概 要 |
竹野海岸は豊岡市竹野町にある休暇村です。
高台には宿泊施設やキャンプ場があって散策路が巡り、小浦海岸・庵蛇浜・大浦海岸や、
少し離れた弁天浜などへ降りていくことができます。
展望台も幾つかあって、日本海の海岸線を眺めることができます。
今回は高台の散策路を巡りながら、海辺などを散策していきます。
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起 点 |
豊岡市竹野町 竹野海岸
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終 点 |
豊岡市竹野町 竹野海岸
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竹野海岸…第一展望台…第二展望台…小浦展望広場…小浦海岸…庵蛇浜…展望休憩所…大浦海岸…竹野海岸
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所要時間 |
1時間20分
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歩いて... |
小浦海岸は丸まった石の浜、庵蛇浜は砂浜、大浦海岸は磯浜と、それぞれ異なった姿を見ることができました。
散策路も整備されていて、歩き易くなっていました。
夏場のシーズンにはキャンプ・海水浴・磯遊びなどの人たちで賑わうのでしょうが、
今回はシーズンオフとあって、海辺やキャンプ場は閑散としていました。
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関連メモ |
今のところ、関連メモはありません。
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竹野海岸
竹野地区から県道11号を西進していきます。
僅かな峠を越えて降り始めると分岐があります。
角に出ている「休暇村 竹野海岸」「竹野スノーケルセンター・ビジターセンター」「切浜民宿街」の看板に従って、
右へ戻るようにして登っていく道を進んでいきます。
多目的広場やキャンプ場の駐車場を過ぎて反時計回りに登っていきます。
テニスコートや第1駐車場を過ぎていくと、「休暇村 竹野海岸」の宿泊施設に着きます。
今回はここに車を止めさせてもらいました。
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宿泊施設の手前から散策路が始まります。
入口には「山陰海岸国立公園 竹野集団施設地区」と題したがあって、
この付近の地図が載っています。
同様の案内板はこの先にかけて幾つか見かけました。
小浦海岸と庵蛇浜を訪ねてからここまで戻ってきて大浦海岸を巡るルートを歩くことにして、
先ずはすぐの所にある第1展望台へ向かっていきました。
竹野集団施設地区
山陰海岸国立公園の中にある恵まれた自然環境を活かし、
宿泊、海水浴、キャンプ、海とのふれあい、自然探勝が楽しめます。
見所
○林間散策と展望
第一展望台から、第二展望台に至るまでのバリアフリー散策路は、大浦など透き通った海の入り江景観と林間散策が楽しめます。
○磯遊びや海辺の散策
水深の浅い小浦は干潮時には、多くの磯の西武地が観察できます。
また、砂浜の庵蛇浜と砂利浜の小浦の浜では、異なった潮騒の音が聞こえます。
○竹野スノーケルセンター・ビジターセンター
山陰海岸国立公園の貴重な自然や生き物たち、その環境とつながりをわかりやすく紹介しています。
また、スノーケル教室など自然体験型プログラムを行い、自然環境保全への関心を持つきっかけづくりを行っています。
現在地からの距離(散策路)
第1展望台 約60m
第2展望台 約270m
展望休憩所 約670m
竹野スノーケルセンター・ビジターセンター 約400m
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小浦展望台 約480m
庵蛇浜 約620m
弁天浜 約1330m
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(環境省)
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道路から登ってくる階段の所まで来ると道標が立っていて、
この先の道は「小浦展望広場510m・スノーケルセンター560m」、今来た道は「休暇村」となっています。
両側に手摺が設置されたを進んでいくと開けた所に出ます。
ここでスノーケルセンターへの道が分かれています。
脇に道標が立っていて、右へ続く散策路は「小浦海岸480m」、正面へ降っていく道は「大浦海岸方面・スノーケルセンター530m」、
今来た道は「休暇村30m」となっています。
への道は後で歩くとして、先ずは右へ続く散策路を進んでいきます。
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第一展望台
右へ曲がったすぐの所に第一展望台があります。
「展望台」とは言っても塔のようなものではなくて、単なる東屋風の建物です。
中には「休暇村竹野海岸案内図」と題したがありました。
