概 要 |
鉢伏山は、香美町と養父市の境にある標高1222mの山です。
南側や北側はスキー場になっていて、周囲は広々とした斜面になっています。
山頂やゲレンデからは、山並みを見渡せる眺めが広がります。
今回は北側にある登山口(ハチ北駅)からゲレンデ「スカイロード」を経て鉢伏山へ登り、北東のゲレンデ「樹氷コース」を降るルートを周回します。
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起 点 |
香美町村岡区 大笹地区
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終 点 |
香美町村岡区 大笹地区
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大笹地区…登山口…鉢伏山…下山地…ハチ北展望駅…大笹地区
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所要時間 |
2時間10分
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歩いて... |
森林基幹道「瀞川・氷ノ山線」は、養父市と香美町の境にある峠から北側は地道になりますが、
深く窪んだ所には砂利が敷かれて整備されています。
砂利道でガタガタはしますが、車での走行に問題はありませんでした。
ゲレンデに明瞭な道はありませんが、夏草が刈り払われていて歩くのは容易です。
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関連メモ |
鉢伏山,
鉢伏山,
鉢伏山,
鉢伏山,
鉢伏山,
鉢伏山
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大笹地区
養父市大久保の鉢伏高原から森林基幹道「」を進んでいきます。
入口には「瀞川・氷ノ山線」などの標識が立っています。
すぐ先に森林基幹道の看板があって、「」の案内図が載っています。
曲がりながら登って養父市と香美町の境の峠まで来ると、手前にがあります。
「氷ノ山展望駅について」のがあって、
「」が載っています。
振り返るとが見えます。
ズームアップすると、山頂にある避難小屋も見えます。
地道になる緩やかな森林基幹道を曲がりながら進み、ハチ北展望駅を過ぎて谷筋を回り込む所まで来ると、
道の脇が少し広がっているので、ここに車を止めさせて頂きます。
傍には起点からの距離を示す白い標柱「15.4」や「中級 クリスタKAZAO 北壁トリプルリフト乗り場」の標識が立っています。
森林基幹道 瀞川・氷ノ山線(瀞川工区 延長20.7km)
この道は林道です。
林道は木材を運び出したり、森林を守り育てるために設置された道路です。
以下のことを承諾・厳守されたうえで利用願います。
1 |
一般道(公共交通に寄与することを目的とする国道等)に比べ次のことが異なります。
注意して走行して下さい。
・道幅が狭く、急カーブが多い
・未舗装で悪路が多い
・落石・倒木の危険が多い
・ガードレール・カーブミラーが少ない
・急勾配が多い
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2 |
次の期間は通行しないで下さい。
・豪雨・強風 → 土砂崩れ・倒木の恐れがあります
・降雪・凍結時 → 除雪は行いません
・夜間・霧がかかった時 → 街灯はなく、見通しが悪いです。
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3 |
次のことは行わないで下さい。
・暴走行為・通行の妨げにある行為
・林道施設・しゅうへんの自然を損傷・汚染する行為
・火気の取扱い
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4 |
構造上、次の車両は通行できません。
・積載時重量制限 20トンを超える車両
・積載時制限長 12メートルを超える車両
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5 |
走行速度は20km/h以下を心がけましょう。
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6 |
ゴミ等の不法投棄は法律で罰せられます。
絶対に捨てないでください。
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7 |
許可なく林道を占用することは禁止しています。
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ひょうごの屋根・緑の回廊(瀞川・氷ノ山林道、鉢・瀞川ルート)
(6)氷ノ山展望駅について
鉢伏山から東鉢伏方面へと延びる、養父市と香美町との境の尾根に位置し、
氷ノ山が真正面に、眼下にハチ高原のロッジ群が望める箇所です。
ここから鉢伏山への登山道があり、20〜30分で頂上に行くことができます。
この場所には、昭和63年に林道の開通を祝って「記念碑」が建てられています。
この場所は、ルート起点より11.8km、標高1,050m。
(前駅)
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徒歩での所要時間
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(次駅)
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(5)ハチ北展望駅
