三成山
概 要 三成山は新温泉町にある標高535.9m(点名:田君谷山)の山です。 一等三角点のある山頂には天測点があります。 山頂は樹木に囲まれていて展望は良くありませんが、途中の尾根には眺めの広がる所があります。 今回は西側を通る森林基幹道池ノ尾線を起終点として山頂へ至るルートを往復します。
起 点 新温泉町 諸寄地区
終 点 新温泉町 諸寄地区
諸寄地区…登山口…小峰A…小峰B…鞍部…三成山…鞍部…小峰B…小峰A…登山口…諸寄地区
所要時間 1時間30分
歩いて... 地形図に実線で載っているルートを歩きます。 尾根に明瞭な道はありませんが、藪漕ぎする所はありません。 境界杭が点々と続き、テープも見られます。 傾斜が少し急な所もあって、何度も立ち止まって汗を拭き呼吸を整えながら遅速で登りました。 以前には山頂付近に笹が茂っていましたが、一斉に枯れてしまったようで、まったく見かけませんでした。
関連メモ 三成山, 三成山, 三成山
コース紹介
諸寄地区
新温泉町の諸寄地区を通る国道178号の雪浜橋から県道168号に入っていきます。 県道262号に変わった道を南下し、大栃川橋りょうをくぐり野田橋を渡っていくと、 大栃川にが架かっています。 橋を渡った所からが始まります。 すぐの所に「」の看板があって、 起点から終点までを描いた図が載っています。 傍には「」もあり、 起点から終点までを描いた同様の図が載っています。 「」もありますが、 この場所から駐車地までは高低差が400m以上あるようです。 起点からの距離を示す「18.1」の白い標柱もあります。 森林基幹道は舗装されていますが落石が目立ち、道に倒れ掛かる木竹を避けながら慎重に走行していくと、 「13.3」の白い標柱を過ぎたすぐの所の路肩が広がっているので、ここに車を止めさせて頂きます。 (
森林基幹道 池ノ尾線(終点) (全長 18.1km)
この道は林道です。 林道は木材を運び出したり、森林を守り育てるために設置された道路です。 以下のことを承諾・厳守されたうえで利用願います。
一般道(公共交通に寄与することを目的とする国道等)に比べ次のことが異なります。注意して走行してください。
・道幅が狭く、急カーブが多い。
・落石・倒木の危険が多い。
・ガードレール・カーブミラーが少ない。
・急勾配が多い。
次の期間は通行しないで下さい。
・豪雨・強風時 → 土砂崩れ・倒木の恐れがあります。
・降雪・凍結時 → 除雪はおこないません。
・夜間・霧がかかった時 → 街灯は無く、見通しが悪いです。
次のことは行わないで下さい。
・暴走行為・通行の妨げになる行為
・林道施設・周辺の自然を損傷・汚染する行為
・火気の取扱
構造上、次の車両は通行できません。
・積載時重量制限 20トンを超える車両
・積載時制限長  12メートルを超える車両
走行速度は20km/h以下を心がけましょう。
ゴミ等の不法投棄は法律で罰せられます。絶対に捨てないで下さい。
許可なく林道を占有することは禁止されています。
林道管理者 兵庫県但馬県民局朝来農林振興事務所
森林基幹道 池ノ尾線 案内図
池ノ尾線からの眺望 条件が良ければ大山・隠岐諸島まで見えることがあります。
林道を利用されるみなさまへ  林道は森林の管理や木材の運搬をするために設置された道路です。 右に書かれたことを理解した上で利用してください。
林道は、一般道に比べ次のことが異なります
○山間部を通り、未舗装で凸凹が多い
○道幅が狭く急カーブが多い
○ガードレールやカーブミラーが少ない
○土砂崩れ・落石・倒木の危険性が高い 
利用にあたっては以下の禁止事項・マナーを守ってください
○悪天候時(豪雨・強風・降雪・凍結・濃霧)や夜間の通行禁止
○暴走行為、通行妨害、林道施設・自然を損傷する行為、火気の取扱い、不法投棄の禁止