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第一展望台の前が開けていて、海に突き出た黒崎鼻や大浦湾などを見渡すことが出来ます。
もよく見えていました。
何枚も写真を撮りながらしばらく眺めを楽しんでいきました。
大浦湾の大展望
大浦湾は、山陰海岸国立公園に6箇所ある海中公園地区のひとつで、
ホンダワワラ等の海藻により海中林が形成され、多くの魚の棲みか、産卵場所となり、豊かな海中生態系を形成しています。
ハマゴウやハマボウフウ、スナビキソウなどの海浜植生も見られ、
磯場ではホンヤドカリ、イソガニ、クロフジツボなどが観察できます。
竹野スノーケルセンター・ビジターセンターでは、大浦湾や山陰海岸国立公園の自然についてわかりやすく紹介しています。
*海中公園地区
国立公園内で特に優れた海中景観を保全するために設けられた地区のこと。
(環境省)
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引き続き、両側に手摺が設置されたを進んでいくと、
脇に「林間散策路で観察できる落葉樹」と題したがありました。
橋のようになったの所を進んでいくと、僅かな高みの手前で、散策路が分かれています。
右側には「林間散策路で観察できる常緑樹」と題したがありました。
右側が板敷きの散策路で、その先には東屋風の建物も見えていましたが、高みに何かあるのかと思って、左の道を進んでみました。
林間散策路で観察できる落葉樹
林間散策路沿いでは、ケヤキやカシワなど、様々な落葉樹が自生しています。
ケヤキ コナラ ヤマザクラ カシワ アズキナシ リョウブ
(環境省)
林間散策路で観察できる常緑樹
但馬海岸一帯は雪が降り積もるところですが、沖合の対馬海流の影響で、冬季も比較的温暖・湿潤なため、
タブノキなど、暖地に見られるような常緑樹が自生しています。
ヤブツバキ ソヨゴ タブノキ ヒサカキ ヤブニッケイ クロマツ
(環境省)
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未舗装の坂道を軽く登っていくと、すぐに僅かな高みに着きました。
高みには特に何もなく、周囲に茂る樹木の間から僅かにが見えるばかりでした。
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第二展望台
高みを過ぎて降り坂になった未舗装路を進んでいくと、右側からの散策路を併せた所に第二展望台があります。
先ほどの第一展望台と同様に、東屋風の建物になっています。
中には「第2展望台周辺案内図」と題したがありました。
現在地からの距離(散策路)
−少し足を伸ばせば、海辺はあなたのもの−
第1展望台 約210m
小浦展望台 約210m
休暇村 竹野海岸 約270m
庵蛇浜 約350m
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展望休憩所 約400m
竹野スノーケルセンター・ビジターセンター 約550m
弁天浜 約1060m
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(環境省)
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第二展望台の前には日本海を一望できる眺めが広がっています。
左側にはが海に突き出し、先端にあるが波に洗われていました。
手前の小山に少し隠れていましたがも見えました。
その手前には波が打ち寄せる、
右の奥の方にはの海岸線も見えていました。
ここでも何枚も写真を撮りながら、眺めを楽しんでいきました。
猫崎半島
正面に見える半島が猫崎半島で、南北3つのコブからなり、
その姿が猫のうずくまった姿に似ている事から名づけられました。
庵蛇浜からも猫崎半島を違った目線の高さから眺めることができます。
猫崎半島は、兵庫県の最北端です。
山陰海岸国立公園特別保護地区に指定されています。
猫崎半島の常緑広葉樹林は、但馬海岸の風景を形成する代表的な樹種であるスダジイやタブノキが「原生もしくはそれに近い自然林」として生育する貴重な植生である事から、
環境省の特定植物群落に選定され、兵庫県レッドデータブックでも、重要な植生とされています。
*特別保護地区…国立公園のなかでも特にすぐれた自然環境、原始状態を保持している地区。
*特定植物群落…全国各地の学術上貴重なものや保護の必要性のある植物群落を選定したもの。
半島の中央部のくびれた辺りを境に地質が異なっており、
流紋岩が固く、砂岩・礫岩が柔らかいため、今の猫崎半島の形となりました。
(環境省)
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未舗装になった散策路を降っていきます。
これまでの緩やかな道から一転して、横木の階段混じりのになりますが、引き続き広めの道が続きます。
左側がまでくると、小浦湾を見下ろすことが出来ました。
脇には道標が立っていて、正面の道は「小浦展望広場160m」、今来た道は「休暇村350m」となっています。
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引き続き横木の階段混じりの坂道を降っていきます。
「火の用心」のまで来ると、道はZ字形に右へ折れ曲がっていきます。
