知見とんがり山
概 要 知見とんがり山は豊岡市と養父町の境にある標高589.9mの山です。 山頂は樹木に囲まれていて展望は良くありませんが、近くの展望地からは山並みを見渡せる眺めが広がります。 今回は林道終点から谷筋に降って登り返し、知見の大桜を経て尾根に出て山頂へ向かうルートを往復します。
起 点 豊岡市日高町 知見地区
終 点 豊岡市日高町 知見地区
知見地区…林道起点…登山口…林道終点…谷筋…知見の大桜…展望地…知見とんがり山…知見の大桜…谷筋…林道終点…登山口…八幡神社…登山口…カブトムシの道…石仏巡りの道…林道起点…知見地区
所要時間 4時間40分
歩いて... 知見の大桜は満開にはあと数日かかりそうでしたが、小振りの白っぽい花を枝一杯に咲かせていました。 林道終点から谷筋に降って登り返して尾根に出るまでは崩れやすい急斜面が続いていて、かなり疲れました。 尾根に出てから知見とんがり山へ向かう途中には明瞭な道がなく、急斜面を木などに掴まりながら登ることになりました。
関連メモ 今のところ、関連メモはありません。
コース紹介
知見地区
豊岡市日高町に続く国道482号を西進していきます。 伊府交差点から県道259号に入り、橋を渡った少し先から県道268号に入って南下していきます。 知見地区の集落を過ぎていくと、案内板が設置された道が分かれていきます。 その道を見送って数10m進んでいくと、左へ分かれていく道の入口に車2・3数台分の駐車スペースがあったので、 ここに車を止めさせて頂きました。
林道起点
車道を引き返して、へ入っていきます。 入口には「里山ふれあい森づくり(ミニ里山公園型)知見」と題したが立っています。 案内図に載っている茶色の太い線で描かれた林道を通って「至 知見の大桜」と書かれた所へ向かっていきます。 並んだを過ぎていくと、すぐの所に分岐があります。 角には道標が立っていて、左の道は「八幡神社1020m」となっています。 正面にも狭めの舗装路が続いていますが、道標に従って左のを登っていきます。
「新ひょうごの森づくり」に基づく里山ふれあい森づくり事業
この里山は、地域のみなさまのご協力のもと、森林整備や歩道の整備を行いました。 日々の散策や自然観察、ハイキングなどみなさまのスタイルで、この山との関わりを深めてください。
=利用者の方々へのお願い=
●たき火、歩きたばこはやめましょう。
●ゴミは各自持ち帰りましょう。
●樹木や草花は大切にしましょう。
 (平成22年3月 兵庫県、豊岡市)
簡易舗装されたを登っていきます。 右へのまで来ると右側に広場がありますが、建設資材などを置く所のようでした。 程なくして未舗装になったを登っていきます。 少し左へ曲がっていくと、石仏巡りの道と交差する尾根に着きます。 駐車スペースから7分ほどの所になります。 には道標が立っていますが、 左右の道は見送って、「八幡神社740m」が指す左へ曲がっていく林道を進んでいきます。
尾根のに続くようになった林道を軽く登っていきます。 右下の谷底からは沢を流れる水音が聞こえてきます。 左への曲がり角まで来ると、右側の谷筋へ降りていくが分かれていきます。 入口には道標が立っていて、右の小径は「八幡神社(谷筋コース)220m」、左へ曲がっていく林道は「八幡神社410m」、 今来た林道は「蓮臺寺550m・県道640m」となっています。 分岐の先の曲がり角が広がっていて、車を何台も止められる駐車スペースになっていました。
谷筋へ降る小径を見送って、左へ曲がっていくを登っていきます。 右への曲がり角まで来ると、左の尾根へ降っていく小径が分かれていきます。 入口には道標が立っていて、 右へ曲がっていく林道は「八幡神社300m」、左へ降っていく小径は「カブトムシの道を経て88ヶ所石仏巡りの道へ」、 今来た林道は「蓮臺寺530m・県道610m」となっています。 先ほどの道標との距離の差が合わないようですが深くは考えずに、右へ曲がっていく林道を進んでいきます。
登山口
尾根のに続くようになった林道を進んでいきます。 程なくしてを斜めに横切って、尾根の右斜面を進むようになります。 道幅が広がってちょっとしたのようになった所を過ぎていくと、小広くなった所に着きます。 林道起点から19分ほどで着きました。 車を10台ほどは止められそうな広さがありました。 ここまでは一般車でも来ることができますが、これより先の通行は止めた方が良さそうです。 正面には、林道の起点にあったのと同様の「里山ふれあい森づくり(ミニ里山公園型)知見」と題した案内板があります。 右側の谷筋へ降る小径もあります。 入口にはが立っていて、 右へ降る小径は「八幡神社」、左へ曲がって登っていく林道は「知見の大桜1100m」、今来た林道は「蓮臺寺910m・県道1000m」となっています。 右の小径を降った所にある八幡神社は下山時に訪ねることにして、先ずはベンチに腰掛けてひと息入れていきました。