○積載時重量20tを超える車両、積載時制限長12mを超える車両は通行できません
○安全な走行速度は20km/h以下です
○林道を占有するときは予め右記事務所で許可を得てください
管理者 兵庫県県民局 朝来農林振興事務所 管理課
登山口
歩く準備をして、を進んでいきます。 切通のような所を過ぎていくと、「13.2」のが立っています。 振り返ると、作業道が分れていくになっています。 作業道の入口には「関係者以外車両の通行を禁止します」の看板が出ています。 尾根の先端に、緑色の土嚢を積んだ小径があります。 ここが今回の登山口になります。
ここから三成山までは地形図に実線の道が描かれています。 実線のルートに沿って歩きますが、現地ではそれらしい道は見かけません。 境界杭やテープが点々と続くばかりですが、藪漕ぎするような所はなくて、歩くのに問題はありません。
小峰A
急な小径を少し左へ曲がりながら登っていくと、程なくして緩やかなに出ます。 尾根には「地籍調査」の青頭短杭・「界」の赤プラ杭・「図根多角」の黄頭短杭などの境界杭が続いています。 「一」のタイルが嵌め込まれたも見られます。 軽い登り坂になると、僅かにのようなものが現れます。 左に見えてくるを眺めながら進んでいきます。 と思われる海辺も見えます。 倒木などがあって歩き難い窪んだ道の左側を通ったりしなが登っていくと、標高430mほどの小峰Aに着きます。 登山口から5分ほどの所になります。
になる尾根を進んでいきます。 傾斜が緩やかになると、が広がってきます。 地形図に実線で載っているルートは左側の平坦な斜面(*)のようですが、 この時には分からずに正面の僅かな尾根の背を進んでいきました。 が少し煩わしい所を登っていきます。 傾斜が弛んでくると、僅かにを過ぎていきます。 すぐに登り坂になるとが茂るようになります。 傾斜が増してくるので、脇の樹木に手を掛けながらを登っていきます。 少し左へ曲がりながら登っていくと尾根の背に出ます。 左からは歩き易そうな(*)が登ってきていて、地形図に実線で載っているルートに復帰したようです。
*下山時には地形図に実線で載っているルートを歩きました。
小峰B
が見られる尾根を登っていきます。 少し登っていくと、右側にが見える所があります。 が点々と続く尾根を登っていきます。 曲がっていくと、次第に傾斜が弛んできます。 少し右へ曲がりながら登っていくと、標高530mほどの小峰Bに着きます。 登山口から27分ほどの所になります。 中ほどには石杭・青頭短杭・赤プラ杭などのがあります。
右へ曲がって降っていくとになります。 軽く登り返していくと、曲がっていきます。 軽く登っていくと、標高530mほどの僅かなに着きます。 曲がって降っていきます。 緩やかな所から軽く登り返していくと、標高530mほどの僅かな高みに着きます。
鞍部
曲がって降っていきます。 緩やかになった先を、曲がって降っていきます。 程なくして、広めの道が斜めに尾根を横切っていく浅い鞍部に着きます。 登山口から35分ほどの所になります。 (*1)の入口には「みなるやま」の標識が取り付けられた樹木があって、後山地区へ降りていけます。 (*2)は田君地区や栃谷地区へ降りていけます。
*1 右前方の道は「三成山」, 「三成山」を参照。
*2 左後方方の道は「三成山」, 「三成山」を参照。
三成山(標高535.9m)
に続く道を軽く登っていきます。 以前に来た時には道の左右に笹などが茂っていましたが、一斉に枯れてしまったようで、まったく見かけません。 道なりに登っていくと三成山に着きます。 登山口から38分ほどで登って来られました。 中ほどには「田君谷山」があるので、地形図に載っている535.9m峰になるようです。 周囲には樹木が茂っていて眺めは広がりませんが、周囲の様子を確認しながら休憩していきます。 山頂には「三成山 536.2m」のがあり、 傍の樹木には「三成山 536.1m」や「三成山 536 一等三角徘徊中」の標識が取り付けられています。 こんもりとした所には、 高さ1m半ほどの八角柱のもあります。 「後山下山路」の標識が取り付けられた樹木がある(*)は、後山地区や田君地区へ降りていけます。