右・左と曲がりながら降っていくと、右側の樹木の間からが見えてきます。
キャンプ場を眺めながら進んでいくと道標が立っていて、
この先の道は「小浦展望広場80m」、今来た道は「第2展望台130m」となっています。
道標を過ぎて、その先に続くを降っていきます。
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階段が終わって、正面に猫崎半島の背中を眺めながら坂道を降っていくと、右へ戻るようにして降っていく道が分かれています。
付近に道標類は見かけませんが、はキャンプ場へ降りていくので、このまま正面の道を進んでいきます。
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小浦展望広場
左側にが続く道を降っていきます。
大きな樹木の脇に続くを降っていくと、東屋風の建物がある小浦展望広場に着きます。
手前には「小浦展望台周辺案内図」と題したがあり、
広いテーブルも設置されていました。
現在地からの距離(散策路)
−浜に下りるも良し、林間散策をしながら宿舎に戻るも良し−
庵蛇浜 約140m
第2展望台 約210m
展望休憩所 約190m
第1展望台 約420m
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休暇村 竹野海岸 約480m
竹野スノーケルセンター・ビジターセンター 約760m
弁天浜 約850m
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(環境省)
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小浦展望広場の左側が開けていて、小浦海岸を見下ろすことが出来ました。
ここでも写真を撮りながら、打ち寄せる白波などをしばらく眺めていきました。
小浦の展望
小浦は水深が浅く、様々な海藻が茂り、美しい海中景観が見られ、
ヨロイイソギンチャクやアカテガニなど多くの生き物が生息しています。
小浦をとりまく崖地の右側と左側では地質が違い、
左側の濃灰色でごつごつした崖地の岩石は火山活動で生じた火砕岩で、
右側は海にたまった玉石や砂が固まった礫岩です。
(環境省)
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小浦展望広場に降り立った所には道標が立っていて、東屋の先に続く道は「小浦海岸140m」となっています。
道標に従って、片側に手摺が設置された混じりの道を降っていきました。
道に覆い被さるようなの下を過ぎてが茂るようになった尾根を緩やかに降っていくと、
程なくして左へ曲がって斜面を降るようになります。
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小浦海岸
笹竹が茂る斜面に続く階段を曲がりながら降っていくと小浦海岸に降り立ちます。
小浦展望広場にあった解説板によると、は火砕岩、
は礫岩で出来ているようです。
波が引いた時には岩礁も見えるようになるので、のようです。
打ち寄せる波に揉まれて角がとれたのか、海岸にはが一面に打ち上げられていました。
満潮水位の辺りには漂着物が散在していました。
日本の物に混じって、が書かれたオレンジジュースのボトルもありました。
朝鮮半島からはるばる海を渡って来たようです。
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まで引き返してきて、左側の舗装路に降りて、
角に立つ道標「庵蛇浜140m」に従って、戻るようにしてを降っていきます。
程なくして、正面に海が見えるようになります。
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庵蛇浜
海に向かって降っていくと庵蛇浜に着きます。
小浦海岸とは違って、こちらは砂浜になっていました。
この浜では海水浴もできるようで、シャワー設備やトイレのある常設ののような建物があります。
この時には海水浴の季節ではなかったので、建物は閉ざされていました。
建物の前は木製のデッキになっていてベンチも設置され、傍には「庵蛇浜周辺案内図」と題したもありました。
浜の右側にはがありました。
正面には猫崎半島や突堤に立つがよく見えました。
海蝕洞
山陰海岸国立公園は、日本海の荒波により彫刻された断崖絶壁や海蝕洞、岩礁が連続する海岸や島々の景観が特徴です。
この庵蛇浜でも海蝕洞が間近に見られます。
海蝕洞とは、崖の断層や割れ目などの比較的弱い部分が波に浸食され、貫通した洞窟のことです。
庵蛇浜の海蝕洞は、海にたまった玉石や砂が固まった礫岩でできていて、大小さまざまな石が挟まっています。
(環境省)
現在地からの距離(散策路)
−自然海岸の浜でのんびりと−
小浦展望台 約140m
展望休憩所 約310m
第2展望台 約21350m
第1展望台 約560m
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休暇村 竹野海岸 約620m
竹野スノーケルセンター・ビジターセンター 約900m
弁天浜 約970m
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(環境省)
