概 要 |
出石鶴山史跡は豊岡市出石町にある森です。
かつてはコウノトリが営巣して茶店もあり、桜尾城もあった所です。
最高地点の147m峰の東側の森が「出石鶴山史跡の散歩道」として整備されていて、安心して歩くことができます。
今回は乙女の湯を起点として、出石いきいきドームまでを往復するルートを歩きます。
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起 点 |
豊岡市出石町 福住地区
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終 点 |
豊岡市出石町 福住地区
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福住地区…林間休憩所…1番鉄塔…147m峰…山頂広場…2番鉄塔…茶店跡…神社…出石いきいきドーム…細見桜尾川砂防堰堤…展望デッキ…桜尾城跡…1番鉄塔…福住地区
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所要時間 |
1時間50分
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歩いて... |
遊歩道の要所には道標や解説板が立っていて、分かり易くなっていました。
横木の階段などを登る場面もありますが、整備されて歩きやすくなっていました。
鉄塔の傍や展望デッキからは、出石の山並みなどを眺めることができました。
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関連メモ |
今のところ、関連メモはありません。
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福住地区
出石川の左岸に続く国道426号の保健福祉センター前交差点を曲がって北西へ進んでいくと、
「出石温泉館 乙女の湯」「B&G海洋センター」の看板や標識の出る十字路があります。
そこを曲がって南へ進み、B&G海洋センターを左から回り込んで奥へ進んでいくとがあります。
手前の小川の脇には「出石鶴山史跡の散歩道」と題した案内板があって、の案内図(*)が載っています。
道標「「出石鶴山史跡の散歩道へ」も立っていて、小川沿いに分かれていくを指していました。
建物の左側には第2駐車場がありますが、今回は右側にある第1駐車場に車を止めさせてもらいました。
*案内図は少しデフォルメされていて、道の距離などが正確には表されていないようです。
豊岡市出石町 出石鶴山史跡の散歩道 【天然記念物鶴山鸛蕃殖地】
乙女の湯入口
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…620m,25分→ ←625m,15分…
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山頂広場 (休憩所)
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…600m,20分→ ←590m,25分…
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いきいき ドーム入口
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乙女の湯入口
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…750m,20分→ ←625m,15分…
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展望デッキ (休憩所)
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…480m,15分→ ←590m,20分…
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いきいき ドーム入口
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乙女の湯入口
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…750m,20分→ ←750m,15分…
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展望デッキ (休憩所)
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…560m,20分→ ←560m,15分…
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山頂広場 (休憩所)
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…600m,20分→ ←600m,25分…
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いきいき ドーム入口
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ここ「 出石鶴山史跡の散歩道」は、古くから「鶴山」と呼ばれ地域の人々に親しまれています。
