間 1時間40分
歩いて... 両方の滝とも流れ落ちる水は少なめでしたが、周囲の樹木が色付いていて綺麗な眺めでした。 水ヶ野滝から見晴らし台へ向かう途中には鉄製の急階段があります。 見晴らし台から千壇ノ滝へ向かう山道では、沢を何度か渡ります。 水が深く溜まった所もあるので、水に濡れてもいい短靴か長靴で出かけるのが良さそうです。
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コース紹介
新田地区
朝来市生野町を通る国道429号にある猪野々口バス停の先に架かるつづら橋を渡って、県道367号を東進していきます。 峠を越えて神河町へ入って降っていくと、吹上バス停がある道路に出ます。 左折して、越知川沿いに続く道路を進んでいきます。 新田地区に入って新田大橋を渡っていくと、森林管理道水谷線を右に分けた先に鳥居が立っています。 その道路向かいの路肩が広がっていて、車を何台か止められる駐車スペースになっているので、ここに車を止めました。
車で来た道を引き返して、すぐの所にあるを右へ曲がっていきます。 道の先に架かる小橋を渡った所にがあります。 角には「不動の滝・ほたる舞ロード・遊泳場」の標識が立っていて、左の道を指しています。 標識に従って左折し、越知川沿いに続くを進んでいきます。 山際を過ぎて少し右へ曲がりながら越知川から離れて谷筋に着くと、小橋が架かる分岐があります。 駐車スペースから6分ほどで着きました。 橋の際には「ほたる舞ロード」のが立っていて、 「水ヶ野滝」「かっぱのさら見晴台」「千壇ノ滝」の標柱が正面の道を、 「杉ん子トイレ」「遊泳場」の標柱が左の小橋の先に続く道を指しています。 「不動の滝100m」の標識もあって、正面の道を指しています。
正面すぐの所にがありますが、コの字形のレバーを回せば簡単に開けられます。 防護柵を抜けていくと、「不動の滝周辺マップ」と題したがあります。 簡易トイレを過ぎていくと、「捨てスギ ポイ捨て禁止」と「吸いスギ 山火事注意」のが立っています。 その先のベンチを過ぎると、沢の対岸にが建っていて、そこへ続く鉄製の小橋があります。 小橋を渡った所にはがありました。 小屋を見送っていくと、幅の広い木の階段が現れます。
水ヶ野滝
段差が低くて歩き易い階段を登っていくと、正面に水ヶ野滝が現れます。 駐車スペースから11分ほどで着きました。 手前には「水ヶ野滝(雌滝)」の標柱や「水ヶ野滝の由来」と題したがあります。 岩が聳えていて滝の傍まで行けないのは残念ですが、周囲の樹木が色付いて綺麗な眺めでした。 岩壁を流れ落ちる水の量は少なめでした。 千壇ノ滝へは左に架かる鉄製のを渡っていきます。
水ヶ野滝の由来
不動の滝「水ヶ野滝」:落差40m
500mほど上流に千壇ノ滝(雄滝)があり、この水ヶ野滝(雌滝)との上下二つの滝を総称して不動の滝と呼ばれています。 水ヶ野滝は、当地の字名です。 また、不動の滝の名の由来ですが、当地区の有志が昭和初期に滝中腹の岩を堀り、 役行者、不動明王、大日如来の三尊像を奉りました。 それ以来、毎年4月28日を命日として、護摩焚がされ、区民の方々も家族の安泰を祈って参られるようです。 また、過去の戦争自は出征兵士の方々の武運長久を念願してお参りされる方々も多かったようです。 地元の人々にはとてもつながりの深い滝です。
小橋を渡ると、「千壇ノ滝約25分」のが立っています。 振り返ると、が斜めから見えました。 祠が建つ曲がり角には「急ぎスギ 慎重に!」のが立っています。 右へ曲がっていくと、鉄製の階段が現れます。 水が溜まり難くするためなのか、鉄板には円い穴が無数に空けられていました。
1分ほどで階段を登り切って緩やかになった山道を進んでいくと、僅かなに出ます。 手前には「危険スギ 足元注意」の標柱が立っています。 短い鉄製のを降っていきます。 階段を降りて僅かなを渡ると、「急階段142段」のが立っています。 そこから左前方へ続く長い鉄製の階段を登っていきます。