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の脇まで引き返してきて、その先の浅い谷筋に続く舗装路を登っていきます。
周囲にはキャンプ場が広がっています。
程なくして、右側にが架かっていて、その先から右の尾根へ登っていく道が続いています。
第二展望台から降ってくる時にあった分岐へ続いているようです。
木橋を過ぎていくと、「竹野キャンプ場案内図」と題したがあります。
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展望休憩所
谷筋に続く舗装路を登っていくと展望休憩所に着きます。
休憩所から振り返ると、などを見渡せる眺めが広がります。
傍には「山陰海岸国立公園 竹野海岸国民休暇村」のがあります。
東側にはやがあり、
その間からへ降りていく道もあります。
山陰海岸国立公園 竹野海岸国民休暇村
この地は昭和38年7月国立公園に指定され数多い名所の中でも代表的な絶勝の地である。
殊にリアス式海岸は学術的価値を始めとし、波静かな海水浴場岩礁の魚釣場など変化に富む海岸の景観をはぐくみ、
都会の人々の郷愁を誘う心の古里となっている。
この近辺は魚類海草類などの宝庫であり、昭和46年大浦地区を海中公園に指定されたのもこの所以である。
これら景勝の地に町民の願望であった国民休暇村を誘致するため、竹野町は東奔西走し、
兵庫県知事を始め各関係者の御理解と御援助によって昭和48年環境庁及び国民休暇村協会において建設が決定し、
そのての喜こびは一入であった。
総面積31.3ヘクタールに及ぶこの広大な土地は百十数人の多くの人々の所有であり先祖伝来の貴い資産であったが、
町の発展に寄与するものとして所有者の強力を得て兵庫県が買収に当り、
環境庁、国民休暇村協会、兵庫県等関係機関によって施設の整備が行われ開村の運びとなった。
こに竹野町民の喜びと誘致に際し御協力賜うた各位に哀心より感謝の意を表するためこの碑を建立するものである。
昭和54年7月11日 兵庫県城崎郡竹野町
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展望休憩所の前は広い駐車場になっていて、周囲には案内板が幾つか設置されています。
「竹野園地総合案内図」と題したは、
最初の宿泊施設の所にあった「山陰海岸国立公園 竹野集団施設地区」と同様の内容ですが、
「」が添えられていました。
先ほどのと同様の「竹野キャンプ場案内図」と題したもありました。
「山陰海岸国立公園」と題したもあって、
鳥取県北東部から京都府北西部にかけての山陰海岸が紹介されていました。
山陰海岸国立公園
京丹後市八丁浜海岸から鳥取砂丘までの約75kmに及ぶ山陰海岸国立公園は、海岸景観が特徴で、
様々な海食地形や火成岩、堆積岩など岩石の種類の多さとその学術的価値などから、
国立公園を含む一帯が日本ジオパークの1つに認定されています。
一方、鳥取砂丘や小天橋に代表される海岸砂丘や砂州の地形も多く見られ、
国立公園内には6か所の海中公園地区があります。
【兵庫県北東部】
兵庫県北西部同様、変化に富んだ海岸線や岩石の造形が特色で、
内陸部の円山川ほとりには、柱状節理が大規模に発達した玄武洞などの景勝地があります。
山陰海岸国立公園の竹野海中公園には、竹野スノーケルセンター・ビジターセンターがあります。
春〜秋期は、海中の様子がライブカメラで見られます。
【はさかり岩】
洞門の天井部分が落下し、岩と岩との間に挟まった奇岩です。
【竹野スノーケルセンター・ビジターセンター】
貴重な自然や生き物たち、その環境とのつながりを分かりやすく紹介しています。
また、スノーケル教室など各種プログラムが開催されています。
【玄武洞】
江戸時代に名づけられた「玄武洞」という名前から、「玄武岩」という岩石の日本名が明治時代に命名されました。
ここでは、160万年前の火山活動によりできた美しい柱状節理を見ることができます。
(※柱状節理:溶岩が冷え固まる時に、規則正しい割れ目を作り出したものを節理といい、
割れ目が柱状のものを柱状節理といいます)
(環境省)
現在地からの距離(散策路)
第1展望台 約610m
第2展望台 約430m
展望休憩所 約30m
竹野スノーケルセンター・ビジターセンター 約950m
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小浦展望台 約220m
庵蛇浜 約360m
弁天浜 約660m
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(環境省)
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弁天浜(*)を訪ねるのは省略して、記念碑の傍からに出て右へ登っていきます。
青緑色の金網柵で囲まれたの脇を過ぎ、
道なりに左から右へ曲がりながら登っていくとがあります。
その右側が少し開けていてを眺めることができました。
駐車場を回り込むように左へ進んでいきます。
途中にある階段から散策路に出て右へ進んでいくと、第一展望台の傍にあるに戻ってきます。
角に立つ道標「大浦海岸方面・スノーケルセンター530m」に従って、未舗装の道を降っていきます。
*後日に弁天浜までの道を歩きました。