昔、コウノトリは全国各地で見られましたが、明治時代になると乱獲や生息環境の悪化などの理由から生息数が減少していました。
しかし、ここ「桜尾の鶴山」ではコウノトリが営巣していたため、その様子をひと目見ようと多くの人が尾根の茶屋へ足を運びました。
その後、1921年(大正10年)には鶴山が本邦唯一の鸛蕃殖地として天然記念物に指定されています。
また、この森では、多くの文化財も確認されており、尾根沿いには60数基の桜尾古墳群が点在しているほか、
桜尾城周辺には「堀切」も見られます。
そのほか、炭窯跡や出石焼窯跡、松ヤニを採取した跡なども見られることから、
この森は古くから地域の人々の生活に密着した「里山」であったことがわかります。
今回の整備では、森林や遊歩道を整備し、昔の里山を楽しめるような整備を行いました。
平成22年度 里山ふれあい森づくり事業 −兵庫県−
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第1駐車場の傍にあるを渡って左折し、
道標「「出石鶴山史跡の散歩道へ」の指すススキが茂る小川沿いのを進んでいきます。
夏草が茂る所を過ぎて植林地へ入り、を進んでいくと分岐があります。
正面にはが立っていて、左の道は「展望台740m」、今来た道は「乙女の湯250m」となっています。
右にも明瞭な道がありますが、道標には何も示されてはいません。
地形図に載っている実線の道で、B&G海洋センターへ続いているようですが、ここは道標に従って、左へ進んでいきます。
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谷筋に続く緩やかでを進んでいきます。
大きな樹木の脇を過ぎていくとがあります。
角には送電線の番号と思われる「火の用心No.1」「火の用心No.2」のは立っていますが、
道標類は見かけません。
緩やかで広い左の道は、地形図に載っている破線の道のようで、少し先で行き止まりになっています。
こちらの道で良いのかと少し不安になりながらも、横木の階段混じりの右の狭めの道を登っていくと分岐に出ました。
角にはが立っていて、正しい道だったと分かってひと安心しました。
正面の道は「林間休憩所(130m先歩道行き止まり)」、
右へ戻るようにして登っていく横木の階段は「展望台590m」、今来た道は「乙女の湯へ390m」となっていますが、
先ずは林間休憩所を訪ねるべく、正面の道を進んでいきました。
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林間休憩所
程なくして、それほど傾斜が急ではないを登っていきます。
階段が終わって、に続く道を登っていきます。
僅かに降るようになると、再びが現れます。
すぐに登り坂になる階段を登っていくと、ベンチが設置された所に着きました。
脇には「林間休憩所(歩道はここまで)」のが立っています。
ここが林間休憩所になるようです。
周囲には樹木が茂って展望は得られませんが、谷間の林にある静かな所でした。
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手前にあったまで引き返してきて、
道標「展望台590m」の指すを登っていきます。
左・右と曲がりながら2分ほど登っていくとに出ます。
そこから左へ曲がって、に続く横木の階段を登っていくと、
途中にテーブル・ベンチが設置されていました。
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日当たりが良くて夏草が少し茂る尾根に続くを登っていくと、
程なくしてになります。
上の方に見えてくる山頂らしき所へ向かってを登っていきます。
やがて横木の階段に変わって緩やかな高みの端に着くと分岐があります。
角にはが立っていて、正面の道は「いきいきドーム1,080m」、
右の道は「展望台370m」、今来た道は「乙女の湯へ620m」となっています。
「展望台」は出石いきいきドームからの戻り時に訪ねるとして、先ずは正面へ進んでいきました。
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1番鉄塔
緩やかなになった正面の道を進んでいくと、道の脇の僅かな高みにが設置されています。
道端には「アカマツ林」の解説板が設置されていました。
そのすぐ先の開けた所に、送電線の鉄塔「豊岡線一」が立っています。
乙女の湯から22分ほどで登って来られました。
鉄塔のが開けていて、出石の山並みなどを見渡すことができました。
出石川に架かるもよく見えていました。
は手前の樹木が邪魔をしていますが、樹木越しに山並みが見えました。
汗を拭いながら、ここでひと休みしていきました。
アカマツ林(アカマツ−モチツツジ群集)
この森にはアカマツ林が広がっています。
アカマツ林は多くの森に広がっており、兵庫県を代表する植生の一つと言えます。
こうしたアカマツ林はかつて薪炭確保などのため、人の手が入ることにより維持されてきた「里山」です。
近年はあまり人の手が入らなくなり、ツル植物の繁茂や照葉樹の増加などで、その姿を変えつつあります。
■観察できる特徴的な樹木
夏緑樹 モチツツジ、コバノミツバツツジ
針葉樹 アカマツ
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147m峰
落ち着いたところで、鉄塔の先に続く緩やかなを進んでいきます。