災害に強い森づくり 〜県民緑税の活用〜 (針葉樹林と広葉樹林の混交林整備)
平成16年の台風災害を踏まえて、豊かな「緑」を次の世代に引き継いでいくため、 県民共通の財産である「緑」の保全・再生を社会全体で支え、 県民総参加で取り組む仕組みとして平成18年度から「県民緑税」を導入し、 防災面での機能強化を目的とした「災害に強い森づくり」を早期・確実に進めています。
整備内容
スギ・ヒノキ等の高齢人工林の伐採を促進し、広葉樹等を植栽することにより、 樹種が異なり、水土保全が高く、公益的機能を発揮する森林に整備します。
 平成19年度:作業道の開設
 平成20年度:広葉樹の植栽
 (豊岡市)
ご注意ください
ご通行の際には、充分にご注意ください。
落ち着いたところで、左へ折れ曲がって、 その先の植林地に続くを登っていきます。 尾根の先端を右へ曲がっていくと分岐があります。 降り気味に続くの入口には「関係者以外…」の看板が出ているので、 右側の林道を登っていきます。
軽く登って尾根の背を少し進んでいくと、 に広めの踏み跡らしきものがありますが、 地形図に破線で載っている道でしょうか。 尾根の背から外れて、に続く道を進んでいきます。 僅かなに差し掛かると、太い管が埋設された所を過ぎていきます。 道なりに右へ曲がりながら登っていくと、2つ目の太い管が埋設された所を過ぎていきます。
松の木が何本か生えるまで来ると、道なりに左へ曲がっていきます。 植林地になった広いを真っ直ぐ登っていくと分岐に出ます。 登山口から11分ほどの所になります。 は地形図に破線で載っている道のようですが、 尾根を登っていった先で急激に狭くなって踏み跡程度になります。 ここは、少し先に赤・白・黄などのテープが取り付けられているを進んでいきます。
道が少し広がってのようになった所を過ぎていきます。 に着いて左へ曲がり始める手前まで来ると、 脇の細い樹木に「大桜」のが取り付けられていました。 道が少し広がった車の交換場所のような所を過ぎていくとに出ます。 道なりに左へ曲がりながら進んでいくと、小尾根を回り込むようにして右へ曲がっていきます。
林道終点
少し登って、緩やかになったを進んでいきます。 正面が明るくなって山が見えてくると、右前方にが分かれていきます。 そのすぐ先で林道が終点になっています。 登山口から23分ほどで着きました。 知見とんがり山へは右側のから正面の谷筋へ降っていくのですが、 その前にひと息入れていきました。
谷筋
落ち着いたところで、知見とんがり山へ向かっていきます。 ここまでは林道歩きで楽勝でしたが、ここからは難路になります。 谷向かいには、知見とんがり山へ続くが横たわっています。 僅かな踏み跡を辿って、を斜めに降っていきます。 の脇を過ぎていきます。 次第に踏み跡が不明瞭になってきますが、灌木に取りつけられたを見つけてその脇を過ぎていきます。 岩が剥き出した所を降っていくと谷筋に降り立ちました。 林道終点から4分ほどで降りて来られました。
僅かに水が流れる沢を渡って、正面にある朽ち果てそうなを10段ほど登って右へ曲がり、 谷筋のに続く踏み跡を上流へと登っていきます。 僅かな踏み跡を辿って植林地の谷筋を4分ほど登っていくとトラロープが張られています。 少し崩落している所もあるので、暫く続くに掴まりながら登っていきました。
ロープ場が終わって正面が明るくなってくるとが取り付けられていました。 に出ると、踏み跡も見かけなくなります。 石がゴロゴロする谷筋を進んでいくと、谷が二股に分かれています。 どちらへ進んだものかと思案してみるに、左の方が少し低くて明るくなっているように思えたので、そちらへ向かっていきました。
程なくして見えてくるへ向かって、 崩れやすい急斜面を木などに掴まりながら登っていきました。 黄テープを過ぎて、を更に登っていきます。 写真では良く分かりませんが、傾斜が急な上に崩れやすくなっているので、かなり疲れてきました。 少しでも歩き易いと思われる左側の植林地の縁を登っていきました。
知見の大桜