急階段142段
下り特に注意
足元に自信のない方は水ヶ野滝で引き返しましょう
途中で曲がり、 一段と傾斜が増したを登っていきます。 僅かなのような所を過ぎて更に登っていきます。 高所恐怖症なので、脇の手摺りに掴まって屁っ放り腰になりながら登っていきました。 岩が剥き出した所まで来ると、一旦緩やかになります。
「かっぱのさら」見晴らし台
岩を右から回り込んでいくと、更に傾斜が増したになります。 の所を写真に撮って後で調べてみると、傾斜角は50度ほどありました。 手摺りに掴まりながら恐る恐る登って踊り場のような所を過ぎていくと、 尾根の肩のような岩場にある「かっぱのさら」見晴らし台に着きます。 水ヶ野滝から8分ほどで登って来られました。 脇には「写りスギ 撮影ポイント」の標柱や、「千壇ノ滝約15分」などのが立っています。 標識によると右側にはが見えるようですが、 幾つも山があってどれがそれなのかは分かりませんでした。
眺めを確認したところで、標識の脇から続く鉄製のを降っていきます。 に降りて、沢沿いに進んでいきます。 僅かに水が流れるを渡って、その先に現れるを登っていきます。
階段が終わった道を進んでいくと、を渡っていきます。 短い石段を登って、沢の左側に続くを登っていくと、 またを渡っていきます。 沢の右側に続く山道を軽く登っていくと、「吸いスギ」の標柱が立っていて、 袂には「もーひとガンバリ 千壇ノ滝まであと約10分」のが落ちていました。
標識の先に続くを登っていきます。 階段が終わると軽く降っていきます。 再び現れるを登っていきます。 岩がゴロゴロするを登っていきます。 また現れる木の階段を登っていくと、樹木の袂に「千壇ノ滝まであと約5分」のが落ちています。 そこを過ぎた先の谷筋が分かれる所に、「疲れスギ 休憩所」と書かれた標柱が立っています。 「かっぱのさら」見晴らし台から8分ほどの所になります。
左にあるを眺めながら左へ曲がっていきます。 緩やかになった先に現れるを登っていくと、 またを渡っていきます。 沢沿いに登っていくと、壊れたのようなものがあります。 そこを過ぎて岩盤になった沢に出ると、水がかなり溜まっていました。 道は何処かと探しても、明瞭な道は見つかりません。 取り敢えず歩けそうな岩盤の右側を登っていきました。
以前には水に濡れないよう丸太橋が架かっていたように思えますが、この時には壊れていて水の中を少し歩くことになりました。 こんなこともあろうかと長靴を履いてきていたので、水難を免れました。
岩盤を登って石がゴロゴロするを進み始めると、 程なくして右側にが現れます。 階段はすぐに終わって、のようになった道を登っていきます。 道の中ほどにあるや倒木を過ぎていくと、 またを渡っていきます。
千壇ノ滝
沢を渡ると、「千壇ノ滝の由来」と題したがあり、 その先に続く木の階段の途中には「千壇ノ滝(雄滝)」の標柱が立っています。 樹間から見える大きな滝へ向かって登っていくと、千壇ノ滝の前に出ます。 「かっぱのさら」見晴らし台から15分ほどで着きました。 二段になった滝のようですが、樹木が茂っていての方は良く見えませんでした。 この滝も流れ落ちる水の量は多くありませんでした。 は発達していませんでした。
千壇ノ滝の由来
不動の滝「千壇ノ滝」:落差53m
下流に水ヶ野滝(雌滝)があり、この千壇ノ滝(雄滝)との上下2つの滝を総称して不動の滝と呼ばれています。 千壇は当地の字名です。 滝周辺には木漏れ陽と滝のしぶきによる適度な湿気により、イワタバコ等の着生植物やエビネラン等の希少植物が生息しています。 また、滝を見て右側の谷上方に2つの洞窟があります。 これは内部やこの周辺に石英が多く見られることから江戸時代に第二の生野銀山を追い求めて、試し堀りが行われた坑道跡です。 四季折々の風情を楽しませてくれる千壇ノ滝は、皆に親しまれています。