僅かに降った先で登り坂になってくるとが現れます。
1分ほどで階段を登り切ると、尾根のを進むようになります。
尾根の背を跨いでを進んでいくと分岐があります。
1番鉄塔から3分半ほどの所になります。
ここが地形図に載っている147m峰になるようで、今回のルートの最高地点になります。
角にはが立っていて、右の道は「いきいきドーム850m」、
今来た道は「山頂を経て乙女の湯へ840m」となっています。
(*)も明瞭になっていますが、道標には何も示されてはいません。
「火の用心」の赤い標識が立っているので、送電線の鉄塔へ続いているように思えました。
道標にある「山頂」というのは、
先ほどの1番鉄塔の手前のテーブル・ベンチのある僅かな高みを指しているように思えました。
*後日に左の道を歩きました。(ルート図に緑色で表示)
ここからA地点を経てB地点に至るルートは送電線の巡視路になっています。
途中で蘇武岳方面のを眺められます。
所要時間は、ここからA地点まで23分ほど、A地点からB地点まで30分ほど、A地点からC地点まで21分ほどになります。
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山頂広場
右へ曲がったすぐの所にテーブル・ベンチが設置されています。
乙女の湯で見かけた案内図によると、この辺りが山頂広場になるようです。
すぐ先には「松ヤニ取跡」の解説板が設置されていて、傍にはのある木がありました。
その先で、道がに分かれています。
「火の用心」の赤い標識も立っていますが、左の道ははっきりしないので、を進んでいきました。
松ヤニ取跡
この付近では、かつて松ヤニを採取したり、松の根を掘り起こしていました。
集めた松ヤニなどは、太平洋戦争末期、鍛冶屋にあった松根油工場で製油し、航空機や船などの燃料として利用されていました。
このポスターからは当時の燃料事情を知ることができ、
陸軍省、海軍省、農商省、全国農業経済界が総動員となり、松の木の根を掘り起こして松根油の緊急増産を国民に呼びかけていました。
現在では、松ヤニは輸入に頼ることが多く、国内で採取しているところは多くありません。
松ヤニは、主に夏場の成長期に幹の表面に刃物でV字型または溝型の傷をつけ、しみ出した松脂を缶や袋などにあつめ採取し、
ゴムや接着剤、手の滑り止めなどに利用されています。
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すぐに現れるを降っていきます。
小さく曲がりながら2分ほど降っていくと、階段が数mの間隔に広がってきます。
歩きやすくなった尾根を緩やかに降っていくと、のような所に着きました。
147m峰から4分ほど降った所になります。
右側が少し開けていて、山並みなどが見えました。
先ほどの1番鉄塔から見えた方面もよく見えました。
眼下には、これから向かう送電線の鉄塔が立っていました。
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踊り場の左側から続くを小さく曲がりながら降っていきます。
横木の階段に変わって間隔が広がってきた階段混じりの緩やかなを進んでいくと、
右側が開けてきて、先ほどとは少し角度が違う方面が見えてきました。
少し開けた所まで来ると、幅の広い横木の階段を降るようになります。
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馬の背のようなを過ぎて登り返していくと、
道は僅かなを右に巻くようにして続いています。
テーブル・ベンチの脇からちょいと高みに出てみると、樹木に邪魔されながら僅かにが見えました。
元の道に戻って、次第に開けてくる山並みを眺めながら横木の階段を降っていきます。
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2番鉄塔
間隔が広がってきた横木の階段を降っていくと、送電線の鉄塔「豊岡線二」が立っています。
147m峰から16分ほど降った所になります。
左側が開けていて、先ほどと同様な方面の眺めが広がっていました。
は鉄塔の真下を抜けて、その先へと続いています。
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茶店跡
植林地の尾根を降っていくと、右側の谷にが見えてきます。
そこを過ぎていくと、ベンチが二つ設置された小広い所に着きました。
傍に立つ解説板によると、以前にはここに茶店があったようで、
茶店からの菅川方面の眺めやコウノトリの営巣の様子の写真が載っていました。
も立っていて、この先の道は「いきいきドーム420m」、今来た道は「山頂を経て乙女の湯へ1,270m」となっています。
ここには茶店がありました。
木が大きく成長し今では風景が望めませんが、当時の様子を写真でうかがえます。
また「鶴山の地勢」に当時の状況が記されています。
鶴山の地勢
出石町を距る西五十餘にして細見村に峭立し頂甚だ高からずとも雖も満山千年の老松交錯盤欝し雲霞深く籠め積翠滴らんとす
而して出石川の清流滾々として其麓を繞り北方は田野遠く闢け水を隔てて出石神社と相對し郡中第一の高山床尾山其東に聳え
出石の古城山其西に當り風景頗る佳なり(日本海面には直徑約三里位ならむ)
若し夫れ出石河畔より仰いで之を望めば即ち宛然たる蓬莱山に異ならず宣なり
矣郡鶴の来て巣を営む洵に故なきに非らざるなり