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…50分,1.7km… (6)[当駅] …60分,2.8km…
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(7)ハチ高原中央駅
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登山口
先へ続くを進んでいきます。
軽い降り坂になると、「15.3」が立っています。
左へ戻るように登っていく山道が分れていて、ここが今回の登山口になります。
駐車地から1分ほどの所になります。
入口には「鉢伏山登山口(ハチ北駅)」のが立っています。
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側溝を跨いで、夏草が刈られた広めのを登っていきます。
森へ入っていくと狭くなりますが、は続いています。
少し左へ曲がりながら登っていくと、幅の狭いになります。
程なくして地道になる道を明るい所へ向かって登っていくと、「トレイル右折」の標識が右の尾根を指しています。
正面の谷筋は歩けそうな様子ですが明瞭な道は見かけません。
ここは標識が指すにある僅かな踏み跡を登っていきます。
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思いのほか傾斜がを登っていきます。
狭いのような所もありますが、すぐに傾斜が増してきます。
頑張って登っていくと、次第に傾斜がになってきます。
所々に「細部図根」の黄頭短杭を見かけます。
緩やかになった道を進んでいくと、木に取り付けられた「トレイル」のを過ぎていきます。
程なくしての端に出ます。
右へ曲りながら続く道を進んでいくと、山道からゲレンデ(A地点)に出ます。
登山口から14分ほどの所になります。
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左にを眺めながらゲレンデを登っていきます。
ゲレンデに明瞭な道はありませんが、を辿りながら登っていきます。
この先で見かける案内図によると、このゲレンデは「スカイロード」というようです。
少し左へ曲がりながら続くを登っていきますが、
日差しを遮るものがない炎天下で、汗が噴き出し息も切れてきます。
しばらく登っていくとが敷かれるようになります。
振り返って、広がってくるを眺めながら、休み休み登っていきます。
また草刈り跡を登るようになると、右側に防護柵が続くようになります。
右を振り返ると、僅かながあります。
登山口から26分ほどの所になります。
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石がゴロゴロする所もあるを登っていきます。
を更に登っていきます。
草がなくなって、またになります。
石ゴロ道が終わると、またが敷かれた道になります。
山頂が近づいてくると、緑のシートが敷かれるようになります。
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鉢伏山(標高1222m)
防護柵に沿って登っていくと、が見えてきます。
程なくして、広くなった鉢伏山の山頂に着きます。
登山口から47分ほどで登って来られました。
山頂にある標柱には時刻と気温を交互に表示するが取り付けられていて、
この時は25℃を示していました。
振り返ると、には「鉢伏頂上 標高1221m」と「ハチ〜ハチ北」の板が取り付けられています。
手前には「鉢伏山山頂 1221米 関宮町」の標識が取り付けられたコンクリートで固められたケルンのようなものがあります。
ケルンには 「高坪方面(林道へ)」、「村岡町」、「高丸山方面」の標識が各方向を指していて、道標の役目も果たしているようです。
以前には三角点もあったのですが、すでに撤去されていて痕跡は見かけません。
炎天下に急なゲレンデを登ってきて大汗を掻いて疲れたので、周囲の景色を愛でる前に、の日陰に入って休憩していきます。
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水分補給して少し落ち着いたら、周囲に広がる景色を眺めていきます。
『一ヵ所からぐるり』という訳にはいかないので、各方角に少し出ながら眺めていきます。
南南西の方角にはが聳え、山頂にある避難小屋も良く見えます。
来る時に通った鉢伏高原にあるの入口も見えます。
には、石が積まれたケルンのある小峰が見えます。
手前に見える道は、来る時に通った森林基幹道の峠へ降りていけます。
には、高丸山から小代越へ続く道が降っています。
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眺めも愛でて落ち着いたところで、北側のの脇から下山していきます。
右側にはがあって、神岩霊石の場所を示す小規模の石庭になっています。
記念碑には「」が載っています。
右側のから降っていきます。
次第に傾斜が増してくるゲレンデを降っていきます。
この先で見かける案内図によると、このゲレンデは「樹氷コース」というようです。
少し夏草が育ち気味ですが僅かな草刈り跡も続いていて、歩くのに支障はありません。
記念碑
鉢伏山(標高1221米)は今から約180万年前の前期更新世の火山噴出によって作られたといわれている。
山頂付近の奇岩、巨岩は鉢伏安山岩と呼ばれ、山の表土は黒色の火山灰質土壌で覆われている。
鉢伏山は全山千古の老木と根曲竹の群生する深山で、
神々の住む山として古くより人々の信仰の対象としての神山であった。
山頂に点在する奇岩、巨岩は、当地出身の画家西村魅人氏の手によって記録され、