次第にが広がってきます。 谷筋を更に登っていくと、上の方にが見えてきました。 右側の植林地へ移って、更に登っていきました。 次第に近づいてくる大きな桜に向かって登っていくと、やっとのことでその袂に着きました。 袂にはらしきものが立て掛けられていました。 文字は消えていて判読できませんでしたが、これが知見の大桜になるようです。 林道終点から40分ほどで到着しました。 エドヒガンザクラということで小振りの白っぽい花を枝一杯に咲かせていましたが、満開にはあと数日かかりそうでした。 崩れやすい急斜面にあって、前後にはトラロープが張られていました。 振り返ると、少しが見えました。 桜を見上げたりしながら、ひと息入れていきました。
(この時は逆光だったので上手く写せませんでした)
落ち着いたところで、大桜の背後にあるを登っていきます。 振り返って、を眺めたりしながら、踏み跡も分からない斜面を登っていきます。 左側にはが聳えていました。 引き続き崩れやすい急斜面が続くので、少しでも歩き易いようにと、斜面を横切って右側の植林地の縁を登っていきました。
落ち葉が積もったの斜面は、谷筋の中ほどよりは登り易くなっていました。 やがて尾根が低くなったが見えてきます。 傍まで行くと、かなり高さのある急な段差になっていて、とても登れそうにはありません。 どうしたものかと思案していると、右側の斜面を斜めに登っていくがあったので、 そこから登ることにしました。
これまでの急斜面と比べて歩き易くなったを1分半ほど登っていくと、 尾根の肩のような所に登り着きました。 大桜から17分ほどかかりました。 知見とんがり山へは右の尾根を進んでいくのですが、 先ほど左側に見えていた岩峰が展望地になっているようなので、立ち寄っていくことにしました。
展望地
樹木が茂って歩き難くて狭いを進んでいきます。 樹木を避けながら少し降っていくと、先ほどのに着きます。 歩き易くなったその先の尾根を軽く登っていくと、僅かなに着きます。 先ほど見えていた岩峰になります。 高みの先へ少し進んで急な降り坂になる手前まで来ると、山並みを見渡せる展望地になっていました。 尾根の肩から5分ほど、知見の大桜から22分ほどで着きました。 お昼にはまだまだ早かったのですが、この先には適当な所がなさそうなので、 具合の良さそうなに腰を降ろして、 景色を眺めながら昼食タイムにしました。
お腹も満ちたところで、知見とんがり山へ向かっていきます。 来た尾根を引き返して僅かなを過ぎていきます。 目指すが右前方に見えますが、見るからに急傾斜になっています。 軽く降っていくと、馬の背のようになったに着きます。 そこから樹木が茂って歩き難いを登っていくと、 谷筋から登り着いた尾根の肩のような所に戻ってきます。
左へ戻るようにしてが降っていきます。 地形図によると東にある三谷畜産団地方面へ続いているようですが、 正面に続く歩き易くなったを進んでいきます。 僅かに降って明るい所に出ると、登り坂になってきます。 右側にはが見えました。 獣道なのか、僅かな踏み跡が見られました。
僅かなは右の雑木林の斜面を斜めに続いていますが、とても登り難いので、 左のと右の雑木林の境の辺りを登っていきました。 写真では良く分かりませんが、かなりになっていて明瞭な道も無く、とても登り難くなっていました。 木や根などに掴まらないと登っていけません。 次は何処に掴まろうかと探しながら登っていきました。 悪戦苦闘しながら登って次第に傾斜が緩んで来ると、山頂部の東端に登り着きました。 距離は短かったものの、尾根の肩のような所から18分ほどもかかりました。 登り着いた所には赤テープが幾つか取り付けられていました。
知見とんがり山 (標高589.9m)
南東へ降っていく明瞭な尾根もあるので、下山時に間違えないよう周囲の様子を確認してから、 緩やかになったを進んでいきました。 樹間から僅かにを眺めたりしながらゆっくり進んでいくと、 「小佐」がありました。 ここが地形図に載っている589.9峰知見とんがり山になるようです。 山頂部の東端に登り着いてから3分ほど、展望地から26分ほどで到着しました。 周囲には樹木が茂っていて展望は良くありません。
二等三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
建設省国土地理院