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神社
茶店跡を過ぎて、を更に降っていきます。
少し右へ曲がりながら降っていくと、右側にが建っています。
その下まで来ると、小広くなったに出ました。
正面には朱色の鳥居が見えていますが、右側にある横木の階段を折れ曲がって登っていくと、祠の前に出ました。
鳥居が立っているので神社のように思いますが、名前は分かりませんでした。
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神社から引き返してきて、鳥居をくぐって谷筋に降り立つと、左右に通る道に出ます。
脇にはが立っていて、右の道は「展望台460m」、
左の道は「いきいきドーム300m」、今来た道は「山頂を経て乙女の湯へ1,400m」となっています。
右側の先には、先ほどのが見えています。
車を止めてきた乙女の湯へは右の道を進んでいくのですが、
その前に出石いきいきドームに立ち寄るべく、左の道を進んでいきました。
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ベンチの先にあるを過ぎていきます。
トタン柵沿いに降っていくとが見えてきます。
その前のに続く柵沿いに真っ直ぐに進んでいきます。
道なりに左へ曲がっていくと舗装路に降り立ちます。
角にはが立っていて、今来た道は「出石鶴山史跡の散歩道へ」となっています。
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右へ曲がって降っていくと車道に出ます。
手前には「出石鶴山史跡の散歩道」と刻まれたがあります。
傍にはも立っていて、今来た道は「出石鶴山史跡の散歩道へ」となっています。
ここが案内図に載っていた「いきいきドーム入口」でしょうか。
神社への立ち寄りも含めて、2番鉄塔から11分ほどで降りて来られました。
出石鶴山史跡の散歩道
花開くこうのとり翔ぶ室の郷 旗谷勇
鶴山に昔の賑わいねがいつつ コウノトリ舞う雄志思いつ 川見美代子
平成23年4月吉日 出石町宵田 川見孝一
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出石いきいきドーム
車道を右へ進んで最初の分岐を左折していくと、左側に出石いきいきドームがあります。
駐車場を過ぎていくと「出石鶴山史跡の散歩道」と題したがありますが、
乙女の湯で見かけたのと同様の内容になっていました。
傍には道標も立っていて、今来た道は「出石鶴山史跡の散歩道へ」となっています。
立派なトイレ設備を過ぎていくと、かまぼこ型になったの中はゲートボール場のようになっていました。
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細見桜尾川砂防堰堤
出石いきいきドームから朱色のまで引き返してきて、
道標「展望台460m」に従って正面の道を進んでいくと、すぐに砂防ダムがあります。
取り付けられた銘板によると細見桜尾川砂防堰堤というようです。
ダムの右側に続くを登っていきます。
通常砂防工事 細見桜尾川砂防堰堤
竣工 | 平成24年8月 |
形状 | H-10.5m L=63.0m V=2,554立方m |
貯砂量 | V=4,006立方m |
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(兵庫県)
砂防指定地 細見桜尾川砂防堰堤
この土地の区域内において宅地造成、家屋の新築、土砂採取等の行為をする場合は県知事の許可が必要ですから
豊岡土木事務所にご相談下さい。
砂防ダムに立入ったり、貯水池で遊んではいけません。
危 あぶない 険
(兵庫県)
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階段を登り切って、その先に続く緩やかになった道を進んでいきます。
谷間に入る手前から振り返ると、がよく見えました。
谷筋に入ると、前日の雨で少し水が流れている所のの上を渡る場面もありました。
狭まってくる谷筋を進んでいくと横木の階段を登るようになります。
曲がりながら続く階段を登って谷筋が広がってくると、正面にが見えてきます。
左へ曲がりながら横木の階段を登っていくと分岐があります。
正面にはが立っていて、右へ登っていく横木の階段は「山頂を経て乙女の湯へ870m」、
左の緩やかな道は「展望台160m」、今来た道は「いきいきドーム570m」となっています。
どちらの道を進んでも尾根の上で合流しますが、「展望台」へ向かって、ベンチの先に続くを進んでいきました。
右の横木の階段をZ字形に曲がりながら登っていくと、2分ほどで尾根に出られます。
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展望デッキ
横木の階段混じりの道を軽く登っていくと、が次第に低くなってきます。
左側にが見えるようになった道を進んでいくと展望デッキがあります。
出石いきいきドームから17分ほどで着きました。
ウッドデッキになっていて、テーブル・ベンチが設置されていました。
正面にはの山や田畑などの眺めが広がっていました。
眼下には、先ほど訪ねた出石いきいきドームも見えました。
「明治時代にかかれた鶴山の様子」を記した解説板も設置されていて、ここからの眺めの往時の写真が載っていました。