「鉢伏山霊石」として今日に伝えられている。
昭和21年、出口王仁三郎師の開山によりこれらの神岩霊石が広く知られる事となったが、
この度の開発に伴い移転される事になった為、これらの霊石の点在図を作り後世に伝えるものである。
平成6年9月吉日 (村岡町大笹区)鉢伏開発観光株式会社
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降り傾斜が増してくると、曲がっていきます。
目の前に広がるを眺めながら降っていきます。
思いのほかが急なので、足を滑らせて尻餅をついたりしないよう注意しながら降っていきます。
ポツンと生える樹木まで来ると、ゲレンデは曲っていきます。
広がる景色を眺めながらを快調に降っていきます。
しばらく降っていくと、ゲレンデは左へ曲がっていきます。
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右側にが続くようになるゲレンデを降っていきます。
正面の奥にはのようなものが見えますが、日本海なのか雲なのかはよく分かりません。
次第に傾斜が緩やかになるを降っていきます。
程なくして、左からゲレンデがしてきます。
リフトの脇を少し右へ曲りながら降っていくと、左右に通る作業道(B地点)に出ます。
鉢伏山から27分ほどの所になります。
正面には「展望レストラン ハチ北」の標識が立っていて、右の道を指しています。
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右の道を進んでいくと、程なくしてに出ます。
右側には展望レストラン ハチ北があります。
左へ曲がって、を更に降っていきます。
リフトの下を過ぎて、曲りながら降っていきます。
をくぐり返していきます。
右から左へ曲がりながら降っていくと、またT字路に出ます。
正面には標識が立っていて、右のゲレンデは「上級 アルペンコース」、左のゲレンデは「チャレンジ迂回コース 中級」となっています。
(*)の先には、北壁ペアリフトの乗り場が見えています。
*駐車地へは近かろうと思って左の道を進んでみますが、リフト乗り場の所で行き止まりになっています。
乗り場の傍にあるトイレが設置されたには「」の案内図が出ていて、
リフトや今回歩いたゲレンデの名前などが載っています。
(所要時間に含めず)
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下山地
を進み始めると、すぐに簡易舗装路になります。
リフトの下をくぐっていくと曲がっていきます。
リフトの下をくぐり返す所まで来るとになります。
右下には森林基幹道にあるが見えます。
地道を真っ直ぐ進んでいくと、左右に通る森林基幹道に出ます。
鉢伏山から40分ほどで降りて来られました。
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ハチ北展望駅
振り返って、降ってきたを眺めていきます。
車を止めてきた駐車地へは左の道を進んでいくのですが、のすぐ先にハチ北展望駅があるので、ちょいと立ち寄っていきます。
軽く降ってリフトの下まで来るとハチ北展望駅があります。
脇には緑の標識「15.9」が立っています。
「ハチ北展望駅について」と題した解説板があって、「」が載っています。
少し先へ出てみるとが広がります。
奥にあるのが、解説板に載っている妙見山から蘇武岳へ続くのようです。
ひょうごの屋根・緑の回廊(瀞川・氷ノ山林道、鉢・瀞川ルート)
(5)ハチ北展望駅について
林道沿いの大きなトチノキに囲まれ、近くをハチ北スキー場のゲレンデが横切っています。
正面には但馬中央山脈(妙見山、蘇武岳)が見え、眼下にはハチ北高原のロッジ群が一望できます。
この場所は、ルート起点より10.1km、標高970m。
(前駅)
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徒歩での所要時間
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(次駅)
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(4)野間峠駅
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…40分,1.3km… (5)[当駅] …50分,1.7km…
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(6)氷ノ山展望駅
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往復6分ほどでまで引き返してきて、先へ続く森林基幹道を進んでいきます。
すぐにのような所を進んでいきます。
切通を過ぎるとマロニエ広場へ降りていく道が分れていきますが、見送っていきます。
高いの脇を進んでいきます。
防護柵を過ぎると、マロニエ広場へ続く道が右前方に分れていきますが、これも見送っていきます。
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大笹地区
先へ進み始めるとに出ます。
右下にはが見えます。
またのような所を過ぎていきます。
切通を過ぎると、をくぐっていきます。
右下にはマロニエ広場にあるが見えます。
更に進んで谷筋を回り込む所まで来ると、車を止めておいた駐車地に着きます。
ハチ北展望駅への立ち寄りも含めて、下山地から14分ほどで到着しました。
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