三角点を確認したら、来た尾根を引き返してきます。 南東へ降る尾根が分かれていく山頂部のまで来て、 取り付けられているの所から斜面を降っていきました。 あんなに苦労して登って来たですが、降る時には比較的楽でした。 樹木などに掴まりながら、植林地と雑木林の境の辺りを滑り落ちるように降っていきました。 少しに降り立って緩やかになった尾根を進んでいくと、 尾根の肩のような所に着きます。 山頂から15分ほどで降りて来られました。
知見の大桜
尾根から外れて左斜面に続くを降っていきます。 の下まで来て、左へ続く急な谷筋を降っていきます。 左側のの辺りを降っていくと知見の大桜に戻ってきました。 尾根の肩のような所から7分ほどで降りて来られました。 登って来た時と比べて光線状態が変わり、少し写真を写し易くなっていました。 大桜や正面に見えるなどを眺めながらひと息入れていきました。
落ち着いてところで、正面に続く急なを降っていきます。 振り返ってを眺めたりしながら、 左のの辺りを降っていきました。 谷筋を横切って右の植林地を降っていくと、見覚えのある黄テープが取り付けられていました。
谷筋
石がゴロゴロするようになったを少し右へ曲がりながら降っていきます。 植林地の谷筋に入って黄テープを過ぎていくと、が張られた所に着きます。 少し崩落している所もあるので、暫く続くロープに掴まりながら降っていきました。 見覚えのあるの所まで来ると、 沢へ降りていく朽ち果てそうな横木の階段があります。 知見の大桜から24分ほどで降りて来られました。
林道終点
僅かに水が流れる沢を渡って、が剥き出した所を登っていきます。 の脇を過ぎて、斜面を横切るようにして続く踏み跡を登っていきます。 を越えて降っていくと、林道終点の手前に出ます。 知見の大桜から30分ほどで降りて来られました。 脇の切り株に腰を降ろして、水分補給をしながらひと息入れていきました。
落ち着いたところで、登山口へ向かって林道を引き返していきます。 に出て左へ曲がっていきます。 道が少し広がった車の交換場所のような所を過ぎてに差し掛かり、 脇の細い樹木に取り付けられた「大桜」のを過ぎていきます。 道が少し広がって車の交換場所のようになった所を過ぎて軽く登っていきます。 黄・白・赤などのが取り付けられた樹木を過ぎていくと分岐に着きます。 林道終点から8分ほどで着きました。
右へ続く広い尾根の背を降っていきます。 松の木が何本か生えるを道なりに右へ曲がって降っていくと、 太い管が埋設されたに着きます。 道なりに左へ曲がって山並みが少し見えてくると、2つ目の太い管が埋設された所を過ぎていきます。
登山口
尾根の右斜面に続くを進んでいきます。 地形図に破線で載っている道が残るに出て、道なりに右へ曲がっていきます。 尾根の右斜面を降って右へ戻るようにして分かれていく林道のを過ぎていきます。 尾根の先端を道なりに左へ曲がって降っていくと、小広くなった登山口に着きました。 林道終点から18分ほどで着きました。 林道は右へ続いていますが、当初の予定通り八幡神社に立ち寄るべく、 道標「八幡神社」の脇から続くを降っていきました。
八幡神社
植林地に続く横木の階段を右へ曲がりながら降っていきます。 一端途切れて再び現れる階段を降っていくとに降り立ちます。 地形図に破線で載っている道で、林道の道標にあった「谷筋コース」になるようです。 左のすぐ先にはが見えています。 中を通過できる建物を抜けて小広くなった境内に出ると、右側の一段高い所に八幡神社の社殿がありました。 屋根には3本の鰹木が乗り、内削の千木が聳えていました。 正面の屋根にも鰹木が1本と内削の千木がありました。 由緒を記したものは見かけませんでしたが、情報によると祭神は誉田別命とのことです。 右側には若月神社・稲荷神社を納めたが、 左側には若宮神社・秋葉神社・社見神社を納めたがありました。
八幡神社
境内には大人が木の幹に両手をまわしても手が届かないほどのスギやイチョウの大木があり、 心地良い森林を体感できます。
 (出典:案内板「里山ふれあい森づくり(ミニ里山公園型)知見」より抜粋)
登山口
」も気になりましたが、歩くのは又の機会にということにして、 植林地に続くを引き返してきます。 往復10分ほどで登山口になっているまで引き返してきて、 脇に設置されているベンチに腰掛けてひと休みしていきました。
蓮臺寺の裏側を通る道に鳥居と石灯籠が立っています。 地形図ではそこから八幡神社まで破線の道が続いています。 かつては参道として利用されていた道のように思えますが、今では途中に砂防ダムが出来ています。 谷筋コースはその一部になるようです。