その写真によると、ここにも茶店があったようです。
(これまでの道標にあった「展望台」とは、この展望デッキのことのようです)
明治時代にかかれた鶴山の様子
説明書
但馬出石町ヲ西ニ距ル八丁坦々タル道路馬車ノ便宜シク鶴山ト称スル最モ佳絶ナル風景の山頂ニ巣ヒ眼下ニ出石町並ニ松並木ヲ望ミ
遠ク國弊中社一ノ宮ニ相對シ豊岡町及城崎温泉ニ近ク最モ雅客ノC遊ニ適ス故ヲ以テ豊岡及八鹿ヨリ臨時増発ノ馬車ニヨリ或ハ
遠ク宮津福知山舞鶴其他京阪ノ来遊一日二千ヲ下ラズ
目下日露ノ時局ニ際シ此ノ吉兆アリ大ニ祝シテ一遊ヲ試ミザルベケンヤ親鶴三羽雛鶴四羽アリ
明治三十七年六月 芙蓉軒主白
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桜尾城跡
の先に続く道を登っていきます。
ひと登りしてに出て道なりに右へ曲がっていくと、
緩やかな所にテーブル・ベンチが二組設置されていました。
脇には桜尾城に関する解説板が設置されていて、往時の「」の図も載っていました。
山名時代の後期、備後衆を率いて参戦していた備後の守護山名俊豊は、山名政豊の播磨坂本城での敗戦で但馬への撤退に引きづられて、
1488年7月20日、出石の「室野」という美酒を産するこの地、桜尾(備後衆山)と花山に分かれて陣を構えた。
桜尾に陣を構えていた俊豊勢は、父政豊の名代で近江六角高頼討伐の出兵や、以前からの処遇の悪さに確執があり、
備後衆は俊豊を山名の惣領にせんと戦を起こしたが成しえなかった。
後の記録『但馬旧事随録』の一節に、
「備後衆山桜尾ト荒木トノ城地也、又城崎郡日撫ト梶原トノ間ノ山モ此ト同名、山名時代備後国ヨリ此州ヘ移リ玉フ時ニ諸士此山ニ住ス、
故ニ里俗訛テ、ピンクシ山ト伝」とあり、
「桜尾」「ビングシ」の地名の由来もこのことに思料される。
資料:宿南保氏「但馬の中世史」より
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桜尾城跡を過ぎて、尾根の背を緩やかに登っていきます。
僅かなの右肩を越えて軽く降っていくと、
向こう側を向いた「コナラ林」と題したが設置されています。
そこを過ぎたすぐの所に分岐があります。
中ほどにはが立っていて、正面の道は「山頂を経て乙女の湯へ780m」、
右の道は「いきいきドーム660m」、今来た道は「展望台180m」となっています。
右の道は、展望デッキの手前にあった分岐から右の横木の階段を登ってきた道で、
展望デッキを経由してきた今回のルートよりもかなりの近道になります。
コナラ林
ドングリのできるコナラの林です。
落葉広葉樹林または夏緑広葉樹林とも呼ばれ、里山を代表する林です。
秋には紅葉していろどりゆたかな林、春にはコバノミツバツツジが咲きみだれ、山全体が紫色に染まります。
コナラ林は人々が材、枝や葉を利用することによって守られてきた林です。
これからも人の手を加えることによって、明るいコナラ林とそこに暮らす生きものを守ることができます。
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正面のすぐ先から続く横木の階段を登っていきます。
少し左へ曲がって、を斜めに登っていくと、程なくして尾根に出ます。
登り着いた所には手の形をしたが立っていて、右の尾根に続く道と、今登ってきた道を指していました。
左側すぐの所にはが設置されていたので、ちょいと立ち寄っていきました。
樹木が茂っていて展望は良くありませんでしたが、樹間からが僅かに見えました。
まで引き返して、正面に続く尾根を進んでいきます。
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すぐに現れるを登っていきます。
1分半ほど真っ直ぐに登っていくと、の立つ尾根に着きました。
1番鉄塔へ向かう手前にあった分岐になります。
展望デッキから15分ほどで登って来られました。
ここからは元来た左の道を降っていくのですが、
その前に、すぐそこにあるまで往復して、を再度確認していきました。
道標まで引き返してきて、「乙女の湯へ620m」の指す横木から硬質プラスチック製に変わるを降っていきます。
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硬質プラスチック製から横木の階段に変わって、夏草が少し茂るを降っていきます。
を過ぎて階段を更に降っていくと、道は右へ曲がっていきます。
左・右と曲がりながら降っていくと、の立つ分岐に着きます。
右は林間休憩所へ続く道なので、「乙女の湯へ390m」に従って、左の道を進んでいきます。
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「火の用心」の赤い標識が立つを直進していきます。
雰囲気の良いを進んでいくと、の立つ分岐に着きます。
「乙女の湯250m」に従って、右側のを降っていきます。
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福住地区
植林地の谷筋を抜けて、が茂る所を過ぎていきます。
ススキが茂るを進んで、
右側の小川に架かる小橋を渡ると、車を止めておいた乙女の湯の第1駐車場に着きます。
1番鉄塔から15分ほどで降りて来られました。
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