滝を確認したところで、来た道を引き返していきます。 「千壇ノ滝(雄滝)」の標柱や「千壇ノ滝の由来」と題した解説板を過ぎた所にあるを渡っていきます。 のような道や木の階段を降っていくと、 石がゴロゴロするに出ます。 沢の左端の辺りを降っていくと、露出した岩盤の上に出ます。 来た時と同様に、岩盤の左側を降って溜まった水の中を少し歩き、 右側にある壊れたのようなものの上を進んでいきます。
少し降ってを渡り、谷筋の左側を降っていきます。 を降っていくと沢の傍に出ます。 右にあるを眺めながら降っていくと、 谷筋が合流する所に「疲れスギ 休憩所」と書かれた標柱が立っています。
木の階段を降って、樹木の袂に落ちている「千壇ノ滝まであと約5分」のを過ぎていきます。 階段を更に降っていくと、石がゴロゴロするに出ます。 途切れながら続く木の階段を降っていくと、 「もーひとガンバリ 千壇ノ滝まであと約10分」の標識が袂に落ちている「吸いスギ」のが立っています。 その先へ降っていくと、を渡っていきます。
「かっぱのさら」見晴らし台
短い石段を降って、を渡っていきます。 その先に続くを降っていきます。 を渡って、その先の鉄製の階段を登っていくと、 「かっぱのさら」見晴らし台に着きます。 千壇ノ滝から13分ほどで降りて来られました。 正面に広がるを再度眺めてから、 急な鉄製のを降っていきます。
僅かなのような所を過ぎて降っていくと、 の所で一旦緩やかになります。 岩を右へ回り込んで曲がり、その先に続く急な階段を更に降っていきます。
僅かなのような所を過ぎて更に降っていきます。 に出て、左へ曲がっていきます。 傾斜が僅かに緩んできた階段を降り切って、僅かなを渡っていきます。
水ヶ野滝
短い鉄製のを登り、「危険スギ 足元注意」の標柱を過ぎていきます。 緩やかになった先で再び現れる鉄製のを降っていきます。 「急ぎスギ 慎重に!」のの先を左へ曲がって降っていきます。 「千壇ノ滝約25分」の標識が立つ鉄製のまで来ると、 「水ヶ野滝の由来」と題した解説板や「水ヶ野滝(雌滝)」の標柱がある水ヶ野滝に戻ってきます。 「かっぱのさら」見晴らし台から7分ほどで降りて来られました。
の前を右へ曲がっていきます。 広い木の階段を降った所の沢向かいに建つを過ぎていきます。 ベンチや「捨てスギ ポイ捨て禁止」と「吸いスギ 山火事注意」のを過ぎていきます。 簡易トイレや「不動の滝周辺マップ」を過ぎて防護柵を抜けていくと、右の沢に架かる小橋がある分岐に出ます。 水ヶ野滝から5分ほどで降りて来られました。
「杉ん子トイレ」「遊泳場」の標柱が指す右のを渡っていきます。 道なりに降っていくとがあります。 トイレを過ぎて降っていくと沿いに出ます。 川沿いに進んでいくと、石を敷きつめたがありました。 そこを過ぎて軽く登っていくと、車で通ってきた道路に出ます。 水ヶ野滝の下にある分岐から6分ほどの所になります。
左へ曲がって、を渡っていきます。 民家が点在する新田地区を進んでいくと、「不動の滝見えます!」の標識が立っています。 標識が指す左の方向を見ると、先ほどのが見えました。 その上に見えているのはのようで、 千壇ノ滝はよく分かりませんでした。
新田地区
点在する民家の間に続く道路を進んでいくとがあります。 角にはが立っていて、 正面の道は「新田ふるさと村」、右の道は「千ヶ峰登山口(水谷コース)」となっています。 千ヶ峰までは「ゆっくり歩いて約2時間」となっています。 「千ヶ峰登山道」のも立っていて、「林道分岐まで約10分」となっています。 右の道は森林管理道水谷線で、ここはその起点になります。 正面の道を進んでいくと、最初に渡っていった越知川に架かるを分けていきます。 鳥居が立つ所まで来ると、車を止めておいた駐車スペースがあります。 水ヶ野滝の下にある分岐から17分ほどで到着しました。