落ち着いたところで、道標「蓮臺寺550m・県道640m」に従って林道を引き返していきます。 道幅が広がってちょっとしたのようになった所を過ぎて降っていきます。 を斜めに横切って、尾根の右斜面を進んでいきます。 左への曲がり角まで来ると、正面の尾根へ降っていく小径が分かれていきます。 登山口から4分ほどの所になります。 このまま元来た林道を降っていっても良いのですが、 道標「カブトムシの道を経て88ヶ所石仏巡りの道へ」に従って、正面に続くを降っていきました。
カブトムシの道
U字形にに続く横木の階段には落葉が厚く積もっていました。 傾斜が緩んでに出ると、 道端にが少し間隔を開けて2つありました。 中には落葉が入っていました。 この先で見かけた案内板によるとビートルハウスというようです。 樹間から山並みを眺めながら緩やかな尾根を進んでいくと、を過ぎた先から降り傾斜が少し増してきます。 尾根の背に続く広い道を降っていくと、「ビートルハウス」と題した解説板が立っています。 脇には道標も立っていて、この先の道は「蓮臺寺350m・県道440m」、 左の道は「88ヶ所石仏巡りの道」、今来た道は「カブトムシの道を経て八幡神社480m」となっています。 ここは石仏巡りの道の折り返し点になっていて、カブトムシの道はここまでになるようです。
カブトムシの道
カブトムシが繁殖しやすいようビートルハウスを設置しています。 眺望の良い場所にはベンチを設置しており秋にはドングリも多く見られます。
 (出典:案内板「里山ふれあい森づくり(ミニ里山公園型)知見」より抜粋)
ビートルハウス
カブトムシのメスは腐植土に直径2〜3mm程度の卵を産みます。 2週間ほどで1cmに満たない幼虫が孵化し、2度の脱皮を繰り返し、秋には三齢幼虫となり土の中で越冬します。 幼虫は5〜6月ごろ蛹になり、6〜7月には成虫になります。 野生の成虫は飼育されたものほど長生きできず、10月までに死んでしまいます。 ビートルハウスとはカブトムシの幼虫たちの家の事で、 間伐材やチップ材(木を小さく砕いたもの)を置いて、昆虫が卵を産みやすくしています。 この周辺のコナラ林にビートルハウスを設置し、カブトムシやクワガタムシが育つ手伝いをしています。 ビートルハウスの昆虫は採取せずに見守ってくださいね!
石仏巡りの道
尾根の左側にも道が続いていますが、尾根の背に続く正面の道を進んでいきました。 緩やかになった道を軽く降っていくと、脇にがありました。 屋根は全面は葺かれておらず、座って休憩するには良いですが雨宿りには役に立たないようでした。 そこを過ぎると降り傾斜が増してきます。 尾根の中央は窪んでいて、道がその左右に続いています。 どちらの道でも良いのですが、今回はの横木の階段を降っていきました。 採番された石仏が点々と設置された階段を降って下に林道が見えてくると、左へに折れ曲がっていきます。 林道と並行するように降っていくと、桜の咲く林道に降り立ちました。 林道と分かれてから11分ほどで降りて来られました。
88ヶ所の石仏巡りの道
歩道沿いに88ヶ所の石仏が設置されており、春にはサクラ、ツツジなどの花を楽しめます。 折り返し点には休憩所が設置されています。
 (出典:案内板「里山ふれあい森づくり(ミニ里山公園型)知見」より抜粋)
石仏巡りの道にも続いていますが、 林道を少し左へ進んだ所に立つ道標「88ヶ所石仏巡りの道を経て連臺寺へ」が指すを降っていきました。 尾根の左斜面に続く小径にもが点々と佇んでいました。 左の谷筋にあるを過ぎていくと、 先の方に「奉納 南無大師遍照金剛」の赤い幟が幾つか見えてきます。
の手前まで来ると、道は左へZ字形に曲がっていきます。 赤い幟は左の道へ続いていますが、見送っていきます。 墓地に入ってすぐに右へ曲がり、並んだの前を横切っていくと、 斜面を降っていくがあります。 その小径を降っていくと、すぐに右から降ってくるに出ます。 階段を横切って左へ曲がり、の脇を過ぎて斜面を斜めに降っていくと、舗装路に降り立ちました。 林道と分かれてから8分ほどで降りて来られました。
林道起点
石仏巡りの道の起終点である蓮臺寺は左側すぐの所にありますが、 車を止めてきた駐車スペースに向かって、続く道を進んでいきます。 墓地の下を過ぎて、左に広がるなどを眺めながら、山際に続く舗装路を進んでいきます。 針金網で包まれたを過ぎていきます。 の前を過ぎていくと、最初の林道起点に出ます。
知見地区
石碑や案内板を過ぎていくとに出ます。 車道を右へ数10m進んでいくと、車を止めておいた駐車スペースに着きます。