途中の分岐を右折して、電波塔の立つ峠を越えて降っていくと、
ここから11分ほどでに着きました。
その海辺が海水浴場ので、中ほどは砂浜で、両側は礫岩の岩礁になっていました。
(ルート図には緑色の線で示しておきます)
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海に突き出た黒崎鼻を眺めながら降っていくと、
間隔の広い横木の階段の先にが現れます。
階段が終わった先に道標が立っていて、この先の道は「スノーケルセンター460m」、今来た道は「休暇村100m」となっています。
間隔の広い横木の階段を緩やかに降っていくと、再びが現れます。
階段が終わって、間隔の開いた横木の階段を降っていくと、
樹木が途切れる所にが立っていて、この先の道は「スノーケルセンター410m」、今来た道は「休暇村150m」となっています。
道標を過ぎていくと、黒崎鼻や大浦海岸が見えるようになります。
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程なくして現れる縦杭の階段などを降っていくと舗装路に降り立ちます。
脇には道標が立っていて、右の道は「大浦海岸方面・スノーケルセンター350m」、
左の道は「スノーケルセンター遊歩道・県道」、今来た道は「休暇村210m・小浦展望広場600m」となっています。
道路を横切った所にがあります。
下を覗いてみるとが見えていましたが、階段を指す道標類は見かけなかったので、
右に続くを降っていきました。
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を眺めながら舗装路を緩やかに降っていきます。
100mほど進んでから左へU字形に曲がっていきます。
次第に近づいてくるを眺めながら進んでいくと、
竹野スノーケルセンター・ビジターセンターに着きました。
手前には宿泊施設の傍にあったのと同様の「山陰海岸国立公園 竹野集団施設地区」と題したがありました。
オフシーズンで閑散としていそうだったので、建物の中へ入るのは止めておきました。
現在地からの距離(散策路)
第1展望台 約340m
休暇村 竹野海岸 約400m
第2展望台 約550m
展望休憩所 約950m
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小浦展望台 約760m
庵蛇浜 約900m
弁天浜 約1610m
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(環境省)
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大浦海岸
建物の前の階段から海岸に降りていくと、目の前には磯浜になった大浦海岸が広がっていました。
センターの脇には「山陰海岸国立公園 大浦湾の自然」と題したがあり、
「今見られる植物・生物」と題した写真も掲示されていました。
山陰海岸国立公園 大浦湾の自然
竹野海中公園
竹野の海岸線は、兵庫県最北端の猫崎半島や海蝕断崖、砂浜などがあり、
変化に富んでいるところに美しい海岸景観を見ることができることから、昭和38年に山陰海岸国立公園に指定されました。
ここ大浦湾周辺の海域には対馬海流が流れ込んでいるため、年間平均水温は18度以上と暖かく、南方系の魚を見ることもできます。
また、陸水からの影響が少ないことから透明度の高い海域として知られています。
海岸部を見てもそうですが、その複雑な地形は海底部まで及んでおり、
海中には多くの種類の海藻と多くの魚貝類が生育し、すばらしい海中景観を有しています。
よって、ここ大浦湾は海中公園に指定され、スノーケルセンターをはじめとした自然とのふれあい推進のための施設が整備されています。
大浦湾の模式図
大浦湾の海中にはヤツマタモク、ホンダワラ、スギノリなどの海藻群落をはじめ、のような魚貝類が数多く生息しています。
(環境省)
今見られる植物・生物
スナビキソウ アカヒトデ ウミウ ヒラワツナギソウ
イソスジエビ イトマキヒトデ カギノテクラゲ アオウミウシ
タツノオトシゴ ハオコゼ ケヤリムシ シロウミウシ
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大浦海岸を少し散策してから引き返してきます。
スノーケルセンターの建物を過ぎていくと道標が立っていて、
右へ登っていくは「休暇村300m」、今来た道は「スノーケルセンター70m」となっています。
降ってきた時に歩いた舗装路を引き返してもいいのですが遠回りになるので、道標に従って階段を登っていきました。
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竹野海岸
横木の階段や木製階段が混じった形の階段を登っていくとに出ます。
道路を渡った所にたつ道標「休暇村210m・小浦展望広場600m」に従って、先ほど降ってきたを登っていきます。
横木の階段や縦杭の階段混じりの道を登っていくと、の脇に着きます。
道標「休暇村30m」に従って散策路を引き返していくと、最初の「休暇村 竹野海岸」の宿泊施設に戻ってきます。
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