*正面の尾根は「三成山」, 「三成山」, 「三成山」を参照。
鞍部
落ち着いたところで、を引き返していきます。 境界杭が見られるを軽く降っていきます。 しばらく降っていくと、広めの道が尾根を斜めに横切っていく浅い鞍部に着きます。 三成山から2分ほどの所になります。 左右の広めの道は見送って、元来たを軽く登っていきます。
小峰B
少し右へ曲がりながら登っていくと、標高530mほどのに着きます。 少し左へ曲がって軽く降っていくとになります。 軽く登り返していくと、標高530mほどのに着きます。 少し左へ曲がって降っていくとになります。 少し登り返していくと、中ほどに石杭・青頭短杭・赤プラ杭などの境界杭がある標高530mほどの小峰Bに着きます。 三成山から10分ほどの所になります。
左へ曲がって降っていくと、来る時には気が付かなかった「ビューポイント」のが取り付けられた樹木があります。 鉢伏山氷ノ山仏の尾扇ノ山などの名前が書かれていますが、 周囲には樹木が茂っていて残念ながら見えません。 歩き易いを淡々と降っていきます。 しばらく降っていくと、が見られるようになります。 左側に見えてくるを眺めながら降っていきます。 やがて左側に明るい斜面が見えてきます。 三成山から21分ほどの所になります。 誤って登ってきた斜面のようなので、地形図に実線で載っているルートを辿るべく、正面の尾根を降っていきます。
少し降っていくとになります。 軽く登り返していくと、標高430mほどのに着きます。 左へ曲がって広がってくるを降り始めると、右側が開けてきます。 ちょいと右へ出てみると、眼下には車で来た森林基幹道が通っていて、目の前に山並みが広がる展望地になっています。 三成山から26分ほどの所になります。
でも写したりしながら、しばらく眺めていきます。
元に戻って、を進んでいきます。 左側の浅い谷の先には、が見えます。 になった所を降っていきます。 を見ると眺めが広がりそうです。 ちょいと右で出てみると、諸寄漁港が少し見えます。
元に戻って降っていくと、緩やかなになります。 を見ると、また眺めが広がりそうです。 右に出て、森林基幹道の上からまたを眺めていきます。 元に戻って進んでいくと、左から来る尾根の背に合流します。 三成山から31分ほどの所になります。
小峰A
程なくしてになる尾根を進んでいきます。 を過ぎていきます。 また登り坂になる尾根を進んで緩やかになると、標高430mほどの小峰Aに着きます。 三成山から34分ほどの所になります。 中ほどには「国土調査」の青頭短杭と「界」の赤プラ杭があります。
僅かにが現れる尾根を降っていきます。 程なくして、が明るくなってきます。 ここでもに出てみます。 すぐに森林基幹道の上に出ますが、先ほどよりも高低差が減ってきた気がします。 ここもが広がる展望地になっています。
登山口
に戻って進んでいきます。 を快調に降っていきます。 次第に降り傾斜が増してくると、が見えてきます。 左肩に現れるを降っていきます。 緑色の土嚢に沿って右へ曲がりながら降っていくと、「13.2」の白い標柱が立つ森林基幹道に降り立ちます。 三成山から40分ほどで降りて来られました。
展望地で何度も景色を眺めたりしていたこともあって、登り時よりも長い時間がかかりました。
諸寄地区
振り返って、を再度眺めていきます。 のような所を過ぎていきます。 切通を抜けていくと、車を止めておいた駐車地に着きます。